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2006.01.15
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カテゴリ:時事
ぜんぜん違う仕事をしている人から、その仕事の話を聞くのが好きです。

いかに、職場により「常識」が違うか、というのは目からウロコものですし、地味に見える仕事がかなりドラマチックだったりします。

例えば、税務所勤め。税務署の窓口の中でひたすら計算するという地味なイメージでしたが、査察の仕事になると、いろいろな事務所や自宅に入り、それこそ植木鉢の中とか、飼い犬のおなかとかから出てくる証拠物件を探す、テレビのようなことを実際やっているのだそうです。

「ここ開けていいですか?」と許可をとるスタンスをとりつつ、返事を待たずに開けるのがコツ、とか、昔いろいろ興味深い話を伺ったことがあります。

今回参加した合宿では、ご一緒した福祉系の仕事をしている知り合いが昨年の人事異動で違う職場に移ったというので、今何をしているのか聞いたら、児童虐待などに対応する仕事なのだそうです。

通報を受けて現場に行って状況確認をしたり、問題のある家庭に定期的に訪問して話を聞いたり、最悪の場合には、正式な手続きを踏んで児童保護施設に子供を保護することもあるそうで、「子供の保護」と一言で書くのは簡単ですが、実際に親から子供を取り上げるようなことをしなけれはならないわけで、その後の親との対応も含めていろいろ生々しい話を聞きました。

「特に赤ん坊が一番恐い。弱いからちょっとしたことですぐ死んじゃうからね。」という彼の言葉に、仕事の重さが現れている気がしました。今の職場に移ってから、潰瘍を患っているそうです。





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最終更新日  2007.04.09 15:27:51
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