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ウルトラマラソンに魅せられた自然派ランナーのブログ

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2023.05.02
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カテゴリ:マラソン
目覚めると5時半、約3時間半の睡眠を取ることが出来、眠さも残りますが目が覚めました。
洗面&歯磨きを済ませ、トイレ大に入りましたが、殆ど出ませんでした。
昨日はカレーライス大盛も食べ、それまでの蓄積物を重力で押し出せるかと思いましたが、中々思うようには行きません。

大部屋に入ると、小田原在住YKさんが荷物整理をして居られました。既に私が飲んでいた赤ワインの残り半分を消費されたそうで予定通りです。
YKさん曰く、内山峠は夜中は6℃を指しておりとても寒く、更に未明の小諸は1℃と小諸GCHに入る直前が最も寒さが堪えたそうです。

SAJの数々の大会に参加されており、どんなに過酷な天候でも絶対に途中棄権しない強いランナーであるMYさんが足の肉刺の処理をされておりました。
既に見ていて痛々しいです。

因みに私の後に入って来られたのは4年ぶりに川の道に参加されているYKさん(2018年5位)で、今は寝室にて熟睡中のようです。
身支度をしていたらFKさん、FTさんも到着し、これで12人が前半を終了させました。

大きな荷物&寝袋をスタッフに預け、IKさん、ISさんに次いで、6人目として小諸GCH(グランドキャッスルホテル)(CP13-261.7Km)を6:12に出発しました。

昨年、小諸を出た時は脚が鉛のように重たく、軽い内臓疲労に因る心肺機能の低下がありましたが、今年は少しは良い状況にあるかも知れません。
昨年この第3区間を19時間36分掛けて走り切りましたが、今年は旧三箇小に何とか今日中に18時間切りで到着したいです。

小諸からゴールの新潟までは過去6回自分の脚で走った道(ハーフで2回、フルで4回)、勝手を知ったホームグラウンドとまでは行きませんが、安全地帯に入ったような感じで、精神的に安堵感が広がります。

本日の長野の天気は晴、一昨年のように飯山の先の山間部で雨が降る心配は無さそうで、本当に何よりです。
気温は18℃/6℃と、既に寒さは感じず、シャツ2枚で走れております。
道路沿いの温度計も7℃を指しておりました。


国道18号に出ると、道は進むに連れて緩やかに下って行きます。
千曲川沿いに河口へ向かっているのですから、当然と思われるかも知れませんが、実際のところ170Km先の小千谷市街に入るまではアップダウンが繰返されます。


7年前、川の道ハーフに初参加した時は、この界隈は仲間と共に約20名の集団となって楽しく走っておりましたが、本日は単独走です。
IKさんやISさんに追い付くためにはスタート時差から見ますと相当時間を要しそうです。
国道18号と共に勿体ない位に坂を下りて行きますが、脚が重くて下り坂でもペースアップ出来ません。

本日も平日の火曜日、学校へ集団登校する子ども達から「おはようございま~す!」と声が掛かり、此方も挨拶します。
自動車も脇道から出て来たり入って行ったりと車数も多く、改めて多くの人達は普通の平日を過ごされている事を思い知らされました。

下り坂途中にあるすき家前を通過、昨年は此処で朝食を取っていたISさんの前を私が通過したのですが、今年は店内を覗いてみたものの居りません。
恐らく私より1時間以上前に小諸を発っている筈ですので、流石に此処には居ないでしょう。

上田市内に入り、信濃国分寺駅前を通過、

その後、国道から左斜めへと上田市街地に入り、コースは上田駅前を右折しますが、そのまま直進して上田駅に突入します(8:28)。

駅蕎麦を食べるべく、駅構内に入ったのですが、なんと閉店の張り紙!!
駅から駅蕎麦を排除して、何処で駅蕎麦を食べれば良いのか!?
何となく納得行かない状況に腹立たしく思いながら、上田駅を後にしました。

コースに戻り、その先を右折して坂を上り、上田市・上田城址入口(CP14-280.4Km)に8:38着。

昨日の内山峠から小諸までの高速ランの所為か、脚が重たく、既に使い切った感があり、中々理想的なペースで走れ続けられません。

再び国道18号に出て、西進して参ります。
東南アジアの市場のような雰囲気の市場横を通過します。


北陸新幹線の高架を潜り、千曲川沿いに下流に向かって進みます。
福無量直売店郷の蔵にてトイレを拝借しました。トイレの水が美味い!!

