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江戸東京ぶらり旅

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お節料理

重箱の数とその中身のウンチク



 お節料理の重箱,正式なのは四段重ね。ですから,今度は簡単にすませたいね,と思って見るお節料理の広告。一段,二段。これ以上の三段はありますが,四段重ねはまずありませんね。どうしてなのでしょう。

=三段が多いが、正式な四段、それに五段もあります=

    

    

    


 以前、「三つ肴」,つまり数あるお節の素材の中で,東京なら黒豆,数の子,ごまめですべてを済ませられるという代物。いいですね,れだけで全部終わりにできるのですから。こんなお節の話をしましたが,「三」はパーフェクトという意味。

 それで重箱は三の上にもう一段という発想なのです。おまけというか「今日はこれをおつけして,何と3000円」という感じかな。それに、それぞれの重箱に入れる品数は奇数がいいのです。これは役立つ知識ですよ。

一の重(一番上)は「祝い肴」:三つ肴(黒豆,数の子,五万米)を中心に並べる

二の重は「口取り」:オードブル(番外)である金団(きんとん),柚子玉,伊達巻などを入れる

三の重:海老,鮑,鯛などの海の幸を入れる

与の重(四段目):八頭(サトイモの中心にある大きな芋),蓮根(ハスの根茎),慈姑(くわい),里芋(八頭の周囲につく小さな芋)など山の幸を入れる

=これが正式な四段のお節料理です=

    


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