ポチのお散歩
いつもは佐保川を中心の散歩コースでしたが、時にはちょっとコースを変えて鴻池運動公園とか、平城宮跡にも散歩に行きました。 鴻池運動公園へは歩いて行くこともありました。歩いて行く時は、かかりつけの獣医さんの前を通って行ったのですが、獣医さんの前にさしかかると、道の反対側を歩いていても、なぜかポチは道を横断し、獣医さんのドアの前まで行って上を見上げ、「開けて!」と言うのです。それはたいてい日曜日で、休診日だったので、「今日はお休み。ねんねしてはるよ。」と言うと、「じゃあ、お散歩行く」と散歩に戻ったのでした。ポチは車酔いが酷かったので、あまり遠出はできなかったのですが、鴻池運動公園や平城宮跡は車で10分以内だったので、時には車で出掛けました。車に乗るときは、シートベルト対応のハーネスをつけて 車が好きでなかったので、現地に着くまでは不機嫌なポチでしたが、ひとしきり遊んで帰る時は、車の中でも笑顔で「面白かった!また行こうね!」と上機嫌なのでした。ちなみに、シートベルトをしている写真は帰宅したところで撮ったものです。ポチはリードをつけないとお散歩にいけないことを知っていたので、それと、玄関を出るのも入るのも人間が先というルールを覚えていたので、大人になってからは玄関が開いても飛び出すことがなかったのですが、まだ若いとき、2度脱走をしました。1度はまだ子供の頃で、20mくらい走ったところで追いかけていって、「ポチ!」と呼ぶと戻ってきました。もう1回はまだ若いときで、玄関を出たと思ったら、一直線に元ガールフレンド(女の子でなくなったので)のメイちゃんちまで行ったらしく、メイちゃんの家の門の前でお座りをしたところをメイちゃんのおばちゃんに発見されました。メイちゃんのおばちゃん曰く、「ポチ、そんなとこでおすわりしててもわからんやん!」ポチはおすわり、お手は欲しいということを示すものだという認識を持っていて、遊んでいてお菓子(もちろん、犬用)が欲しくなると、お座りとかお手とか言わなくても、自分からサッサとハウスに入って、勝手にお座りしてお手とおかわりを繰り返すのでした。その熱心さにはいつも笑ってしまいました。