カイヨリハジメヨ

Megさんのところの話に触発されて

ニンテンドーDSというのが、売り切れ続出になるほど売れているらしい。

松嶋奈々子がCMに出ているやつだ。

どちらにもあまり興味はないのだが、脳年齢というのは気にかかる。

ここ数年、雑学ブームが続いている。

誰だったか、著書で「日本人は知識と雑学をはきちがえている」と言った人が在ったが、
まあ、そうお堅いことをいわずに、ただのエンターテイメントだと思えば面白い。

トリビアの泉がヒットするのと、脳年齢もの（大人のドリル含む）がヒットしているのは
ちょっと要因が違う気がする。

知的な風味をちょっと味わっていい気分になるのではなく、私の脳ミソ大丈夫かしら？
ボケないかしら？という不安が、脳年齢もののヒットにつながっているんじゃないだろうか。

テレビが日本に広がりだしたとき、ある識者は「国民皆馬鹿になる（ほんとは違う言い回しでしたが）」
と言ったとか。

受身なのが良くないのだろう。

自分で考えずに、すぐ安易に答えを求めようとする。

インターネット（PC）はさらに拍車をかけてはいないか。

そこにあるのはインテリジェンスではなく、ただのインフォメーション。
テレビと変わらない。
お手軽に、努力も少なくして、受身で手に入る知識。

最近の子供（20前後くらいの人も）は、すぐに答えを誰かに聞く。
自分で調べたり、考えたりしようとしない。

答えが得られないと、その問題を馬鹿にして放置するか、キレる。

携帯メールは親指しか使わないので、脳に良くない、と専門家は言う。
じゃ、キーボードで入力するのならいいだろうか、というのは素人考えだそうで、
ピアノの演奏と違い、ブラインドタッチなんていうのは条件反射のようなものなので、
やはり、脳みそは馬鹿になっていくのだそうだ。

今じゃ考えられないが、昔は無農薬の野菜なんて当たり前だっただろう。
BSEなんか気にせず牛肉も食えた。

現在、無農薬（有機栽培）の野菜を食べつづけよう、安心できる牛肉を食べよう、なんて
思ったら、かなり努力して、お金も時間もかけないと手に入らない。

考えて、体を動かし、汗を流して、手先を使って、工夫して、悩んで･･･
以前なら、当然しなきゃならなかったこういう営みも、今の世の中じゃ進んで
自分からやるようにしないと、どんどん脳年齢が上がっていくに違いない。

そういう作業を自分から意識して行う必要がある。

めんどくさくても、やらないとなぁ。

私はNDS持っていないので、こんなサイトで試してみた。

いやぁひどい。
最初は22程度しか行かなかった(笑)
ちょっと練習したら、やっと31になった。

自分の脳年齢、やってみたらどのくらいなんだろう。
少々、恐い。