1日一食、ひと月9.000円の達人!
「一日一食」、たまには体にいいようです。飽食の時代と揶揄されつつも、いまは少食健康主義に変更する人が、少しずつ増えているそうです。でも、一日一食生活で注意する点があります。全体量は少なくても栄養のバランスには充分気をつける必要があるのです。たとえば、野菜や大豆などのタンパク質。米、麦などの炭水化物を必ず適量とるようにします。また、ベジタリアンの人は 肉の代わりに豆類でタンパク質を取る必要があります。むかし、曹洞宗.永平寺の修行僧は、玄米おかゆのうえ食事の量が少ないため、入門したての頃は、好きなだけ食べていた娑婆の食習慣に慣れていた体は耐えられず、脚気になる人がおおかったということです。それでも、粗食小食にだんだん慣れてくると、少ない量から充分に栄養を吸収できるようになり、むしろ以前より健康体に変化していくのだそうです。これは実験データとしても興味深いものです。そういえば、テレビにでるような偉いお坊さんは、体格も顔の色つやも立派な方が多いような気がします。ホントに粗食小食であの結果であるならば、素晴らしいと思います。 もっとも、明治より古い時代は貴族や侍は1日に2食が普通で、農民などは1日1食か2食が普通だったそうですから、確かに現代人はまちがいなく食べ過ぎのようです。 人間と同じ哺乳類の草食動物は、起きている時間の80%は食事をしているそうですが、それは植物から得られるカロリーが少ないからです。だから草食動物はいつ見ても口をモグモグ動かしているということです。逆に肉食動物はどうでしょうか。肉は高タンパク高栄養のため、2日に1回くらいの食事で十分カロリーを得られるのです。だから4、5日なら何も食べなくてもなんの問題もないというわけです。だからライオンなどは、昼間はのんびりと昼寝ができるんですね。 さて、人間は猿と同じ雑食(草食+肉食)なので、草食動物と肉食動物の中間になります。ですから肉体的には1日に1度の食事でもかまわないという理屈になります。それでも、精神的にはやっぱり、1日3回の食事の方が満足できるのです。 とにかく、ペットドリンクや食べ物を、むやみに口にする悪習慣だけは治したほうがよさそうです。よほどの重労働でもしないかぎり、40歳を過ぎたら「一日一食」、このほうが体には優しいようです。 必見 日本の食生活研究家、エッセイスト、漫画原作者の魚柄仁之助さんは、ひと月9000円で生活しているそうです。夕食作りは5分、1杯15円、10分漬け、などで食費がなんと、ひと月9000円。1日3食すべて自炊して、調理時間はしめて65分。本人いわく「料理とは限られた時間との折り合いのつけ方」、だそうです。挑戦してみる方いませんか。。。