トラックマン中村の金沢競馬のお話

１５年振りに大井より的場文男騎手が参戦とあって、普段の火曜日より５～６００人多い、1907人の来場者。


その的場騎手も騎乗する

本日の金沢競馬メインレースは第３回西日本ダービー(2000m)にフルゲート12頭が出走。


１番人気は兵庫ダービー馬 ３コーナスフロリダ(岡部誠・田中範)


２番人気は前哨戦を制し、鞍上は吉原寛人。地元の 11エムザックヒーロー(加藤義)


３番人気は８月のＭＲＯ金賞で２着。名古屋 ６ウォーターループ(友森翔・塚田隆)



レースは大きな出遅れはなく、内から４シオジスターがハナを主張。外に６ウォーターループ、３番手の外８アゼツライト、４番手の内２エリザベスセーラと隊列はアッサリと決まった。
その直後のイン５番手に３コーナスフロリダで、レースは淡々とした流れ。

ラップも
13.9-12.3-12.6-13.9-13.7-13.8-12.2-12.3-12.2-13.3

ハナを奪ったシオジスターが巧くペースを支配していたが、２周目の向正面でコーナスフロリダが外へ持ち出すと、一気に前を飲み込み３コーナー過ぎには先頭。上がり３７秒５の脚を使って大差勝ちと派手なパフォーマンス。

今回も外を追走し、今の金沢ではタブーの騎乗だった ウォーターループも上がり３９秒６でまとめており、２着を確保。この馬も力はあると感じた。

３着のマイメンは道中スムーズさを欠くレース運びだったが、上がり３８秒９の脚を使っていただけに、これからの経験次第では面白くなりそう。


４着シオジスターは早目に交わされた事と、距離の壁だろうか？今後、南関東へ移籍との話。短距離路線なら注目したい。


５着エリザベスセーラは折り合いに不安があるとのコメントだったが、内で我慢はできていたし、レース運びにも問題なかったように思える。現状では実力差か。

２番人気のエムザックヒーローは枠順が悪く、後方２番手。しかも離され過ぎた位置取りで力は出していない。

ロンプフェイスに関しては２周目２コーナーから動いて行って、脚を早々になくした印象。この馬は長く脚は使えないタイプ。




とにかく今日はコーナスフロリダの強さだけが際立ったレース。クリノヒビキといい、園田競馬所属馬の底力には毎回驚かされる。