toramocoparmanの日々つれづれ

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• 乗れたぜぃ

  朝からゴキゲンだね！

  2015.11.23

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  喰い道楽すみよし （ 茨城県ひたちなか市・那珂湊 ）

  　茨城県内で隣同士の大洗町と肩を並べて漁獲量の多い、ひたちなか市那珂湊港には、『 おさかな市場 』 があり、新鮮な魚介類をその場で食べたり買ったりできるとあって、週末などには観光のクルマで大渋滞が起きるほどの人気スポットとなっています。そのほとんどが素通りしてしまう街中心部にも、魚料理の美味しい店 『 喰い道楽すみよし 』 があります。  那珂川の河口に架かる海門橋の向こうは大洗町。鹿島灘は荒れていました。那珂湊へは渋滞知らずのひたちなか海浜鉄道湊線でどうぞ… 　『 すみよし 』 は、ただの海鮮料理店というだけでなく、ご当地グルメの 『 那珂湊焼きそば 』 発祥の店としても知られていて、手延べ蒸し麺を使った独特の味わいを楽しむことができます。ソース焼きそばと醤油焼きそばの二種類があり、量も中 ・ 大 ・ 特大があるのですが、中サイズでも充分にお腹を満たせるボリュームです。地元の人たちがテイクアウトしてゆく姿もしばしば見られます。   左から、醤油焼きそば ・ ソース焼きそば ・ 平日ランチ海鮮丼定食。土休日はさらに様々な海鮮料理が加わる特別メニューが用意されている。　もちろん本業の海鮮メニューも抜かりなく、季節によって生しらすやあんこう鍋などの地魚料理も広く扱っています。おさかな市場の駐車場待ちを避けられる穴場のお店といえるでしょう。  国道から外れた路地に店を構えます。  ≪お店データ≫喰い道楽すみよし茨城県ひたちなか市湊中央1-5-12029-262-3551平日：11時～15時　17時～20時土休日：11時～21時不定休 

  2015.09.04

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  珈琲さいとう （ 東京都品川区 ・ 武蔵小山 ）

  　品川区と目黒区の境、全長800ｍもある長大なアーケード商店街 『 パルム 』 で有名な街 ・ 武蔵小山。東急目黒線が地下化され、近々大規模再開発の続きが始まると聞きますが、盛大に煙を上げる立ち呑み焼き鳥屋や古本屋もあったりして、歩いて楽しいところです。  雨風の日も安心してショッピングできる頼もしいアーケード。近隣には渋い銭湯もある。 　駅前からV字形に左右に伸びるパルムの、向かって左側のアーケードをぶらぶら歩き、やがて商店街が終わって中原街道に至るところに、味わい深い喫茶店 『 珈琲さいとう 』 が構えています。豊富な飲み物 ・ 食事ものやモーニング ・ ランチセットのメニューを見やりながらドアを開けると、カウベルの 「 カランコロン 」 という快い音が迎えてくれます。店内は飴色の照明の下、ゆったりしたソファー席や、これも掛け心地よさそうな椅子席が並び、広々としています。おしぼりも本物の熱々タオルが出されます。  パルムのアーケードを抜けてすぐ左側にお店が見えます。 　主に調理担当でお喋り好きな奥さんと、コーヒー立てと配膳担当の無口で実直そうな旦那さんという絶妙のバランス夫婦で切り盛りしていて、どのメニューも注文を受けてから丁寧に作り上げるのでとても美味しいです。特にホットケーキは生地から鉄板で焼くという、このごろはなかなかお目にかかれない自家製手作りで、裏はカリカリの焼き目ながら表はふんわりという、懐かしい味わいを楽しむことができます。  日替わりランチのハヤシライスと、蜜もたっぷりのホットケーキ。　いまどきの都会ではなかなか見つけられない ” 純喫茶の条件 ” をほぼ備えた名店といえるでしょう。  ≪お店データ≫珈琲さいとう東京都品川区荏原2-17-19 （ 東急目黒線武蔵小山駅から徒歩約10分 ）03-3787-40088時30分～20時　水曜定休店内喫煙可 

  2015.08.26

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  パーラーきよのや （ 川崎市中原区 ・ 武蔵小杉 ）

