うんちく王子の独り言

よく出てくる疑問です。
『ハヤシライス』と『ハッシュドビーフ』の違い？
どう違うのか？
ここでもう一つ似た料理でロシア料理に『ビーフストロガノフ』なるものがあります。こちらは、入っている肉も厚めでデミグラスソースとは少し違って、サワークリームや生クリーム、ときにはヨーグルトを加えることで酸味があります。（だいたいサワークリームが入っています。）

ちなみに正式名称は『ベーフストロガノフ』で『ビーフ』ではない
『ベーフ』はロシア語で『○○風』昔ロシアでストロガノフ侯爵に仕えていた料理人（フランス人コック）があみだした肉の煮込み料理を『スロトガノフ風』の意味で『ベーフストロガノフ』となり牛肉を使う事が多いので、『ベーフ』が『ビーフ』にいつのしかなってしまったと考えられます。

問題の『ハヤシライス』と『ハッシュドビーフ』の違いですが、『ハッシュドビーフ』の『ハッシュ』は細かく切るの意味で、『細かく切った牛肉料理』といったところでしょうか？
『ハヤシライス』の『ハヤシ』は…
①『ハッシュドビーフウイズライス』ハッシュドビーフを御飯にのせたもの⇒『ハッシュライス』⇒『ハッシライス』⇒『ハヤシライス』となった説
②洋食屋の丸善の創始者である早矢仕有的（はやしゆうてき）氏が考案されたとする説あり。その名前から『ハヤシライス』となった説

御飯に『ハッシュドビーフ』をかけると『ハヤシライス』になる！
つまり…『カレー』と『カレーライス』の関係と同じように『ハッシュドビーフ』と『ハヤシライス』はあるのでは？と考えられます。

ただ…『ハヤシライス』は日本発祥だが…『ハッシュドビーフ』は…日本とされているが…疑問が残る…