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オキナワの中年

オキナワの中年

Apr.04

とんぼ 投稿者:gvsg  投稿日: 4月30日(金)23時56分12秒

紫藻様。
リュウキュウイノシシ 絶滅危惧種
http://www.dc.ogb.go.jp/hokudamu/kankyo/youkososizene/R,inosisi.htm
が生息しています。
それでも、狩猟解禁期間があって、間引きされているようです。

以前にも、カキコしましたが、
日本のことを『あけつくに(トンボのくに)』と古いことばでは、言うそうですね。
沖縄では、トンボのことをアーケージュー /aakeezuu/と呼びます。
京都を中心に言葉は広がりましたので、
古い言葉が沖縄に多くあるのは、おかしくないかもしれませんね。




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追記・・ 投稿者:紫藻  投稿日: 4月29日(木)21時46分34秒

金城さんは、好んで和服を着られましたね。
また、沖縄芝居、吉屋チルーといったものへの注目も、上原先生抜きには考えられないと思います。




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タラー、ジラー 投稿者:紫藻  投稿日: 4月29日(木)20時46分16秒

何かのヒントになるかわからないが・・・(以下、である調、失礼)

タラー、ジラーという名を登場させた「南海の怒り」だが、数ある名前の中で、“この話にはこの名前がふさわしい”と感じる金城さんの感性には、独特のものがあると思う。
本土でも、タラー、ジラーを訳せばどういう名前になるかと聞かれれば、恐らくかなりの人が、太郎、次郎を連想するのではないだろうか。
「ネットで百科」http://ds.hbi.ne.jp/netencyhome/index.htmlというサイトで、「人名」をキーワードに調べると、太郎、次郎という名前は、かなり昔から伝わってきたものであることがわかる。既に古代においては、郎子 (いらつこ)、郎女 (いらつめ)といった名前があり、飛鳥時代の蘇我入鹿は、林太郎ともいう。奈良時代には一時廃れたものの、平安時代には、男の通称として、太郎、次郎という呼び名がされ、室町時代、江戸時代、現代に至るまでよく用いられてきており、古来から日本を代表するともいえる名前となっている。
面白いのは、特に郎の字で、漢和辞典によると、もとは中国の魯の地名であり、(http://shibakyumei.hp.infoseek.co.jp/jiten/kcj/R.shtml)しかも中国には太郎、次郎といった名前が無いということである。例えば李太郎、陳次郎などという名前は無いのだ。
「郎」は、「おとこ」という意味だが、古代から現代に至るまで、日本人がこの字にこだわってきた“日本人の本来的な感性”を感じずにはいられない。
それをいとも容易く金城さんは、古来の伝統や旧習との対決を大きなテーマとする「南海の怒り」の中で用いられている。沖縄にも本土にも共通する本来的な感性を、さっと掬われているのだ。
金城さん自身、お子さんに、京一郎、源氏郎、東三郎といった名前を付けられていることも、非常に日本人的だと思う。いや、本土に来られて、上原輝男先生を“触媒”に日本人古来の感性に目覚められたとも言えようか。
そして、少なくともその源泉となったものは、“安保のドグマ”に染まらないまま本土に来られた金城さんの持つ、「貴重なる沖縄」であったという気がしてならない。

>gvsgさま
シシ肉といえば、こちらでは猪の肉になります。おしっこのシーや、静かにというシーは、共通ですね。
沖縄に豚は多いですが、猪はどうですか?





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御配慮ありがとうございます。 投稿者:gvsg  投稿日: 4月27日(火)20時07分43秒

紫藻様。
御配慮ありがとうございます。
因みに『シシ』とは、『お肉』のことも指します。
また、『シ-』には、『おしっこをする』場合も言います。
よく、幼児におしっこをさせる時、
『シ-、シ-』とあやします。
後、『シ-』には、『静かに』という意味もありますので、
私には。『シシ-』に、『静御前』が重なりますね。




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シシー 投稿者:紫藻  投稿日: 4月27日(火)01時24分17秒

今夜のNHKニュース10で、カプセル内視鏡の紹介がありました。
参考に、ウルトラセブンの「悪魔の住む花」が出てきました(^^)
上原正三「24年目の復讐」からシナリオを読みましたが、どうも恋愛物語ですね。ダリーも侵略者というには、空から勝手に降ってきた感じで。“みっちゃん”に恋してられる頃かな?(^^)
内視鏡は苦手なので、早く実用化して欲しいです。
http://kk.kyodo.co.jp/iryo/news/0224naishikyo.html

