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テーマ:今晩のおつまみ(83)
カテゴリ:料理
まずは何をおいても刺身。 きれいに洗って刺身の分だけほんの少し切り分け、苦労しつつなんとか皮と吸盤をはずし、薄くそぎ切って小皿に載せたのが上の画像。わさび醤油でいただきました。外側はひどく柔らかく、内側はこりこりです。 刺身は大量に食べられるものではないし、芸もないので、もう一皿はカルパッチョです。刺身と同じ皿に見えるかもしれませんが、こちらは量をたぺられるので大き目の皿を使っています。 明日に回す分も含め、刺身にしなかった残りをまず軽く茹でました。 カルパッチョにする分を切り分けて、残りは明日のために冷蔵保存。ちなみに、冷凍にはむかないので何日も保存したいなら酢だこにすべし、と下にご紹介する丸元淑生の「システム料理学」にあるので、明日食べ切れなければ酢だこにしてみます。 で、切り分けた分を、包丁がよく切れないとちょっと難しいですが薄くそぎ切って皿に並べ、パセリの葉を散らし、レモン汁とオリーブオイルを回しかけ、適量の塩を振っていただきます。 私もぜんぜんきれいに切れてませんが、その辺は目をつぶってください(笑)。 客用ならば吸盤ははずした方が見栄えがしますが、でも吸盤は旨くて私は好きです。 茹でると刺身のときのような噛み切れなさがなくなり、非常に美味です。 こういうシンプルな料理の場合、もちろん素材が一番重要なんですが、でも同じくらい調味料も重要です。素材と違って使う量が少ないので、多少お金をかける価値はあると思います。とりあえず、食卓塩を止めて、赤穂の甘塩でもどこかの岩塩にでも変えてみると、その違いははっきり出ます。 加えて、今回カルパッチョにした理由は、実はいいオリーブオイルを入手したからです。とあるイタリアンレストランで、使っているオリーブオイルの香りがとてもいいので褒めたら、原価で一瓶分けてくれて、今回それをようやく開封しました。いやー、幸せ。 そのオリーブオイルはこれです。私は知りませんでしたが、結構有名銘柄みたいですね。それにしても、卸値で買ったのでさほど分不相応な贅沢をした感はなかったのですが、小売価格が高くてのけぞりました。 加熱せずに、今回のように生で使う料理にだけ大事に使用することにします。 EXヴァージンオイル サルバーニョ 唯一手抜きをしてるのはレモン汁。さすがに生のレモンを常備するのは不経済なので、レモンの色と形のプラスチック容器に入った果汁を使っています。(^^;) パセリも不経済なのでわざわざ買いませんが、ベランダ菜園から収穫しました。この緑の彩り、あるのとないのでは結構違うんですよね。 [参考] 「丸元淑生のシステム料理学 男と女のクッキング8章」文春文庫 1982年06月 第一章「丸腰でたちむかうな」に「たこで神経をいやす」という項があります。 さあご飯をつくろうと思ったときに材料を集めるのではなく、いつでも必要なときに時間をかけずに体に良い食事を作ることが出来るように、常に台所に装備を持つということを提唱しており、その装備の一つとして、神経疲労を癒す栄養がたくさん含まれている蛸も推奨されています。 下ごしらえの方法など、簡単に記述されているので、今回の参考にしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.05.30 22:26:55
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