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カテゴリ:映画ログ
原作はスティーブン・チョボスキーという人が書いたベストセラー青春小説だとか。映画化にあたって脚本も監督もチョボスキーさんがやってしまったとは、なかなか度胸のある人だ。ペンシルバニア州ピッツバーグ郊外の高校での出来事。主人公の16歳高校一年生のチャーリー(ローガン・ラーマン)は孤独で静かな生活の中にいたが、学校でサムという女の子に出会ってから、生活が変わる。サムがエマ・ワトスン、サムの義理の兄パトリックがエズラ・ミラー、この3人が織りなす青春ドラマだ。時は1991年まだ誰もが携帯を握って離さない時代にはなっていない。電話は家の備え付け電話である。
アメリカの高校生ドラマは私の苦手の分野の映画である。男女交際に没頭し、誰かの家に集まって馬鹿馬鹿しい大騒ぎパーティ、スポーツ選手がスター扱いされて、いったいどこに静かな学園生活があるのだ!と、私は自分の全く面白い事のなかった、図書館に入り浸っていた生活を思い出して、嫌な鬱状態になってしまう。うらやましいのではない。アメリカのより何もなかった自分の時代の方が良かったと懐かしいのだ。何も騒がしいことがなかったから、学校へ毎日行って帰るだけで、それだけで落ち着いて成長できたのではないかと思う。それはさておき、如何に主人公が引っ込み思案で、目立たない壁の花的存在の人間だったとしても、これがありのままらしいアメリカらしい浮かれぶっ飛んだ学校生活が描かれている。エマ・ワトスンはピックアップトラックの荷台の上に立って風を受けて手を広げる、、、はたしてこれが格好良いのだろうか?少なくともローガン=チャーリーから見ると格好良いことだった。エマの女友達たちに紹介され親しくなる。どの子もきついメイクだ。派手でセクシーな衣装にきついメイク、もううんざりだ(もちろん私はセーラー服だった)男子は結構喧嘩しやすい。すぐ殴る、我慢も勉強の一つだろうに。 というわけで、私的には合わない物語だった。エマはハーマイオニーちゃんの名残で好きだが、どうも粒が小さい。ローガン・ラーマンは適役だが、もっと中身のある大人物に出るべきだ。エズラ・ミラーが何かと目立っていた。さんざんな感想になってしまった。 (おまけ)彼らの時代1990年は「ロッキーホラーショー」がもてはやされていた。町の上映館ではスクリーンでの上映に合わせて舞台でロッキーホラーの仮装をした高校生たちがスクリーンの音楽に乗って自分たちのショーを繰り広げる。オカマのクイーンに扮したエズラ・ミラーが見もの。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.10.30 21:57:09
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