昨日買った本、読みやすかったので、
最後まで読んでしまいました。
来月、これにサインしてもらおう
シングルマザーや男女共同参画については、
うんうん、そうそう!! って感じで読みました。
ニートの問題、日本の低所得者層の問題については、
勝間さんとは次元の違う問題だということが良く分かりました。
政治家や世論にニートの苦しみが届かなくて、
一度日雇い労働、派遣、フリーターになってしまうと、
なかなかそこを抜け出すことができない仕組みが
問題だと叫んでも、そこは「努力不足」だと纏められてしまう。
夫も「努力不足」が問題だと言っていたけれど。
現に、このまま経済状況が悪くなり、
もしも夫が解雇などになってしまったら、
きっと彼は新しく正規雇用で働くことは難しいと思います。
私の大学時代の友人にも、フリーターはいません。
が、私の弟や、従兄弟には派遣労働やフリーターをしている人はいます。
彼らはもう何年もそうしてきているので、やはり私の両親世代が
考えるような「安定した正社員の年功序列の・・・」なんていうのは
夢のまた夢といった感じがします。
政治家や、年収が高い人達には、
そういう苦しい状況が見えてないんですね。
次元が違うから。
「ここがおかしいよ!」って伝えることから始めなきゃって段階で、
随分前から格差社会とか、ワーキングプアとか言っていたわりに、
その人達の声が届いていないのが虚しいです。
私が参加している労働問題の勉強会では、
定年退職した人達が、「今の若い人達が余りにかわいそうだから」って
いろんな国の統計データや、新潟市の現状を勉強しています。
どうせ変わらないからって諦めるのは簡単だけれど、
やはり、声を出さなきゃ何も変わらないんだろうと思います。
私に出来ることってなんだろう?
考えさせられた本でした。