レベル999のマニアな講義

2019/06/25(火)21:52

パーフェクトワールド 第10話(最終回)

ドラマ系の感想(26732)

内容 樹(松坂桃李)とつぐみ(山本美月)は、覚悟を決めた。 樹は、つぐみとの結婚の許しを得ようと、つぐみの父・元久(松重豊)を訪ねる。 つぐみとの出会いで人生が変わったこと等を伝えるが、やはり反対されてしまう。 樹が良い人であることは分かっているが、娘が苦労することも見えていると。 その直後、元久が。。。。 敬称略 脚本は、中谷まゆみさん 演出は、三宅喜重さん まあね。"ドラマ"だから、多少あざといのは、目をつぶるが。 ただ、基本的に“恋バナ”なんだから、 それ以外のトラブルなどのイベントを、あまり混ぜない方が良いと思うのだ。 やはり、話がブレてしまうから。 今作は、ずっと、同じ手法を続けてきた。 冷静になれば分かるが。 “設定”が、どうかよりも。。。あまりにトラブルに巻き込まれすぎだよね。 そう。リアルに描いているつもりが、 描いているコトが、奇を衒うようなことばかりで、作り物過ぎるのである。 だから、嘘くさく。。。そして、あざとさを感じてしまう。 正直、無理にイベントを混ぜるよりも、 “日常”を淡々と描くだけの方が、 登場人物の“人間”を描かなければならなくなるため、 間違いなく上質な作品になった可能性が高いのだ。 たとえ。。。原作があったとしても。。。だ。 これは、完全な、戦略ミスだと思っている。 例えば、今作は、結婚までの過程を描くことに終始した。 それ自体は、別に、どうってこと無いのだが。 あまりにも稚拙な恋バナで。。。。。アラサーの恋バナには見えなかったのだ。 そらね。俳優も含めて、 そういう“視聴者層”をターゲットにしているのかもしれませんけど。 でも、それを言い出したら、CMとの乖離が。。。。(苦笑) こういう部分も、明らかに戦略ミスだろう。 晴人、洋貴、そして、しおりのほうが、よっぽど“大人”だし。 そのあたりの微妙な違和感も、今作のミスだと言って良いでしょう。 最後だから書いておくが。 今作を本気で描くならば、くだらないイベントを盛りこむより、 シッカリとした、アラサーという大人の恋バナにしたほうが、 よっぽど、様々な視聴者層が食いついてきたと思っています。 で、中盤までに、結婚。 そして、その後の展開は。。。。 現在の連載のネタを持ち込めば良かったと思っている。 どういうネタかは、書きませんが。 普通に日常を描けば、間違いなく描いたことでしょうから。 ホントは、書きたくなかったのだが。 原作を読んでいるだけでなく、いろいろと知っているからこそ、 もっと、シッカリとしたドラマを紡いで欲しかったのである。

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