さて、上原さんの脚本で「300年間の復讐」のシシーですが、小生は、シシーというと、シーサーの獅子を連想するのですが、琉球語音声データベース
http://ryukyu-lang.lib.u-ryukyu.ac.jp/では、
http://ryukyu-lang.lib.u-ryukyu.ac.jp/srnh/details.php?ID=SN50747や、
→http://ryukyu-lang.lib.u-ryukyu.ac.jp/nkjn/details.php?ID=NK18009ということにな
るようですね。小生はシーサーが好きです。確か金城さんの家にもあったと思います。

ちょっと脱線しますが、(特に京都生まれの小生にとっては)面白い話があって、茶道の世界で楽焼きという有名な焼き物がありますが、楽家は京都で桃山時代以来の伝統を守っていて、その初代長次郎は瓦職人でもあり、(これもその世界では有名な)迫力のある「獅子瓦」を残しています。それが、ある大学の先生の、
http://www.kdcnet.ac.jp/bigaku/Researc/ftea/ftealec1.htmlの「楽焼はどこから来たか」によると、沖縄と深く関わっているというのですね。
京都の楽美術館では、今、その獅子瓦が展示されています。
写真を検索しましたがどうも無いので、特に先生とgvsgさんには別便で(?)お送りします(^^)
http://www.raku-yaki.or.jp/rekidai/r1-j.html
http://www2.ocn.ne.jp/~domoto/imade/raku.htm



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「宇宙からの贈りもの」について 投稿者:紫藻  投稿日: 4月25日(日)02時08分9秒

宇宙からの贈りものが届いた・・・
綺麗で可愛いと見えたものから、実は大きな怪獣が出てくる。恐ろしいが、塩水で簡単に死んでしまう。しかし、次の贈りものはもっと怖いだろう・・
世の中に様々なメッセージはあるが、特撮上の話とはいえ、これ程効果的なメッセージ(恐らく火星人からの)は今だかつて無い。
人は様々なメッセージで動くが、例えば宇宙開発を進めている地球人に対して、宇宙の様子やその厳しさを理論的に説明したり、慎重にしなさいという、所謂言葉だけのメッセージでは効果的でない。
どうすれば慎重になるかといえば、このようなものを送り届けることで、宇宙には想像もつかないことが待っていると示し、地球人に様々な想像力を働かさせることで、実際に慎重な対応をとらせることができるのだ。ここで大事なのは、言葉でなく、そのような“実体験”が必要ということである。
火星人は、もはや言葉の力を信じていないのかもしれない。様々な条約を結んだとしても、そのような条文の文言より、実際の交流といった体験こそが本当の力になる。この回にそこまでの話は無いが、考えてみるとそういうことになる。事実、そのような言葉の力、文言の力が危うい現在、金城さんがこういったメッセージの形態を考えられたということは、実に炯眼であると言ってもいいのではないか。
また、現在、火星探査が盛んで大いに結構なのだが、将来、SARSではないが、火星からおかしな生物が紛れ込んでこないとも限らない。そうすれば、金城さんの予言がもう一つ当たることになる。いや、既に地球上でも、人類のグローバルな活動で、今までおとなしく隠れていた恐ろしい病原体が出現しているのだ。
金城さんは、そのような少なくとも2つの洞察をされている。まさに天才である。



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そうそう・・ 投稿者:紫藻  投稿日: 4月23日(金)00時44分31秒

shoryuさま
そうですね。牧さんの誕生日というのがオチで(^^)
そうそう、横井さんとか、小野田さんを思い出しました。横井さんが発見される前の話で、着想もすごいと思います。

gvsgさま
「無駄な死ではない」という意味が含まれているような気もしますね。
それにしても、琉球語音声データベースで、ラーという言葉でヒットするものには、怪獣の名前になりそうなのがいっぱいありますね。また、ジラというのは、首里・那覇方言で「ずうずうしい顔」ということで、これに、ゴー(強とかの意味)をつけると・・・(^^;
金城さんには、いろいろな意味に聞こえていたかもしれませんね。



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ちょっとウルトラから離れますが・・・ 投稿者:shoryu  投稿日: 4月21日(水)09時37分54秒

