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台湾を襲った台風8号はすさまじく、南部地方では未だ多くの方が、不便以上の生活を強いられています。
そんな中、支援の動きも活発化して、美談も沢山生まれていますが、ニュースではマイナス面も報道されていました。 映像に映されているのは、黴の生えた食べ物、缶詰などなどです。 個人なのか、商店なのか、企業なのかわかりませんが、消費期限が過ぎた物を送り、ただでさえ人で不足なボランティアスタッフに仕分けの手間を取らせ、復興の足をひっぱっているそうです。 でも医療体制も十分でなく、上下水道も破壊され、疲労がたまった体に、食中りは大変なことです。 普通ならちょっと胃腸薬を飲めば回復するかもしれませんが、命取りにだってなるかもしれません。 今日は、我が家にあった賞味期限を2年も過ぎたシチューのルーを使って、夕食を作りました。 根菜以外高いので、いきおいカレーやらシチューが増えます。 何ら問題はありませんでしたが、それは被害のない地域で、睡眠、栄養、運動をちゃんとしているからで、自己責任において食べられても、送れる物ではありません。(夫には、食べる食べないは選択してもらいました) 善意を施す時、人はつい理知的に効果、効率を考えなくなりがちです。 私自身二十歳頃、いらない服をアフリカに送ったのですが、ある方に、その送料を募金したら、何人もの子供が予防接種が受けられると教わり、目から鱗が落ちました。 省みると、自分が愛着を持った服をただゴミにするのが惜しくって、喜んで着てくれる人がいるのなら、と思っての事でした。古着を発展途上国へ送る活動の全てを否定しているわけではありません。 夜は意外と寒いらしいので、必要な活動だと思います。ただ自分を省みると、愛着ある服への執着が混じり、100%相手本位な活動ではなかったなということと、知識不足を反省させられました。 人々が苦しむ映像を見ると、感性が働き、すぐ何かせずにはいられませんが、本当に相手のためになることは何なのかを考える理性と、より効果的な方法を選ぶ知性が求められると思いました。M お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009/08/23 04:01:59 PM
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