江戸時代の呼称,妻と夫地方も国会も議員は「アベ先生」と呼ばれて,いい気になっていると次の選挙からは只の人。「アベさん」なんて呼ばれて,「無礼者!」と叫んでも空しいのでございます。昔は身分によって呼び方が違っていました。まとめておきましょう。 1.年俸1000石以上の主人は「御前様」,その夫人は「奥様」 2.年俸1000石以下の主人は「殿様」,その夫人は「奥様」 3.御目見以下の主人は「檀那(旦那)様」,その夫人は「御新造」 4.さらに下級の御家人の主人は ただの「檀那(旦那)」,でも夫人は「 御新造さん」 でも,町奉行の下の与力は3.に位置するのですが夫人だけは「奥様」と格が上,ご婦人をより以上に立てておけば何かの時に有効との計算があったのでしょうか。 現在ではどんな身分の夫人でも,「奥様」ですね。でも男が「御前様」とか「殿様」と呼ばれることは総理大臣とてあり得ないのです。せいぜいが「旦那様」。「殿様」なんて呼ばれようものなら「あんた,どうかしたの?」と聞き返したくなりますね。やがて救急車が登場,保護されて神経内科へ・・・。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() それで,その奥様は「うちの旦那がね,昨日熱出しちゃってさ・・・」「あら,うちの旦那も先週風邪引いてさ・・・」なんて井戸端会議。男は一番下位の呼び方で定着したのに,女性の地位はどんどん上がり,「奥様」と最上級。とんでもない時代になったものです。 ![]() ジャンル別一覧
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