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カテゴリ:ロバの耳
近年、何かしら難ありな職場ばかり回されていますが、現在の職場の問題は、役つきの働かない人々なので、4/1の定期異動日の内示がある昨日の金曜日を、同僚たちとともに楽しみに待っていました。
現在何人かいる「困ったちゃん」のうち誰かが動いてくれるのか、定年退職する「困ったちゃん」の後釜は誰か、ということが主な焦点です。 現在、私は体調を崩して自宅療養中(ある意味私自身も「困ったちゃん」ですね)なので、同僚から内示情報メールを受け取ったのですが、今背負っている病気(職業病のようなものです)にかかった元凶となった前の部署の上司が、退職する「困ったちゃん」の後釜だという内容で、思わず絶句してしました。 彼は、部下を単に利用可能なリソースと考えているようで、仕事を振る際に優先するのは、いかに効率よく業務を進めるかではなく、いかに部下に負荷をかけて最大限利用するかということで、まだ50前なのに絵に書いたような一昔前の滅私奉公的「モーレツ上司」です。 通常新人社員には必ず受けさせるアプリケーション類の三日ほどの研修も多忙を理由に許可を出さず、誰かの手が少しでも空くとあまり必要性のないことでもとにかく何か仕事を作り、直属の部下が自分より早い時間に職場を出るとあからさまに不機嫌になりその部下の仕事を増やす、など、これがひとごとであれば笑ってしまうほどアナクロな職場でした。 いろいろかなり抗議はしたものの、業務拒否をすれば他の同僚たちの負荷が増える、という状況で、その前の部署で既に限界まで体力を使い切っていた私は、その上司の下へ異動して三ヶ月で過労から今の病気にかかり、一年ちょっと前にやはり自宅療養する羽目になりました。 今よりもさらに病状は悪かったため、三ヶ月間ほとんど寝たき起きたりで何もできずに過ごし、今後どうするべきかをだいぶいろいろ考えました。背を向けて逃げるようなことは主義に反しますが、出した結論は、仕事は好きだけれどこの上司とは決定的に考え方が合わないし、体まで壊したからにはこれ以上我慢すべきではない、というものでした。 結局、この上司の下から離れるためにさらに上に異動を陳情し、病気休暇中では異動できないので、医者の制止を振り切って強引に一年前の春に復帰し、復帰の二週間後に迎えた去年の4/1の異動で今の部署に移ることができたのです。 頑丈で体力も人並み以上だった体が、残業のない仕事でも体調維持が困難なほど壊れてしまい、ここ一年半ばかり仕事もプライベートの活動も最低限度以下まで削って休養に努めていたのですが回復は遅く、正直なところ病気のことを考えるとかなり恨めしい気持ちになります。 ただ、過去に起こってしまったことをくよくよ考えても取り返すことはできないし、おそらくこの不愉快で問題のある上司の人間性を変えることも不可能なので、部署を離れたのを機に、恨みも何もすべて忘れ去るつもりでいました。 あれからまだたった一年、体も良くなっていないのに、過去の亡霊に再び追いかけてこられたような気がして、昨日は一晩寝付かれない夜を過ごしました。 とりあえず対策として、現在の上司たちに、事情を話して彼とは極力違う業務に当ててもらうよう陳情するかどうするか、今週末じっくり考えてみようと思います。 嫌だ嫌だと言っていても仕方がないし、こういう事態になったからには、体が戻れば敗者復活戦を挑みたいと思いますが、まだ具合の悪いところをいいようにこき使われるようなことになれば、ただでさえ回復の遅い病気の完治がさらに遠くなります。 普通であればこんな心配はしないところですが、彼の部下だった前回の昨年の病気休暇明け、無理な復帰だったので一日四時間の時短勤務の上、重いものを持つのは止められており、未だ体調は不安定だと面と向かって言っているのに、彼は、十分に配慮したよと言いつつ、結構重量のあるバインダーに入ったシステム資料三十冊余の整理に加えて、特にその時期にやる必然性はないユーザ部門向けのシステム研修の実施を私に振りました。 研修は、午前午後と二時間ずつコマを入れても私の異動までに終わらせるために日程はぎちぎちな上、研修をやれば講義の他に意見整理や資料のメンテ・使用機器の整備があるのでとても一日四時間で終わらず帰れない、という信じ難い事態になり、そのままでは自分の異動準備はおろか身辺整理すらできなくなるので関係者たちに事情を話し、異動二日前で研修を打ち切らせてもらった、という恐ろしい過去があるのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.03.27 10:53:41
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