☆ご挨拶☆
ご訪問ありがとうございます。 読書,音楽,美術などの趣味について 思いつくままに記録していくだけのHPです。 袖擦り合うも多少の縁。もし気が向きましたならば おつきあいのほどよろしくお願い申し上げますm(__)m 一村雨(ひとむらさめ)
カテゴリ:アート
![]() この展覧会。自分にとっての見どころは2つでした。 まずは仏像の2種類の五大明王像。最初に登場してくるのは 京都、清涼寺の五大堂から伝わった五大明王像で仏師院信の 1501年の製作という。(不動明王、軍荼利明王、大威徳明、 降三世明王と金剛夜叉像は江戸時代の再興像) 巨大な仏像で、見上げると不動明王の顔が異様に大きく、 少々アンバランスな感じでした。 これはこれで素晴らしいのですが、やはり見るべきは、次の コーナーに登場する大覚寺本尊の五大明王像の方でしょう。 重要文化財で、1177年仏師明円の作。こちらは小ぶりですが、 素晴らしいバランス感覚を保っています。手足が何本もあった りすると何かおかしな造形になってしまいがちですが、横から 眺めても、こちらはまったく破綻がありません。本当に自然で す。そして指先の表現まで細やかに美しく作られているのには 驚嘆しました。平安時代後期の仏像の最高傑作のひとつという ことですが、納得でした。 次の見どころは、後半の障壁画。ほとんどが襖絵で前期100面、 後期100面を一挙に展示しています。 ![]() 通期展示の狩野山楽の牡丹図の襖18面、その後ろのコーナーに あった紅白梅図の襖8面は見ごたえがありました。朝一番で、 こちらの展示室から入場して、この贅沢な空間を独り占めする ことができました。 ![]() 薄緑(膝丸)と鬼切丸(髭切)という刀も見どころらしいので すが、残念ながら刀は分からず、ちらっと見てスルーしてしま いました。刀剣女子が群がっていました。(1/24・2/28)
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最終更新日
2025年03月04日 14時41分00秒
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