2007/10/05(金)01:58
始末書
きょう、水をむだにしました。
おとうさんとおかあさんがまだおふろにはいっていないのに、わざとおふろのせんをぬいて、おゆをぜんぶながしてしまいました。
おかあさんにそのことをすぐにしらせないで、おゆをふやしてごまかそうとしました。
そして、まちがったボタンをおしてしまいました。
それでもおかあさんにはいわないで、そのままおふろからでました。
とてもわるかったです。
もう二どとしません。
もし、わるいことをしたら、おとうさん、おかあさん、せんせいにすぐにいいます。
ごめんなさい。
上記の作文は、初めて娘に書かせた「始末書」です。
今日は、私が夕食の準備中に娘に一人で風呂に入らせたのですが、何を思ったのか、というかたぶん出来心で風呂の栓をぬいてしまったらしいのです。
抜いたはいいけど、あわてて栓をはめ直そうとしても、水圧が邪魔してうまくはめられない。
それで、どんどん減っていくお湯を「足し湯」することでごまかそうをした。
しかし、操作ボタンを間違って、なぜか「呼び出し」ボタンを押してしまった。
呼び出し音で母(私)が風呂場に駆けつけると、
「間違って押しただけ」
とごまかし、母は台所に戻る。
そして、そのまま湯船はすっからかんになってしまったのであった。
自力ではどうにもならないことを悟って、ようやく私にことの次第を打ち明けた娘。
「この忙しいときに何やってるのぉぉぉぉぉぉぉっ!」
そこから、とうとうと説教が始まるのでした。
栓を遊びで抜いたのは悪いことです。
しかし、もっと悪いのは、すぐに打ち明けないでごまかそうとしたこと。
栓がきちんとされていない状態で、お湯を足しても結局は溜まらないのだから、無駄なこと。
そういうのを「猿の浅知恵」というのです。
お湯が減っていく段階で、すぐにお母さんに言えば、簡単に栓を直せたのだから、それはそれですぐに解決するのです。
たいして叱られることなく、「注意」程度で済んだのです。
それなのに、あなたがお母さんに叱られるのを嫌がってごまかそうとしたために、結果的に水を大量に無駄にし、まだ入浴していないお父さんお母さんに迷惑をかけたことになるのです。
そして、そのためにさらに叱られることになるのです。
……というようなことを、実際にはもっと「くだけた」口調で延々と語り続けたのでした。
で、
「これからは、何かしたらすぐに言いなさい」
「わかりました……ごめんなさい。」
「はい、それじゃ終わり」
「で、お母さん」
「なに?」
「終わったから、テレビつけていい?」
「!! あんたは、叱られている間、テレビのことばかり考えてたの???」
ほんとに反省しているのかぁぁぁぁぁぁぁっ!!
てなことで、きちんとした反省を促すために、「始末書」なるものを書かせることにしました。
もう、すでに母には叱り付ける気力なし。
6歳の娘は作文能力がまるでないので、ほとんど母による口述筆記。
(彼女の学校で書いた作文を読んだら、のけぞりそうになるほどの文法無視の文章)
そのあと、音読させました。
それから、ようやく夕食が始まり、テレビ視聴も許可しました。
(一応、アメとムチの使い分け)
彼女が寝た後、風呂を沸かし直しました。
湯船一杯分の水とガス代って、どのくらいのもんなんだろう?
しかし、久々のブログ更新で何書いているんだか……。