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テーマ:宇宙の話題(324)
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こんにちは。
今日は、12月7日の日記でご紹介しました、航空管制や気象観測に使う運輸多目的衛星新2号(MTSAT-2)を搭載し、打ち上げるH2Aロケット9号機の極低温点検を実施したという記事をご紹介します。この極低温点検とは、打上げ当日と同じ手順でロケットへ液体燃料を充填し、ロケットおよび地上設備の機能等を確認するものだそうです。 まず、 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は20日、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターで運輸多目的衛星新2号(MTSAT-2)を搭載するH2Aロケット9号機の極低温点検を実施したとのことです。機体へ充填するヘリウムの温度が十分に下がっていない事象の確認に時間を要したため、試験は当初予定の90分遅れで実施されたそうですが、無事に終了したということです。 この9号機は、平成18年2月15日(水)午後15時30分~16時40分に打ち上げを予定しています。そして、極低温点検では、衛星を搭載していない状態で燃料を充填して、打ち上げ6秒前までカウントダウンをし、機器の動作などを確認したそうです。 搭載する衛星のMTSAT-2は「ひまわり6号」と同型で重量は4.65トン。北太平洋上空の航空管制や気象観測などを担当するそうで、気象観測においては当面は「ひまわり6号」の予備機となるということです。 また、JAXAは9号機のほか、1月19日にH2Aロケット8号機を種子島宇宙センターで、2月18日にM5ロケット8号機を内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝付町)で打ち上げる予定だそうです。そして、1ヶ月間に3機を打ち上げるのは今回が初めてのことだということです。 来年は、年明け早々にロケットの打ち上げがたくさん予定されていますので、楽しみです。全部のロケットの打ち上げが成功して欲しいですね♪(^▽^)/ ![]() 写真奥:VABの中に見える「H2Aロケット8号機」 手前:発射点に移動した「H2Aロケット9号機」(撮影日 12月19日) 写真の手前のロケットは、2月に予定されている打上げにむけた「極低温点検」のため、第1射点に運ばれた9号機です。約500m離れたVABの扉(「世界一大きなドア」)の向こうに、8号機の姿が垣間見えています。 ![]() 種子島に「世界一大きなドア」登場 スライド・ドア、つまり押し入れのフスマみたいな「引き戸」として世界一の大きさだと認められたのが、種子島宇宙センターのこのドアだそうです。衛星やロケットのパーツが運び込まれ、内部で組み立てられ、打ち上げ数時間前にこのドアをくぐり、ロケットと発射台がスムーズに出てこれるよう、そして安くて丈夫で長持ちするように設計していったら、世界一の大きさになったということです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.12.23 02:19:03
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