20日の日記でその国にとって重要な年について述べられていましたが、
終戦を知らず23年間たった1人でアメリカ軍と戦い続けていた男を描いた
「怪奇大作戦」の「24年目の復讐」では、昭和16年12月8日に何があった?
と尋ねられて誰も即答できなかったと言うエピソードがありました。
(因みに脚本は上原正三)




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まがたま 投稿者:gvsg  投稿日: 4月19日(月)20時08分7秒

紫藻様。
『ガ-ラダマ』とは、ノロが首につけた曲玉と説明されていますが、
『勾玉』のことも、指すと思います。

『唐旅』とは、『命をかけて』が意訳でしょう。
されをさらに意訳して、
『死ぬ』ことを指すようになったと思います。
王府時代は、『命』をかけて、
中国へ学問のため、船出したと思います。
中国福州へは、薩摩に行くより、
近かったのではないでしょうか。



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面白いですね 投稿者:紫藻  投稿日: 4月19日(月)01時44分17秒

>gvsgさま
琉球語音声デ-タベ-ス、面白いですね。
首里、那覇方言で、ガーラダマというのもありますね(^^)

中国は、唐(トー)となるわけですね。
中でも、今帰仁方言の「トータビー」という言葉、首里、那覇方言にある「トーカイゥンジャン」という言葉、人が亡くなったことを言うということで、これは、忌み嫌うという意味なのか、天国のようなところへ行くということなのか、“中国への船旅は命がけであったことから”意義ある人生だったと褒める言葉なのか、単に運が悪かったと残念がる言葉なのか、(素晴らしい)中国へ行けずに残念だという言葉なのか、はたまた無謀だったと責める言葉なのか・・・。
もし、肯定的な意味を含むなら、中国への評価は良いものだったということになると思うのですが・・。(もう、今では元来の意味合いが解らなくなっている可能性も・・?)



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ウ- 投稿者:gvsg  投稿日: 4月17日(土)21時34分37秒

紫藻様。
琉球語音声デ-タベ-スは、面白いです。
発音は、機械的ですが、勉強になります。
『ウ-』の定義もなるほどです。
『ウ-』は、目上に対して、承諾・肯定・同意をあらわす語。はい。ええ。はあ。(イーii、オー oo と異なり鼻音化しない。)目下の年長には オー oo、目下には イー ii、ゥンー NN のように厳重に使いわける。また目上に呼ばれた時の返事は フー huu ということです。
『ダ-』は、
[1]物を尋ねる時用いる。おい。ねえ。
ダー、フデー。daa hudee.おい、筆はどこか、筆はどうした。
ダー、フディ トゥティ トラシェー。daa hudi tuti turasee.ねえ、筆をとってちょうだい。
[2]物を請求する意を表わす。おい。ねえ。
ダー ヂン。daa ziN.おい、金。
ダー、ジン カラチョーケー。daa ziN karacookee.ねえ、お金をかしてちょうだい。
ダー ミシレー。daa misiree.どら、見せろ。手を出してダー daa というだけでも事がたりる。
ダー、ミシティ トゥラシェー。daa misiti turasee.ねえ、見せてちょうだい。
[3]失敗した時にもいう。しまった。
ダー、サルムン。daa sarumuN.物を壊したり、忘れ物をした際に発することば。

おそらく、円谷の事務所内で、金城さんと上原さんの会話で、
『上正、今度書いた本、ダ-ミシレ-』と良く用いられ,
回りの人間は、目を白黒していたのではないでしょうか。
まさに『ロスト・イン・トランスレーション』ですね。

私は、ダダの『ダ-ダ-』を聞くと、
『よこせ、よこせ』に聞こえるのです。








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唐人 投稿者:gvsg  投稿日: 4月16日(金)23時28分26秒

紫藻様。
沖縄では、中国の方を『唐人(トゥヌチュ)』といい、
軽蔑する呼び方は判りませんが,
最近は、台湾の観光客が多いので、『タイワナ-』と呼んでいます。
因みに、フィリピン人も『フィリィピナ-』と呼んでいます。

琉球語音声デ-タベ-ス
http://ryukyu-lang.lib.u-ryukyu.ac.jp/



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なるほど 投稿者:紫藻  投稿日: 4月16日(金)21時09分54秒

>大野先生
なるほど。「アメリカー」は知っていましたが、他にもかなりいろいろありますね。
また、語尾を伸ばしながら、差別表現をするというのは、一般的にも言えそうですね。
背景も色々あると思いますが、一つ思うのは、例えば、明との交流(友好的なものだったと思いますが)などがあった中国人に対しては、蔑視する言葉はあるでしょうか?