遠くに雪を被った北アルプス連峰が太陽の光を浴びて輝いております(9:53-289Km辺り)。

右からは山が迫り、左に千曲川が流れ、その向こうに信州の山々が連なり、その全てに青空が覆い被さり、『川の道』という言葉に相応しい気持ち良い風景が続きます(10:08-291Km辺り)。


295Km地点、1週間前に妻との下見ドライブで訪れた国道沿いの茅葺屋根の蕎麦屋「萱」には10:38に到着。

「準備中」と出ている看板を確認し、例年立寄るローソン千曲戸倉駅前店も通過しました。
何処かで蕎麦屋に入りたいです。
セルフ形式の丸亀製麺的な手軽に食べられるお店があれば最高です。

千曲市街に入ると自然と信号待ちの機会が増えますが、3日目ともなると赤信号で止まる時間が勿体ないといった感覚は薄らぎます。
最初のセブンイレブン千曲打沢店に入り、トイレを拝借後、暑くなって来たので冷珈琲(110円)を一気飲みしました(11:12)。

更埴IC手前で昨年7~8分気絶した陽当たり良好綺麗な薄緑色のふさふさ芝生があり、そのまま其処に倒れたい衝動に駆られましたが、今年は今の所それ程眠気は襲って来ておりません。

更埴ICの先で「新潟まで219Km」という気の遠くなるような標識が現れましたが(11:46)、513Kmランが残り219Kmとなり、かなりポジティブな案内として捉えられます。

因みにこの案内板は国道18号経由で新潟までの距離になり、『川の道』のコースはもう少し短く、この辺りが302.5Km地点(残り210.8Km)のようです。

長野市・篠ノ井橋北詰(CP15-304.1Km)に11:58着。

小諸から僅か42Km余りの距離を6時間近くも掛けてしまいました。やはり身体は正直です。
晴れた明るい千曲川を望めました。川の道で千曲川を渡るのは此処が初めてで、此処からは千曲川左岸となります。

此処からは県道77号(長野上田線)に入り、長野市中心街へ向かって進みます。
気温もぐんぐんと上がって来て、未だ暑くはないですが、咽喉の渇きを感じるようになりました。
セブンイレブン長野南原店にてトイレを拝借し、野菜果汁飲料とinゼリーエネルギーを購入、その場で全て飲み干しました(12:29-307.5Km辺り)。

ラーメン屋は次々と現れるのに、蕎麦屋が現れません。
この光景だけ見ていると、長野の名物はラーメンなのかと思われてしまいそうです。

乗鞍・松本から流れて来る犀川と鬼無里・戸隠から流れて来る裾花川の合流点を丹波島橋で渡ります(13:17-312Km辺り)。
例年、裾花川の方が濁っているのですが、本日は犀川の方が濁って見えます。乗鞍・松本の方でより多くの雨が降ったのでしょうか?

安曇野の山葵園の水も此処に流れて来ます。益々ざる蕎麦を食べたくなりました。

九反交差点の走っている側の左角にそば忠という小さなお店があり、此処ならと思ったのですが、目の前で7人位の家族連れがぞろぞろと入店して行くのが見え、待たされそうな気配を感じ、通過してしまいました。
後から調べたら、メニューに滑子おろし蕎麦、辛味大根おろし蕎麦もあり、是非とも食べたかったです。
来年は此処に立寄ろうと思います。
水曜日定休日で来年は木曜日に此処を通るので営業しているようです。

長野駅の近くを通過、昨年は7年に一度の御開帳年で善光寺へ向かう車に地元の人々が交通規制を呼び掛けておりましたが、今年はそのような光景は見られず、更に平日という事もあり、今の所人混みは見られません。
緩い坂道を走り切り、突当りを右折、そして善光寺の参道に入ると、流石に人混みとなり、邪魔にならない程度に時々歩いたりしました。

