老いを感じるとき...
葛飾北斎「尾州不二見原」(富嶽三十六景)=浮世絵のアダチ版画よりけさのTBSラジオ、永六輔さんの、 「永六輔 その新世界」で、『老いを感じるとき』、について聴取者からの葉書を紹介しながら、老い談義に花が咲いていました。...人の名前がすぐでない、...乗り物で席を譲られたとき、...映画を見に行っても腰や肩が痛くなって長時間座っていられないとき、...しゃがみ仕事で立ち上がったとき、すぐに腰が伸びない、長時間座っていると腰が痛くなるので、床屋さん(美容院)は早く終わるところに行っている。 孤独感は自分の考え方次第で変わる WHOの健康平均寿命で、今年も日本は、男性79.29歳、女性86.05歳と3年連続世界一を更新しました。人間の脳の老化現象がはっきりでてくるのは50歳ころからといわれています。内臓や知能より感情のほうから老化してくるそうです。内臓は老化してきても致命的な病気をしないかぎり、実生活では80歳になっても十分元気でいられるということです。また,脳が老化しても、痴呆にならない限り、知能は高い水準に保たれていくそうです。脳が老化してくると感情が鈍化し、無気力、抑うつ的になってしまう人が多く、80歳代になると軽度も含めその半数は痴呆に入ってくるそうです。 写真素材.イラストのPIXTA [ピクスタ]楽観的生き方のすすめ80歳代でも元気印の人は大勢いますが、そんな人は物事を悲観的に考えない性格的なものも大きく影響していると考えられます。いつも感心するのは、テレビに映る国会議員の方々の顔の色つや、元気な姿、いつも緊張と忙しさの中で老けている暇はないのかもしれません。ということは痴呆のほとんどは、「脳を使わず、体も動かさないのが原因」、ならばその逆をいけばいい。自分が、心底好きなこと楽しいことに打ち込む、これがいちばん幸せな生き方ではないでしょうか。楽しいこと、面白いことを、他人の目など気にせずに、脳をガンガン刺激するアクティブ(活発)な生き方、いいですね。