何か解りましたら、よろしくお願いします。



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必ずしも・・・ 投稿者:大野  投稿日: 4月16日(金)03時37分15秒

>紫藻さん

>語尾を伸ばすと、対象に親近感が生まれるような気がしますね。

 語尾を伸ばすことは必ずしも「親近感」にはつながらず、反感を表すこともあります。
「ナイチャー」本来はヤマトに対する反感を示す言葉。「アメリカー」アメリカ人に対する嫌悪を示す。「ミヤコー」宮古島の人に対する蔑称。「ヤンバルー」北部の人に対する蔑称。「イナカー」これは最近出来た言葉かも?田舎もの。

 多分この辺には専門家による研究があると思うので、何か解ったら報告します。



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追加・・・ 投稿者:紫藻  投稿日: 4月15日(木)02時09分42秒

↓「しかし、いざ沖縄で」の前に、「あるいは、玉川学園での発表のように、ウチナー口とヤマト口との関係といったことに関心があった。」を入れたいと思います。



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言語に関心・・ 投稿者:紫藻  投稿日: 4月15日(木)01時38分52秒

金城さんは、言語(の壁)について書かれているものが多いですね。他の方の脚本よりも、かなり意識されているようです。(例↓)
金城さんにとっては、「こんなものは、ブルドーザーがあれば一発でできますよ」(玉城優子「沖縄を愛したウルトラマン」)といった感じで、最初は割と簡単に処理できるものとして考えておられたのではないだろうか? しかし、いざ沖縄で、本格的に沖縄芝居を書いてみると、もっと高度な雰囲気を求めるには、そのような認識ではだめであるという反省が生まれたのでは?と思います。

・WOO・・ミクロトーク(小型翻訳機)
・南海の怒り・・通訳の南(語学の天才)
・小さな英雄・・イデ隊員(怪獣語翻訳機)、権田博士(イルカ語の権威)
・怪獣殿下・・脚本では関西弁を話す子ども(らしい)
・バラージの青い石・・チャータム(言葉の特別な能力)
・遊星から来た兄弟・・ザラブ星人(携帯電子頭脳・翻訳機)

>gvsgさま
なるほど、スダールは、言葉としても意味が成り立つわけですね。
ウチナー口がわかる人は、ウルトラの世界を独特のニュアンスで感じることができるというのは非常に面白いですね。
それにしても、チャンプルー、シークワーサー、ゴーヤー
カチャーシー、ハーリー、エイサー、キジムナー・・・やはり伸ばすのが多いなあ~
語尾を伸ばすと、対象に親近感が生まれるような気がしますね。




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~する人 投稿者:gvsg  投稿日: 4月14日(水)20時48分55秒

大野先生。
島言葉では、『~する人』を意味するために
英語の『er』と同じ使い方をします。
『海アッチャ-』は、漁師をいい、
『原(ハル)サ-』は、畑仕事を意味します。

紫藻様。
『スダ-ル』の『ダ-ル』は、
『そうである=同意』を意味し、
『そうですね』を『ダ-ルサァ-』と言いますので,
『酢蛸である』⇒『スダコ・ダ-ル』の短縮形と考えます。
宿題は、まもなく提出できます。



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語尾を延ばすのも・・ 投稿者:紫藻  投稿日: 4月14日(水)02時20分57秒

>大野先生
なるほど、面白いですね。そこまでおっしゃるのなら(^^;、こういうのも考えられると思います。
タラー、ジラー、オバー、ネーネー、アンマー等、沖縄では、(身近な人の呼称で特にそうなるのか・・・怪獣も、本来身近なものという金城さんの考え方にも関係か)語尾を延ばすのが多いですね。本土ではちょっと聞きません。
これは、WOO(ウー)をはじめ、
金城さんが関わった、ウルトラQ第2クールプロット集より、
ナマラー
ヒトデー
ケムラー
ウルトラQより、金城さんの脚本で、
モングラー
(ゴロー、マンモスフラワー)
ウルトラマンより、同じく金城さんの脚本では、
ベムラー
アントラー
チャンドラー
ペスター
ウー
ゾフィー
ウルトラセブンでは、同じく、
ガンダー

ということで、他の脚本家のものと比べても、呼称の語尾を引っ張るのが多い。

金城さんは、呼称からイメージして脚本を書くということが得意だったようで、このような“イメージ逆算作法”が、沖縄という下地、深層を表面化させたともいえるのではないか?

