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東武線沿線で子育て

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2015年10月07日
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2日連続で、日本で研究されている方がノーベル賞を受賞されました!

大村智先生

梶田隆章先生

おめでとうございます。


受賞された研究のことも大事なのですが、このお二方の先生の生い立ちについてです。
この先生方の出身高校、出身大学は、どちらも地方の公立高校、大学です。(梶田先生は、のちに東大で博士を取られていますが…)
どんぐり倶楽部の糸山先生が、どこかでお書きになられていたのですが、日本のノーベル賞者のほとんどが、公立の高校卒業だそうです。

娘にノーベル賞を取ってもらいたいなどそういうつもりはないのですが、有名私立高校、難関大学を目指すような教育は何の意味も持たないと感じます。
今はやりの子供を東大に入れたお母さんの話とか、東大生の〇割がそろばん、〇文やってました~とかいろいろありますが、踊らされないようにしたいです。

下記の記事は、ノーベル賞と現在の教育を結び付けていてなるほど~と思いました。

大村智さんノーベル賞受賞、背景にある日本人の心

記事は、長いのですが、最後の部分を引用します。

東京大学で毎日教えていて、学生たちが「ファクト」と切り離されているのが気になります。受験でも学内での単位でも、紙の上のことでマルやバツがつき、それでよしとしている。

 実験などは迂遠なだけで、正しいとされる答えを書いてさっさと終わればそれでよい・・・。それでは永遠に、ファクトに触れ、本当に新しいものを自ら見出し、生きていまある喜びをかみ締めることなどできなくなってしまう。

 幻影、イリュージョンに惑わされるべきではないのです。典型的な悪しきイリュージョンとして「成績」「栄誉」「貨幣価値」「キャリア・履歴」「学歴」といったものが挙げられるでしょう。

 こんなものは全部、ゴミみたいなもので、犬にでも食わせておけばよい、それくらいに思い捨てることが大事なのです。

 幻影はしょせん幻影に過ぎず、しばらく経てば消えてしまう。成績もお金もしばらくすれば何の意味もない。

 翻って「ファクト」は永遠に残ります。大村さんが「愛した」微生物たちの作り出す物質は、確実に「フィラリア」の成長を阻害し、全世界の牛や馬(いや家畜だけでなく犬や猫なども含め多くの)動物の命を命を救った。

 同時に、「動物薬」を作ろうと思って開発した抗生物質が、結果的にアフリカや中南米を席捲していた「オンコセルカ症」の予防や治療に効力を持つことが発見され、全世界で何十億人という人の命を救った。

 決してそれを目指したわけではない、副産物としての成果を「ノーベル医学生理学賞」は高く評価した、そういう「ファクトに優る日本」をこそ意識すべきだし、あるいは日本人として誇りに思うとともに、それに連なる若者が輩出することを期待するのです。

 無意味な絵空事と無縁に、まさに「地に足をつけて」伊豆・伊東の土壌の中からグローバルに動物と人間の命を救う抗生物質を見出し、全世界に貢献された大村智教授のお仕事に敬意を表するとともに、2015年度のノーベル医学生理学賞の受賞を心からお喜び申し上げたいと思います。


この記事の「ファクト」は、子供にとっての「実体験」に置き換えられます。
実体験こそが大事で、それに伴った結果は関係ない…
どんぐり倶楽部と言っていることがぴたりと一致しているのは、偶然?
そんなことはなく、実体験が大切なのは、まぎれもない事実だと思います。

記事の中では、

>学生たちが「ファクト」と切り離されているのが気になります。
>受験でも学内での単位でも、紙の上のことでマルやバツがつき、それでよしとしている。

とありますが、実体験のない子が増えているのは事実なんですね。
これだけ便利な世の中になったので、普段から疑問を持ったり、もどかしいから何とかしたいという気持ちが芽生えないのは仕方ないことなのかもしれません…
欲しいものは、お金を出しさえすれば、ネットで買えるし、知りたいこともインターネットですぐ調べられる。
外では、いい子を求められて、やりたいことを心行くまでできない。
今は、させない教育は、本当に大切だと思います。


自身の生活を見直すと共に、日常を子供と「じっくり、ゆっくり、丁寧に」味わうために、「騒がず、慌てず、穏やかに」過ごしていこうと思います。





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最終更新日  2015年10月07日 17時33分45秒
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