  　南武線と東急東横線に加え、横須賀線 ・ 湘南新宿ラインや成田エクスプレスも停まるようになった武蔵小杉は、駅南側を中心に大規模再開発で高～いタワーマンションやオフィスビルが威容を誇っていますが、昔ながらの雰囲気を残す幅の狭い府中街道沿いに、これまた昭和の香りを放っている甘味＆食事処 『 きよのや 』 が頑張っています。  昔ながらの佇まいを今に残す店構え。単品メニューも種類豊富。 　近所の働き人やお年寄りに懇意にされている店は、決して広くはありませんが2人掛け ・ 4人掛けのテーブルが程よく配置されていて、昼どきでもうまい具合にお客の回転に対応できているようです。ランチはトンカツやアジフライなどの揚げ物を中心に、コーヒー or 紅茶のつく割安な日替わり定食など充実しています。単品のメニューにも+170円でドリンクセットに出来るシステムになっています。元気に挨拶してくれる中年の女性店員3人ぐらいで回しているようなのですが、出来合いの材料を一切使わず全て手作りで、それでもあまり待たせることなくすぐに料理が運ばれてくる素早さも特筆に値するでしょう。  おすすめ定食にはドリンクがついてお得。店内は狭いようで広く、ソファーの座り心地も良い。　素材もこだわっていて、ライスの米は新潟県新発田市の指定農家産を取り寄せていて、小倉ホットケーキなどに使われている粒あんも自家製で、持ち帰り用も用意されていて自信のほどが窺え、実際小豆の香りや甘さも完璧で、ごく普通の甘味処といった店構えからは想像しがたいクオリティの高さです。   本日のおすすめそぼろ定食は冷奴や果物も付いてボリューム満点。パンケーキの餡は最高！ 　営業時間の短さがやや気になるところですが、昼食時を外した時間に行けば、ゆったりと店の雰囲気を含めた味わいを楽しめるでしょう。  注文を受けてから素早く運ばれたナスそぼろあんかけ定食。自家製プリンも最高の味わい。 ≪お店データ≫パーラーきよのや神奈川県川崎市中原区小杉町3-445 044-722-382711時～16時日曜定休店内禁煙

  2015.08.21

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  功徳庵更科 （ 千葉県市原市 ・ 里見 ）

  　千葉県市原市の、小湊鐡道 里見駅周辺に当たる加茂地区は、先に 『 喜動房倶楽部 』 の項でも触れましたが、まさに里山と田園風景の広がるところで、近くに新設された中高一貫学校が目立つ以外にこれと言った施設はおろか郵便局すらない、のどかなところです。駅前を通る県道は牛久や養老渓谷方面へのクルマが時折行き交います。それらが唯一立ち寄りそうなところが、駅から五井方面へ1ｋｍほど戻ったところにポツンと建っているそば処 『 功徳庵更科 』 です。  ひなびたローカル線の駅近くに、ぽつりとお店があります。 　ここは普通の民家を改装してお店にしていて、土間の部分が混雑時の待合スペースで、食堂へは靴を脱いで上がります。10畳ぐらいの居間のような部屋に四人掛けテーブル席が5つほど、まるで久しぶりに遠くの親戚の家に上がらせてもらったような気分です。大きな窓からは気持ちのいい里山風景が広がり、運が良ければ小湊鐡道の列車が走る光景も眺められます。  もりそばは並盛 ・ 大盛 ・ 特盛が選べます。　お店のイチオシは鴨汁そばとのことですが、『 市原名物つけおとうぞそば 』 というのが目につき、試してみました。” おとうぞ ” とは、醤油を作る時に大豆を絞ったかすを、捨てるのはもったいないからとおかずにしたもので、いわば豆腐から出る ” おから ” の醤油版といった感じの郷土食だそうです。すりおろした山芋が浸かった ” おとうぞ ” は、ほんのり醤油と味噌の合いの子のような香りがして、小粒納豆のような大豆の粒や皮が沈んでいます。おかみさんは、「 人を選ぶ味 」 と評していましたが、窓外の風景とも相まってその田舎くささもなかなかの美味でした。  つけおとうぞそば大盛り。風変わりながら凝った味わいです。 　ここの御主人のそばに対するこだわりは相当なものと地元の人たちの評判も高く、穴場の店としてチェックしておきたいところです。 ≪お店データ≫功徳庵更科千葉県市原市本郷49-3 0436-98-1141平日：11時～15時　17時～20時土日祝日：11時～20時不定休 