沖縄とガラ 投稿者:大野  投稿日: 4月13日(火)21時48分37秒

>紫藻さん

 興味深い問題です。ちょっと出典忘れちゃったんですが、「怪獣の名前にガ行音が多いのは、日本語の単語では、語頭にガ行音があまり用いられないことと関係している」という指摘があります。怪獣は非日常の存在なので、名前も非日常というわけです。日本を代表する二大怪獣はゴジラとガメラですからね。

 ところが沖縄の場合、そうではないのです。名字をとってもガナハ、ガキヤ、ガネコ、ギマ、グシケン、等々、ガ行で始まるものが非常に多い。本土の場合、ゴトウくらいでは無いでしょうか?しかもゴトウは「女神転生」シリーズではモンスター扱い。
 語頭に限らず、少し失礼なんですが、テドコン、アハゴンなどほとんど怪獣の名前みたいな名字が結構あります。むう、これは相当失礼だな。すいません。
 さらに「沖縄×ガラ」で検索すると、魚の方言名に非常よく使われているようです。確かガラモンのイメージは魚のコチだったはずなので、何か関係あるのかもしれません。
 
 日本全域で土木工事関係者は廃棄物をガラと呼びますし、料理関係者なら鶏の骨、美術関係者ならダリの奥さんを思い浮かべるでしょうが、ここらあたりはあまり関係ないでしょうね。

新しい問題設定ありがとうございます。もう少し調査してみます。

編集済



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ガラモンについて 投稿者:紫藻  投稿日: 4月 7日(水)01時06分39秒

http://mugenjin.hp.infoseek.co.jp/kaitai_2/bunrui10.htmのとおり、
ガラモンの、モンは、モンスターのモンだと思うのですが、ガラが、自分なりに(ではありますが)、どうもよく解らなかった。
しかし、最近、こういうことが考えられると思いました。
準備稿にあたる「ガラダマの谷」では、侵略ロボット・ガラモンではなく、放浪していたスペースモンスターが来たということになっています。この“放浪”を、“漂流”と読み替えると、沖縄では、
http://exmouth.hp.infoseek.co.jp/bin.html
の、「ガラスボールの溜まり場」の項のように、“ガラスボール”というものも、漂流イメージとして考えられるのではないかと思います。ガラスボール→ガラスダマ→ガラダマというわけです。
沖縄では琉球ガラスが有名ですね。また、この歴史には、アメリカ軍の影響があります↓
http://www.glass-island.com/
http://www.wonder-okinawa.jp/009/history/history4.html
http://www.wonder-okinawa.jp/009/history/history3.html
ガラダマの決定稿では、「ガラス状結晶体」とあります。金城さんは、単なる隕石としなかった。小生は、ガラスというのがポイントだと思います。(ちなみに、http://research.kahaku.go.jp/department/engineering/3/inseki/inseki_list.htmlでは、ウルQに近接した隕石落下の記録はない)

http://www.tougarashi.net/chinmi.htmの「ガラス」は、違うと思いますが(^^;;
あ、光っているという意味かも・・・

あと、ガラモンに出てくる熊谷ダムの熊谷は、熊谷健さんからと思います。また、一の谷博士は、円谷からというよりは、金城さんの兄貴分の円谷一さんの逆読みではないだろうか。



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神谷さんの『M78星雲より愛を込めて』 投稿者:大野  投稿日: 4月 5日(月)04時08分38秒

 >神谷さん
『M78星雲より愛を込めて』やっと入手しました。アマゾンで買えるんですね。どうも私の環境では「神谷 和宏」だとヒットするんですが 『M78星雲より愛を込めて』だと該当なしになってしまいます。

今日はパラパラっと見ただけなので、詳細な感想は後日日記に掲載します。質問なんですが、p.44の「資料1」についてですが、この表で具体的な作品名が提示されていないのは大変残念です。作品名が提示されていれば、この作品も科学批判を含んでるんじゃないか?とか議論になると思うんですが・・・。ご教示お願いします。
 もう一つ神から人間へ、の件ですが、スサノオはだめなんでしょうか?




