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April 20, 2006
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最近、思いもよらぬ人から思いもよらぬ相談を受けることが増えています。

仕事をしようとパソコンの前に座り、メールチェックすると、スパムメールが数十通(笑)、
お仕事メールが1、2通、そしてご相談メールも1、2通。

お仕事メールから手をつけようと思うものの、ついご相談メールから着手し、
それだけであっというまに2時間くらい経ってしまいます。

平和ボケした頭のいい体操にもなるので、それはそれで自分なりの勉強には
なっているのですが。

パソコンの前に一日中すわって仕事しているだけでは、世間はあまりに狭いし、
人と話しをすることもほとんどないので、孤独ですから、それを紛らわせるのにも
ご相談メールは気分転換にもなります。

世間と切り離された空間で、こつこつ仕事を続けている中でも、
少しでも必要としてくれる人がいるらしいということを感じていられますから。


さて、きのうも、かなり重いご相談に2件、そうでもないけどこちらとしては
手間のかかるご相談を1件、メールでお返事しました。

相談者の立場も年齢も性別もまちまちで、内容のほうもさまざまですが、
(新しくはじめたい仕事のこと、家庭のこと、組織内での人間関係のことなど)
まとめて順次にレスをつけていて、ある共通項を見つけました。

それは、相談に乗る側のわたしに対して、彼ら、彼女らが求めている回答に、
どうやらわたしの意見はあまり必要ではないらしいということ。

相談者とはメールなり、電話なりでやりとりしていますが、
口頭や文面では「わたしの意見を聞かせてください」、という内容になっています。

しかし何度かメールで、そのテーマに沿ってやりとりをしていると、
聞きたいのは私の意見ではなく、基本的には相談者の考えに合った「同意」、
もしくは「同情」をわたしの返答の中のどこかで、見出したいと
相談者の方たちは考えているようなのです。

たしかに、自分がもし相談する立場だったら、高みから意見されるよりは、
コトバにできない相談者の気持ちまで汲み取ってもらい、
それに寄り添うような配慮、同調が欲しいと思うに違いありません。

困ったな、と感じることは、相談者のうちのほとんどは、
あきらかに私と異なる意見をはじめから持っています。

そして自分がその懸案事項に対して、自分なりに漠然と導きだして、
ある結論、それを実行するための前向きな材料、確証になるような
意見をわたしから引き出したいと考えているようです。

きっと、自分なりの意見があるものの、それは正しくないかもしれない、
失敗するかもしれない、かえって揉め事を大きくするかもしれないと、
漠然と不安を感じているからこそ、同じ意見を持つ人を見つけ、気持ちの上だけでも
味方につけてから前に進みたいと思うのかもしれませんね。

でも、それを求められても、なかなか要求に応じるのは難しいものです。

わたしもガンコなので、相手の意見に沿って
自分の意見を覆すことができるわけもなく・・・・。


カウンセリングの基本は相手の立場や気持ちに沿えること。

肯定もせず、否定もせず、同調もせず、冷静に相手の話に耳を傾けることが必要です。

自分の意見を述べていいのは、相談者に求められた時だけ。


それはいつも念頭に置いているものの、電話はともかく、メールで受ける相談に対して、
同調せず、肯定も否定もせず、相談に乗るというのは至難の業なのであります。

つい、なにがしかの意見を述べたくなってしまいます。

でもそれをやってしまうと、相談者からの連絡は途絶えてきます。

わたしと話しをしていても、埒が明かないと思われるようでして・・・・。

その気持ちも理解できるので、しょうがないこととは思うのですが・・・。

「専門家の意見を聞きたくて」なんて相談の場合は、こちら気を使って、
下調べをした上で言葉を吟味して返信をします。

なかにはその部分だけ具体的に聞き出して、あとはあなたの意見などいらないよ、
という態度をとる人もいて、そういうときは都合よく利用されたような
気分になってしまい、心が消耗します。

そこに至るまでのプロセスで、わたしが相手をそういう気分にさせてしまう
何かを発しているのかもしれませんが。


某精神科医さん曰く、言葉や文章にして悩みを誰かに打ち明けることができた時点で、
その人は悩みの解決への道を自分の力で80%以上クリア
しているのだとか。

そう考えると、たしかに必要なのは聞いてくれる相手であって、
そこからの余計なアドバイスはかえって混乱させられるだけで、
いらないのかもしれませんね。


心理学やカウンセリングの勉強もしていますが、知れば知るほど、深みにはまればはまるほど、
このシゴトを生業にはできないなぁと思ってしまいます。

そもそも、お金をもらって人の相談を聞くというのは、なんだかその行為自体に
すごい驕りがあるように思えてしまうし・・・・。

だけどお金を払う価値があると考える人がいるから、このシゴトもあるわけで・・・。

そういった観点からも、カウンセリングの世界は自分の考えと遠く隔たりを感じてしまいます。

それ以前の問題で、ひとこと言いたがりの自分には、プロとしてのカウンセリングの仕事は
ゼッタイに無理、そして、もし自分が相談する側なら、こんなカウンセラーには
ゼッタイにつきたくないなぁと、ひしひしと感じてしまう今日この頃であります♪

試みの地平線(伝説復活編)
試みの地平線(伝説復活編)
人生相談といえばコレ!(笑)。





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最終更新日  April 20, 2006 10:20:43 AM
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