参道に蕎麦屋はあるものの、店内で順番待ちをしていたりで、すぐに食べられる気配ではありませんでした。
今年は入場規制もなく、一番奥の本堂まで無難に辿り着けました。

長野市・善光寺本堂(CP16-317.2Km)に13:59着。
お祈りをして引き返しました。

そして毎年恒例、すや亀にて味噌ソフトクリーム(400円)休憩をしました。

疲労した身体には最高で、キャラメルソフトを食べている感じで、本当に甘く美味しく感じました。
味噌の重たい濃厚感は無く、寧ろシャーベット系の軽さのある食べ易いソフトクリームです。
同じく販売している海苔巻味噌お握りも食べたくなり、来年は此方にしてみようかと思いました。

参道を出て東へ向かって走り出します。
川の道で東進するのは此処が初めてです。
14時を過ぎて恐らく最高気温にまで来ているのか、ソフトクリームで冷えた体温と相まって丁度良い感じです。
4年前は此の界隈を川の道三冠ランナーMSさんと一緒に色々とお話しながら走っていたのですが、その時以降今年も居られないので淋しいです。

国道117号と合流後、すぐに現れた長野東郵便局にて(322Km手前)、丁度木陰になっている外のベンチがありましたので、其方で仰向けになり、本日初約10分気絶しました。
目覚めると眠気はすっ飛びました。

柳原北交差点を通過し、更に国道18号を北進、長野電鉄の線路を跨ぎます(15:27)。
西に戸隠山、東に白根山、遠くに望むのは苗場山でしょうか?

改めて長野が山に囲まれている事を感じました。
急激な尿意に襲われ、その先のGSにてトイレを拝借しました。

穂保という交差点を通ります(327Km辺り)。
2019年の台風17号に因り千曲川堤防が決壊し、町全体が水没してしまった場所です。
ある民家の1階に大量の泥水が流れ込んで水没して行く動画(居住者がスマホで撮影)をテレビのニュースで観た時は言葉を失ってしまいました。
林檎の花が咲き乱れておりますが、皆さん元の生活に戻れたのでしょうか?


行ったばかりですが、暫くGSも無いので、赤沼のドライブインでもトイレに立寄り(16:02)、

林檎の花で覆い尽くされている千曲川の広い河川敷を眺めながら走り、

長かった豊野の直線を走り切り、長野市・浅野交差点(CP17-332.7Km)16:36着。
過去にこの交差点を直進してしまったランナーが結構多いと聞きますが、中野、飯山、野沢温泉とこれから向かう地名に対してしっかりと「→」、「→」、「→」マークが付いておりますので、此処で右折し、国道117号を進みます。


すぐ先のセブンイレブンは通過、飯山線を跨ぐ上り坂を上り、アップダウンの続く山道を飯山目指して北進します。

昨年は此処で優勝ランナーNKさんが爆走して追い抜いて行った所です。
今年はNKさんはハーフの部ですので、明日11時に小諸をスタートして追い掛けて来られます。

昼推奨ルートと夜推奨ルートの分岐点手前のセブンイレブン中野市豊津店も通過、6年前から国道117号の新しいバイパスが完成し、其方が夜間推奨ルートとなりましたが、豊田飯山ICに繋げるために標高100m以上も上げさせられるとんでもない上り坂道で、6年前はかなり脚を使ってしまいましたので、この区間は絶対に千曲川沿いの昼間推奨ルート(旧道)を進もうと強く思いましたが、今年も何とか明るい時間帯の内に辿り着く事が出来ました。
丁度この頃、先頭を走る女子ランナーNMさんがRP3津南・旧三箇小に到着したようで、順調な走りを見せております。

日も落ちて来て、西側の山の東面は既に日陰となっております。
一面に広がる林檎畑、大量の水を運ぶ千曲川、周囲の山々、『川の道』らしいコースを走らせてくれます。

『川の道』で明るい時間帯に通過した箇所は良い思い出しか残っておりません。
自然の力は人間の心をも支配してしまうようです。

飯山線の線路と林檎畑を含めた農村風景、
曲線美の素晴らしい千曲川と西日に照らされた周囲の山々等々を眺めながら、
速度は遅いものの気持ち良く快走できました。

飯山までの千曲川沿いが「最も『川の道』らしい風景」と言われております。
一昨年は此処辺りから旧三箇小までずっと冷たく重たい雨に遭いました。

古牧橋北交差点で国道292号と合流、陽射しが無くなった所為か、急激に寒さを感じるようになりました。

伍位野交差点で再び国道117号に合流、すぐ先に現れたセブンイレブン飯山秋津店にて、トイレを拝借後、カロリーメイトチョコレート味(118円)&温かい珈琲(110円)で休憩を取り(18:38-347Km辺り)、丁度日の入り時刻を迎えたので、夜間装備を装着し、寒さ対策でフリースも着て出発しました。

