2006/06/21(水)11:31
三の丸尚蔵館 「花鳥」第3期
伊藤若冲(じゃくちゅう)、見に行ってきました。この人の鶏、見事です。既に今 「花鳥」の第3期の展示ですが、5期まで毎月通いたいと思いましたし、来月上野の東京国立博物館で展示される、有名な収集家プライス氏のコレクションにも心が惹かれます。
今期は、若冲の他に、中国絵画もいくつかあって、こてこて系でもよくある山水画系でもなくて、意外にいい感じでした。
三の丸尚蔵館は皇居の大手門から皇居東御苑に入るとすぐの、入場無料の小さな美術館です。
せっかくの梅雨の晴れ間だったので、ついでに人影もまばらな東御苑内も歩き回ってきました。
ちょうど二の丸庭園の花菖蒲が見頃の他、あちらこちらにある紫陽花や梔子も花の時期です。
他、浅野内匠頭 (あさのたくみのかみ)が吉良上野介 (きらこうずけのすけ)に切りかかって赤穂浪士討ち入りの原因となった「松の廊下」跡とか、振袖火事で延焼したという天守台跡もあり、なんだかゆったりとした時間の流れを感じました。
人は少なくくつろげるし、天守台跡の手前に広い芝生もあるので、もし大手町近くにオフィスがあるなら昼休みにおにぎりとござ代わりの新聞紙でも持って一度行ってみてはいかがでしょうか。
[参考]
三の丸尚蔵館 http://www.kunaicho.go.jp/11/d11-05.html
「若冲と江戸絵画」展コレクションブログ http://d.hatena.ne.jp/jakuchu/
「ハマリごと-- 伊藤若冲」作品の居所とリンク http://park5.wakwak.com/~birdy/jakuchu/index2.html
紫陽花双鶏図