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ガラゴン 投稿者:gvsg  投稿日: 4月 3日(土)23時27分26秒

紫藻様。
私も蛸き、好きです。
金城さんの御実家は、料亭ですので、
さぞかし食されたのでは、ないでしょうか。
因みに方言では、『タクゥ』になります。

いよいよ来週から、新ウルQが始まりますね。
ガラモン似の怪獣『ガラゴン』は、まんまるですね。
CSでも、放送されるようですが、
DVD発売まで、じっと我慢です。



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スダールとガイロス 投稿者:紫藻  投稿日: 4月 3日(土)02時52分22秒

スダールは、「ノンマルトの使者」のガイロスとも、イメージ的に重なるものがあると思います(金城哲夫「小説ウルトラマン」p.239)。この怪獣についても、金城さんがシナリオのために(公募の中から)選んだとすると、ある意味、金城オリジナルといえるのでは・・。ガイロスも、守るものと攻撃するものという両義性を持っていると言えるんじゃないだろうか?

>shoryuさま
はじめまして。おっしゃる大ダコは、小生も聞いたことがあって、調べますと、
http://cache.yahoofs.jp/cache?url=http%3a%2f%2fwww.asaka.ne.jp%2f%7etokyudry%2fkouhen.html&p=%c2%e7%a5%c0%a5%b3%a1%a1%b1%df%c3%ab%b1%d1%c6%f3&u=%2fbin%2fquery%3Fp%3d%25c2%25e7%25a5%25c0%25a5%25b3%25a1%25a1%25b1%25df%25c3%25ab%25b1%25d1%25c6%25f3%26hc%3d0%26hs%3d0にある、大ダコですね。実際には、「キングコング対ゴジラ」から拝借すると。(「ウルトラマン島唄」p.39)

円谷英二監督の映画には、「南海の花束」(1942年)というものがあり、小生も見ましたが、その特撮の素晴らしさには感動しました。「南海の怒り」は、タイトルとしても、オマージュ的なものを感じます。

>gvsgさま
酢蛸というのは、アンバランスの「大蛸の逆襲」(「ウルトラQ伝説」p.222)に、“酢蛸好きのタイガー”という設定で出てきますね。金城さんの好物か?(^^;



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ウルトラでの金城氏の仕事 投稿者:shoryu  投稿日: 4月 2日(金)10時10分52秒

「The Myth of Ultra」でははじめましてになります。shoryuです。
金城作品について、自分が思った事を述べたいと思います。
ただし自分は他の皆様のように金城氏についての本を深く読んだわけではないので、
間違っている部分もあるかもしれません。

金城氏は責任者としてウルトラでは常に制約のある話を書かれていたと思います。
「Q」の「マンモスフラワー」は初期企画書を忠実に実現し、「宇宙からの贈りもの」、「五郎とゴロー」、「甘い蜜の恐怖」、「ガラダマ2部作」等は路線変更後の本格怪獣路線を忠実に描いています。
「南海の怒り」も実現しなかった「大ダコゴジラ」が基にあり、スダールは過去の映像が流用されています。
「マン」と「セブン」も第1話と最終回の他、前後編の「怪獣殿下」、「ウルトラ警備隊西へ」を担当しています。
「マン」ではゴジラの着ぐるみを使い、着ぐるみを傷つけられなかった「謎の恐竜基地」、「Q」の未使用脚本を使った「オイルSOS」、ロケ物の「恐怖のルート87」と「まぼろしの雪山」、
「セブン」では設定変更話である「零下140度の対決」、ファンが考えた怪獣を登場させた「ノンマルトの使者」があります。

ウルトラは子供向け番組の為、基本的に娯楽志向です。金城作品に娯楽作が多いのは、企画や設定に忠実な話を書いていたからだと思います。
しかし、そんな話でも沖縄や戦後日本を考えさせられる部分があるのも事実です。自分が考えるに、金城氏は最初あまり意識せずにそれらの問題を作品に織り込んでいたのではないでしょうか?
そしてテレビという表現の場にいるにしたがい、自分の中のテーマに気付き、やがて意識的にそれらテーマや問題を作品に投影していったのではないでしょうか?

長文、失礼いたしました。



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