オンラインカジノ規制 (イタリア)
今回はイタリアからの生活情報をご案内します。この続きは下記サイトへどうぞ。 http://kaigai-johou.seesaa.net/+-+-+ オンラインカジノ統制へ +-+-+イタリアでもナンバーズのようなスクラッチ式の簡易くじや宝くじ、そしてトトカルチョのようなスポーツ博打はかなり人気があります。街角のくじ売り場や賭博場は最近は特に明るい感じで女性も入りやすく利用の仕方も簡単になっているので日常的に気軽に利用している人も非常に多くなっています。そうしたリアルな賭け事とは別にヴァーチャルの賭け事も年々増えておりオンラインルーレットなどのページへのアクセスも増加傾向にあるようです。1日平均75万人がオンラインで賭け事を楽しむためにアクセスし一人あたりの1週間の平均賭け金は約35ユーロといわれています。2008年には各博打でのイタリア国内の総売上は46億ユーロにものぼりそのうち正規オンライン賭博の売り上げは45%増で13億ユーロとなっています。このオンラインカジノの売り上げ増はイタリアでは2008年に、国の認可を受けた正規のオンラインカジノがオープンし広告も大々的に打たれ販促が行われたことによる結果といえそうです。しかし、この正規のオンラインカジノ以外にネット上には海外発信のものをメインに不法の賭博サイトが数多くあり法の目を逃れるために日々姿を変えていたりします。こうした不法賭博サイトでの売り上げのほうが正規のものを上回るといわれており実際には約20億ユーロ程度の売り上げがあるのではないかと言われています。1447件確認されている海外発信のこうした不法賭博サイトへのイタリア国内からの一日平均アクセスは150万件とみられています。イタリア政府はこうした不法賭博サイトへの売り上げ流出を防ぎ、ユーザーを詐欺事件から保護するためにオンラインカジノ統制に乗り出しています。不法オンラインカジノのページにアクセスしている人の約30%はそのページが合法であるかどうかの区別ができていないことから国が率先していわゆるお勧めオンラインカジノのリンク集を作成していく方針。不法オンラインカジノを自分のコンピューターにブックマークしている場合にはそこから切り離すのは難しいとも見られていますがまず新規のそうした不法サイトへのアクセスを増やさないためにGoogleとも提携し、不法オンラインカジノが各種検索エンジンにヒットしないような対策も進めています。政府がこうした統制に動き出したのには、もちろん正規オンラインカジノでの売り上げを伸ばすためという国としての実質的な思惑もありますがそれが同時にユーザー保護に繋がるのであれば有用な統制なのかもしれません。いずれにしても一攫千金はめったにありえないのも事実。冒険はほどほどに。