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カテゴリ:テレビ
先日の日記に、アクション映画の正義の味方のヒーローが、他人の車やバイクを拝借した後、きちんと返却したのかどうか気になって仕方がない旨を書きました。
(詳しくは、11月27日の日記参照のこと) その後日談です。 昨日、昼間にテレビ東京でやってる「特攻野郎Aチーム」の再放送を途中から見たときのことです。 念のために番組紹介。 「特攻野郎Aチーム」、80年代のアメリカの人気テレビドラマ。 軍隊を脱走してお尋ね者の身になりながらも、腕はピカ一の傭兵4人組であるAチーム。 彼らが世界中で活躍する、1話完結の派手なアクションコメディであります。 (細かく語りだしたらキリがないので、こんなところで) 今回は、そのAチームのメンバーが、軍隊時代の親友を殺した町(どこかの田舎町)の無法者を相手に戦うストーリー。 途中、メンバーたちが悪党にやられ(凄腕の傭兵なのに)、町から離れた荒野にうち捨てられてしまいます。 そして、彼らは町に戻ろうと、たまたま通りかかった老夫婦の乗る車を無理やり停め、 「後でお返ししますから、車を貸してください」 と、無理やり彼らを車から降ろし、4人年老いた2人を何もない荒野に置き去りにしていくのです。 おおっ、ハンニバル(Aチームのリーダー)よ、お前もか!! このときの私のショックは大きく、子供の頃から番組のファンだったのにぃ~と悔しさのあまりに歯ぎしりまでしてしまい……ということはなかったけど、老夫婦が荒野で野垂れ死にならないように祈るばかりでした……ということもないけど……まあ、不本意な気持ちが残ったわけです。 しかし、Aチームはそんな無責任なやつらではなかった。 町に戻り、仲間の女性たちと合流し、彼女たちの無事を確かめたらすぐに、仲間の女性エンジェルに車のキーを渡して頼むのです。 「●●(場所)にいるじいさんとばあさんと迎えに行ってくれ」 エンジェルはすぐさまキーを受け取り去って行き、Aチームは悪党のもとへ向かう。 たったそれだけのシーンだったんだけど、私には大発見でした。 たまたまチャンネルを12に合わせた自分の幸運に感謝しました。 正義の味方がきちんとアフターケアをする姿を初めて見ることができたのです。 製作者だか脚本家だか監督だかが、A型だったのかもしれません。 もちろん実際に老夫婦を救出するシーンまでは放映されないのですが、十分満足でした。 それだけで、満足して嬉しくて、その日ずっといい気分が続いてました。 ささいなことを気にする人間は、ささいなことで幸せになれるのです。 それだけのお話です。 おまけ。 「特攻野郎Aチーム」のリーダーのハンニバル役の俳優は、ジョージ・ペパード。 彼は、かつて映画「ティファニーで朝食を」でオードリー・ヘップバーンの相手役をしているのです。 作家志望青年のポール役と傭兵おやじハンニバルが結びつかなくて、それを知ったときはかなり驚いた記憶あり、です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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