市街地への道に入り、北陸新幹線の線路が見えて来て、飯山市・飯山駅(CP18-349.3Km)には19:13着。


日が暮れて真っ暗になり士気が低下しますが、温かいシャワー&美味しい食事が待っている45Km先のRPに向けて前に進む以外ありません。
ボーッと走っていると失速して行くので、意識的に脚に力を入れて前進します。

仏壇屋だらけの飯山旧市街を通り抜け、暫く走り土手の上に上がり、再び国道117号に合流しました。
明るければ黄色い一連の菜の花畑と千曲川の向こうに長野盆地を取り囲む山々が視界に入って来るのに、今は真暗闇です。

雲が無い所為か月が明るく輝いております。
足下に自分の影が出来ております。

公衆トイレのあるパーキングエリアのような所でトイレを済ませ、常盤大橋で千曲川の右岸に渡ります(20:21-357Km辺り)。
未だ河口まで150Km以上ありますが、既に大河となりつつあります。

国道117号の長野県側最後のコンビニ(新潟県側最初のコンビニまで約23Km)であるローソン飯山瑞穂豊店に到着(358Km辺り)。
三ツ矢特濃オレンジスカッシュ(162円)で咽喉を潤し(20:29)、真暗闇の国道117号を再び走り始めました。

野沢温泉村に入った辺りでしょうか(362.5Km辺り)、前方に照明が揺れているのが見えました。
どうやらランナーのようですので、此方がペースを上げない限り追い付けません。
小諸を出発した順ですとISさんですが、果たして誰でしょうか?
山間の淋しい道となって来たので人恋しくなり、脚に力を入れてペースを上げました。
既に左脚が非常に痛く(骨が痛い!!)、上り坂でもありしんどいですが、何とか早く追い付きたく、高速ランを維持させます。
「待って~!! 一人で淋しかったよ~!!」

残り50mまで来た所で前のランナーが私の存在に気付き、振り向きました。
其処から約1分余りで合流できました。
順当にISさんでした。
ピッチ走法で元気に走られております。
後から聞いた話では、ローソン飯山瑞穂豊店を出た後は、足取りも重く中々前に進まず苦しんでいる最中に、振り向くと私のヘッドライトが見えて安心したとの事でした。

ISさんと一緒になった事で前照灯の明るさが増します。
暗闇の中、時々現れる車は皆、時速80~90Km位の速度で往来しており、歩道を走っていても恐怖感を感じます。
その歩道は雪解け後の残り物である倒木、木の枝、石、砂利、泥、栗のような触感の物が落ちていたりで、走れる状態ではない箇所もあり、極力車道の路肩を走り、車が来たら縁石に上がるか、走れない歩道に逃げるようにして進みました。
この辺りは豪雪地帯で、例年4月の中旬頃まで雪に覆われた生活を余儀なくされますが、今年は暖かく、3月中にはほぼ積雪も無くなっていたようです。

一昨年のこの界隈は冷たい雨で身体が濡れて低体温症になりそうでしたが(脚を止めたら死ぬと本気で感じました)、幸いにも今年は雨は降っておらず、しかしながら気温はどんどん低下し、低体温症になりそうな空気の冷たさを感じます。
一刻も早く旧三箇小学校(RP3)に着いて熱いシャワーを浴びて温かくて美味しいカレーライスを食べたいなあ等とISさんとお話しながら走りしますが、未だ距離にして30Km以上、時間にして4時間以上は走らねばなりません。
脚に力が入らず、ほぼ惰性で黒一色の漆黒の闇の中を8分/Kmで進みますが、ISさんも同じペースなので気楽に並走できます。
ISさんは小諸を私より1時間以上早く出発しており、道中すき家に立寄ったり、昨日&一昨日同様転寝しながら此処まで来られたそうです。

4年前闇の中に私設エイドがあった辺りを通過、勿論今年も何もございません。
あの時は、お粥、黒糖で甘みを付けたミネストローネ、ウィンナーの油炒めを温かい飲み物と共に頂戴し、冷え切った身体が温まったなあ等と回想しながら走ります。

