知り合いＡさんが半年近く拘留されているので、陣中見舞いに行ってきました。
高い塀に囲まれたその中は、立派なインテリジェントビルさながらのおっされーな監獄。

ちょっと見、赤坂にあるＴＢＳのビルよりよほどご立派です。
よくよく見ると違うのは、窓がないこと。
（外からは見えないだけかも知れませんが）

面会依頼書を書いて、提出。
「Ａに面会ですね」と、知り合いＡさんを
呼び捨てにされ、ちょっとむっとする私。


面会時間は３０分以内、会話が途切れるとおしまい、と
聞いていたので、一緒にいった連れの友人と、会話のネタ
をあれこれ準備していきました。

入管前にボディチェックを受け、荷物を預け、いざ出陣。

面会室に現れたＡさんは、ご自慢のひげもそり、
お酒もタバコもやめ（あたりまえか・・・）、
すっかり健康そのもので、笑顔も前よりずっと穏やか。

あれれれれ・・・。
なんだか笑っちゃいました。

少しおしゃべりして笑い合って、さあおしまい。
ものの５、６分程度の逢瀬です。
ずいぶん厳しいんですね。

３０分ならんで、雑誌３冊を差し入れして帰ってきました。

ほんとはおいしいものを差し入れしたかったのですが、
実刑判決の出ている人にはダメだそうです。あらら。


つれの友人（獣医さんで大学の先生）とも、久しぶり
の再会でしたが、このなれぬ拘留所慰問でお互いすっかり
疲れてしまい、ちょっとお茶して、また会おうね、と、
すぐにお別れして帰ってきました。

友人曰く、面会に来ていた人は

・ガイジンさん系２割（多国籍です）
・老夫婦系２割（ドラ息子に面会か）
・マルボー系６割（ベンツに派手なスーツが決まってる）

だったそう。

印鑑が手元になく、差し入れ依頼書にいやいや拇印を
おしている時、なにげなく隣の人に目をやると、
そこには５０マンはあろうかという、札束。

現金の差し入れは上限がないらしい。
雑誌は３冊までなのに。

お金は拘置所が結果的に潤うからいいのでしょうか。

よくわかんない世界です。