きまぐれ音符

一人で飲食店に入ると、「カウンターでもよろしいでしょうか？」
うむ、よろしいよろしい。
中の動きをそれとなく観察できるから、面白い。

庶民的な回らないお寿司屋さん。
職人さん二人の連携が絶妙。
客の注文に笑顔でこたえるのは勿論、
仕事の状況を互いに把握し、声を掛け合う。
見ていて、とにかく気持ちがいい。
だから、ついついもう一品。今だと、鯵だね。

ラーメン屋では、カウンターの奥行にびっくり！
30センチぐらいしかない。
二人しか座れないし、背中の後ろはすぐ壁。
荷物も置けず、無理矢理作った感は否めない。
賄い席？とツッコミつつ食べたラーメンの味は……
う～ん、中毒性はないかな。

老舗のとんかつ屋。
中では4人の職人さんがテキパキと。
一番若そうな人の腕に火傷痕。
そのうち治るよ、と先輩。
うなづく後輩。
その時、脳裏に『サンサーラ』が。
『ザ　ノンフィクション』の上京物語を思い出してしまい
ちょっぴりツンと……
けして辛子のきき過ぎではありません。