2人の女神の気まぐれで
異世界に飛ばされてしまったルカ。
そこは人間と獣人と魔族が
対立している世界。
人間でありながら
獣人の番をもち、
魔族の道具を使うルカは、
皆から嫌われてしまいます。
女神様、意地悪ですね。
これがマフラーをくれた人に対する
お礼なんですかね。
なんだか嫌がらせのような気がします。
~~内容は…~~
クリスマスの夜、
一人寂しく飲み会の帰り道を歩いていたルカ。
深夜だというのに子どもだけでいる
二人の少女を見かけた彼女は、
自分のマフラーを少女たちに譲る。
すると、お礼と称してなんと異世界に
飛ばされてしまった!
少女たちいわく、
そこで初めて出会った人が、
ルカの「運命の番」だそうだ。
ところが、彼女がその世界で
初めに目にした人は、
金色の巻き角がはえた男性――
つまり獣人だった!
おまけに、ここでは獣人と人間は
対立しているらしい。
優しく頼りがいがある「運命の相手」に
惹かれたルカは、
トリップの際に手に入れていた
魔法を駆使して彼の周りの獣人たちとも
仲よくなろうと奮闘する。
けれど、そんなルカに対する
周囲の目は厳しくて――!?