【立川晴の輔のハレルヤ!独演会Vol.4 in 町田パリオ】
小田急線&JR横浜線町田駅前のパリオビル4階・フリースタジオパリオで、恒例となった立川晴の輔師匠の独演会昼の部を見に行きました。私ももう3回目ぐらいの参加になりますが、何といっても駅改札口からスタジオまで完全バリアフリーで行けること、キン・シオタニ氏のイラストがあちこちに配されていること、会場が明るくて清潔感満点な環境で演者さんとも非常に近い距離で楽しめること、そしてもれなく階下の平禄寿司の500円クーポン券がついてくること(←これが一番目的じゃないのかって?そんなことはないですよ)で大変気に入っています。 tvkの番組収録などのときはいつも大雨に見舞われ、” 雨の輔 ” なんて揶揄されている師匠ですが、さすがにゴールデンウイークとっかかりの今日は雲一つないまさに晴れ空、チケットも昼・夜とも完売御礼ということで、老若婦人方を中心に(←男は少な目)賑やかに席が埋まる中、開口一番、晴の輔師匠の弟弟子で、今春二つ目に昇進したばかりの立川志の太郎から始まりました。山形新幹線で出会った不思議なイントネーションでアナウンスする車内販売の売り子さんを再現して笑わせ、『 湯屋番 』 を一席。道楽者の若旦那が、奉公先の銭湯の番台で女との逢引きを妄想する描写、なかなか力が入っていて聴いているこちらも気味悪くなるような熱演でした。オチも悪くなかったけれど、もう少し続きを聴きたい気もしました。 続いて真打登場。当地で披露するために作ったものの使う機会のなかった 『 隠居ペディアの土地こばなし 中野編 』 を皮切りに 「 学校行きたくない 」 「 あなた校長でしょ!」 などの小ネタ連発戦法で、これがまた百発百中で大いに笑わせてくれます。 仲入り後は一転して照明を高座部分だけに絞った薄暗い状態で、7年前に師匠住まいの調布で起きた不発弾処理の顛末をマクラに大ネタ 『 鼠穴 』 を披露。いわゆる夢オチなのだけれど、兄さんと弟タケさんの喜怒哀楽こもったやり取り、特にタケが身代滅ぼして、まだ小さい娘を吉原に出すときの苦渋の表情は、晴の輔師匠ならではの熱の入りようで、会場は水を打ったように静まり返り、師匠の激しい体の動きに合わせた高座板のきしむ音だけが響き、息を呑むような時間が流れ、無事にオチがついたところで 「 ほぉ~っ! 」 と溜め息が一斉に漏れたような空気に続いて大拍手が送られました。 満ち足りた気分で会場を後にし、続く 『 爆渦 』 を観るために下北沢へ直行する前に、せっかくのクーポン券を利用して平禄寿司で早い夕食。もちろんかっぱ巻きもオーダーします。遠峰あこ姐さん早くパリから帰ってきてほしいな~。 立川晴の輔師匠の公演・TV出演予定などはこちらから↓『 立川晴の輔WEB 』