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カテゴリ:ワンダータイムズの記録
先週、映画館で「夢売る二人」という松たか子と阿部サダヲが結婚詐欺に手を染める夫婦を演じる物語を見てきました。結婚詐欺を扱っているので、騙される女性たちがたくさん出てきます。その中に「オリンピックを目指すウエイトリフティングの選手」という設定の女性がいました。
私はウエイトリフティングの練習風景を実際に何度も見たことがあります。同じ動作を繰り返す、地味な練習です。華やかさはまるでありません。コツコツと積み上げていくと言ったらいいでしょう。実は出演している女優さんは、ウエイトリフティングの選手を抜擢したのかと思いました。それぐらい嘘がなくて、本物に見えたのです。ウエイトリフティングの選手にしては、演技がうますぎでしたけどね。後から調べてみると、4か月特訓したら筋が良くて、実際に出場した大会で準優勝されたそうです。女優という仕事はすごいですね。練習を重ねることで、実績まで作ってしまったわけです。素晴らしいと思いました。 さて、映画の方ですが「夢売る二人」はラブ・ストーリーではありますが、ホラーだと思いました。心理的な怖さを存分に味わえます。夫に結婚詐欺をすることを進めて後押しをしていく妻が変貌していくのです。松たか子だから、下品にならなかったと言っても良いでしょう。下手な女優だったら、映画の品格そのものが下落してしまいそうな役どころです。決して大げさなシーンもないし、静かで内面を語らない妻なのですが、いつの間にか恐ろしい女性に変貌していく。それが夫に対する復讐であるかのようにです。たぶん、映画を見る人によって意見が分かれると思います。 嘘や詐欺を表す色は黄色です。目の前の人を見て、黄色のイメージが広がったときには、注意してみてください。ひょっとすると詐欺師かもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.02.11 20:03:30
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