道の駅野沢温泉にてトイレを済ませました(21時半頃-366Km辺り)。
トイレ内が暖房が効いていて暖かくてそのままトイレの床に仰向けに倒れてしまいたかったです。
既に我々より少し前を走っていたと思っていたIKさんが2位、IKさんより遥か前に小諸を発たれたYYさんが3位で旧三箇小に到着したようで、順位は入替ったもののいずれも順調な走りを見せております。
尚、小諸まで2位で走られていたMTさんは、サポートをされていた奥様の車が事故に遭い、途中棄権されてしまいました。
記録を狙えるランナーであるだけに残念です。

東大滝橋で千曲川左岸に渡り、5年前トップで走られていたTYさんに追い付いてTYさんの眠気覚まし役となれた事をISさんにお話しながら走ります。
今年TYさんはワラーチで例幣使みち・京都~日光ジャーニーラン 2023を走られておりますが、如何な状況でしょうか?
その後、7日9時間で、五月連休中に完走されておりました。

栄村に入り、平滝辺りにてハーフの部参加時に筍汁エイドにてお世話になった事を思い出しながら走ります。
今年も私設エイドは無く、士気が低下します。
ハーフの部に参加された事無く、フルの部では良いペースで走られるISさんはその存在を知らないようです。

2つの長いトンネルを潜ります。非常に明るいので、夜はトンネル内を走っている間が一番安心します。
6年前、2度目のハーフに参加していた時はIYさんという、その後小江戸大江戸では一度も勝てない、みちくさマラソンでも最近は勝てないランナーと共に並走したのを思い出したりしました。
彼は今年はハーフの部にエントリーしておりますので、あと12時間後に小諸を出発して同じ目的地に向かって追い掛けて来る事になります。

再び冷たい空気に晒されながら、坂道を下り、立ち止まると脚が動かなくなりそうですので、右側に現れた道の駅信越さかえを通過しました。
ISさんにもあと1Km余りでファミマがある旨を伝え、目的地を其方に走り続けます。

そして坂を下り切ると、長野・新潟県境の宮野原橋を右岸に渡り、川の名前も千曲川から信濃川に変わりました(23:45-380Km辺り)。


とうとう『川の道』最後の県に入りました。
そして旧三箇小学校(RP3)まで15Kmを切り、士気が向上します。
早くシャワーを浴びて美味しいカレーライスを赤ワインと共に食べて柔らかい寝床で寝たいという気持ちで一杯です。

5年前トップで走られていたTYさんがカップラーメンを食べている横で仮眠をしたファミリーマートに入り、トイレを拝借後、純米酒苗場山が大量に販売されていたので、思わず1本200ml(271円)購入してしまいました(23:55)。

日が変わり5月3日(水)となりました。
寒い、空気が冷たい、眠い、身体が重い、早くオアシスに辿り着きたい、そう思いながら信濃川右岸の暗闇を走り続けます。
深夜で寝静まった津南町中心街を走り抜け、緩やかに上り、だらだらと下り、これでもか、これでもかといった感じで延々と進みます。
長くしんどく感じる場所の一つです。
痛んでいる左脚の骨が響きます。
痛い! 寒い! 眠い! お酒飲みたい!

漸くRP3(旧三箇小)手前最後のコンビニであるセブンイレブン津南町十二ノ木店が見えて来ました。
此処までだいぶ長く、ISさんも未だか未だかと言っておりました。
セブンブランドのスペイン産ビノセントテンプラニーリョ赤ワイン(750ml)1本(514円)を購入しました(1:29-390Km辺り)。

更にこれでもかといった感じでだらだらと緩やかな直線の坂を下って行き、漸くRP3に入って行く地点、赤い左矢印が点滅する案内がありました。
セブンから僅か1.5Kmでしたがとても長く感じました。

国道117号を外れ、県道49号に入り、小さな坂を上り、長い坂を下っていると、正面から前照灯が近付いて来ました。
2位でRP3に到着したIKさんでした。
実際この時点で我々はIKさんがいつRP3に到着したのか知りませんでしたので、既にRP3を発たれて来られた事にビックリしておりました。
是非とも明るい時間にゴールして静浜亭から海に沈む夕陽を見届けて下さいと言って見送りました。
此処からゴールまで8分/Kmで進めば16時間ですので、新潟の日の入り18:35には間に合う可能性はあります。
因みに1位NMさん、3位YYさん共に既に此処を発たれているそうです。

信濃川を渡る豊船橋を渡り、急な坂は歩いて上り、右折して更に上り、津南町・旧三箇小学校(CP19-394.1Km、レストポイント3)には2:11着(昨年より2時間38分遅い)。
小諸を昨年より2時間15分遅く出発したので、順当な結果と思いますが、19時間59分も掛けてしまいました。
ISさんと同時に4位で入る事が出来ましたが、5年前の初参加時よりも45分も遅れて到着しているので、その点では不甲斐無いです。

館山代表にも出迎えられました。
私が「過去5回参加した中で最も……」といった所で間髪を入れず、「楽しい??」と訊かれました。
「あっ、はっ、はい!! 楽しんでおります。ですが、過去5回で最も時間が掛かっていて……」
「上出来! 上出来!」と一掃されました。
私は順位は気にしておりませんが、過去の自分に対する対抗心というのもあり、不甲斐無さを感じておりますが、一方でこの長旅を楽しむため、あまり深刻にならない事も必要かと思う自分も居ります。

館山代表は明日早朝には車で此処を発ち、小諸GCHまで135Km逆走し、5月3日11時スタートのハーフの部のスタートに立ち会い、その後、踵を返し、一路新潟へ向かい、ランナーのゴールを出迎える予定で、その我々ランナーに対する献身ぶりには頭が下がります。
少なくとも私などより遥かに短い睡眠時間で働き続けておられます。

荷物を受取り、着替えを出して寝る準備と、明日の準備をして、シャワーへ向かいます。
旧三箇小学校は、最近改築したばかりで密閉性のある新しい建物です。
改装したものの過疎化に因り廃校になってしまったがために「旧」となってしまった訳で、川の道だけでなく色々な催し物に年中使用できれば幸いと思います。

シャワー室に入り、立って身体を洗うのがしんどかったため床に座り込み、冷え切った身体を熱いシャワーで温め、脚の汚れをしっかり落とします。
右足親指は爪が剥がれ掛けていて、大きく腫脹も出来ており、じんじんと痛みを感じます。
左脚痛はくたびれ痛のような感じで、何とか寝ている間に解決させたいです。

シャワーで身体が温まり、食堂に入り(2:55)、津南ポーク丼、山菜汁、生野菜サラダをスペイン産赤ワインと共に頂きました。

美味しい~!! 至福の一時です。。
館山代表とスタッフの皆様の気持ちの籠った料理をとても美味しく頂けました。

女性スタッフが声を掛けて来ました。
「小江戸大江戸の時、いつもハタゴのの4階のラウンジでワイン飲んでいる方ですよね?」
この質問を受けたのは二度目です。
脳味噌が壊れているので以前いつ何処で尋ねられたか思い出せません。
後から知りましたが、丁度昨年の今此処で同じ質問を受けていたようです。
「はい、そうですが、今年は居りませんでしたよ」
「私も今年は満室で取れなくて、本川越駅前のプリンスホテルに泊まりました」
食事後もワインをちびちび飲みながら、更にスタッフが持ち込まれた純米吟醸酒「帝松 褻と霽れ」も頂き、

他のランナーの凄さとかを拝聴したりして、気が付いたらISさんは寝室に行ってしまっており、時刻も4時近くになっておりました。
食べたらさっさと寝ろよと思われるかも知れませんが、記録を狙う事も大事なのかも知れませんが、長旅を楽しむ事も重要視しております。
また、夜通し働かなければならないスタッフの眠気払拭にも少しはお役に立てたかと思います。

妻には本日12~13時頃に越後長岡小嶋屋殿町本店(へぎ蕎麦屋)にて待合せとしておりましたが、現時点で絶対に無理ですので、中止とするので長岡を通過して新潟市内観光するよう伝言しました。

約1/3残ったワインの瓶を飲料エイドコーナーに置去り、歯を磨き、4時に1階奥の寝室に入り、沢山敷かれた布団の上に寝袋を敷き、一瞬で爆睡モードに入りました。







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最終更新日  2023.05.24 08:22:04
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