  2015.08.14

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  こーひー屋さいふぉん （ 石川県金沢市 ）

  　犀川と並んで市内を滔々と流れる金沢を代表する大河 ・ 浅野川のほとりでこぢんまりと営業している喫茶店が 『 こーひー屋さいふぉん 』 です。以前紹介した 『 福わ内 』 と道路を挟んではす向かいにあり、『 あめの俵屋 』 や 『 ひがし茶屋街 』 からも徒歩圏内のお休み処として気軽に利用できるロケーションです。  浅野川に架かる 『 小橋 』 のすぐ前に店があります。 　ドアを開けると、扉に取り付けられたベルが 「 カランコロン 」 と鳴り、店内はテーブル席がひとつとあとはカウンター席のみ、本棚に漫画本や雑誌がぎっしり並ぶ、懐かしの純喫茶ならではの雰囲気に包まれています。もちろん名前に偽りなく、コーヒーはサイフォンを使って一杯一杯、丁寧に入れてくれます。食事メニューも各種あり、スパゲティナポリタンを注文すると、ママが 「 麺を茹でるところからいきますので、時間かかりますがいいですか？ 」 と気を使ってくれます。  三人掛けテーブルから眺めたカウンターが全ての、小ぢんまりとした店内。ナポリタンは細麺で細切れ肉タイプ。 　加賀百万石を偲ぶ見どころいっぱいの金沢市内を巡る途中、飾らない雰囲気のカフェでママと会話しつつひと息つくのもまたいいものです。 ≪お店データ≫こーひー屋さいふぉん石川県金沢市瓢箪町25-25  （ 金沢駅から 『 金沢ふらっとバス此花ルート 』 約10分 『 彦三北 』 停留所、または 『 城下まち金沢周遊バス 右回り 』  約5分 『 小橋 』 停留所下車すぐ ）076-232-192810時30分～18時　不定休店内喫煙可 

  2015.08.10

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  野村屋本店 （ 栃木県佐野市 ）

  　栃木県の佐野市周辺や日光市下小代地区にあたる野州地方は、古くから良質のそば粉の産地で、多くの美味しいお蕎麦屋さんが街中や田んぼの中の古民家改装店として営業しています。特に佐野市周辺では、『 大根そば 』 といって、やはりご当地で穫れる大根を刺身のつまのように千切りにして、冷たいもり蕎麦の上に盛って食べる習慣があります。　一方で佐野市に近い葛生あたりでは、うどんを耳の形に練り上げたすいとん風の 『 耳うどん 』 も昔から伝わっています。これは悪魔の耳を食べて、家内の話を悪魔に聞かれないようにするためとか、隣近所の悪口も聞こえないから交際円満になるという言い伝えで、お正月に頂く魔よけの郷土料理として珍重されてきたようです。その両方を食べられる蕎麦屋さんの中でも特に評判なのが、佐野の市街地にある 『 野村屋本店 』 です。 例幣使街道沿いに店を構えます。 　このお店では、限られた集落でひっそり食されていた耳うどんの普及に特に力を入れていて、レシピやお持ち帰りメニューなどを揃えてこれ宣伝に努めています。耳うどんだけでもけんちん ・ グリーンカレーうどんなど変わりメニューをたくさん揃えていますが、初心者には大根そばと両方が楽しめる 『 佐野名物セット 』 がいいでしょう。たっぷりの細切り大根が盛られたさっぱりした皿そばと、しっぽく風の温かい耳うどんはボリューム満点で、ここ下野地方の麺業の盛んなことを再認識させてくれます。ぜひ一度召し上がってみてください。  大根のシャキシャキ感と耳うどんのもっちり感が一度に味わえる佐野名物セット膳。もちろん単品もいろいろある。   ≪お店データ≫野村屋本店栃木県佐野市相生町2819  （ JR ・ 東武線佐野駅より徒歩約10分 ）0283-22-0396平日：11時～19時15分L.O.　土日祝日：11時～19時30分L.O.第四水曜日：11時～14時30分L.O. 木曜定休、但し祝日の場合は営業

  2015.08.08

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  富士屋軽飲食店 （ 群馬県富岡市 ）

  　明治5年に日本の近代化を推し進めるために設置され、平成26年に世界産業遺産に認定されて話題を呼んだ富岡製糸場。今では他の世界遺産認定地との観光客の取り合いになって、認定直後の賑わいはやや影をひそめたとも言われますが、工場のすぐ近くに、昭和30年の創業以来、製糸場の女工さんたちの食を支え、工場の栄枯盛衰を見守ってきた食堂 『 富士屋軽飲食店 』 もまた、” 昭和の飲食店遺産 ” として注目される存在です。   開店時の原型をほぼとどめている建物。看板の文字はすっかり色あせて読めない。　メニューはラーメンを始めカレーライス ・ 焼きそばなど色々あり、どれも安くて昔ながらの味を堪能できます。飲み物やデザートも、クリームソーダやあづきアイスなど、懐かしの純喫茶メニューがあり、店内の飾らない雰囲気と共に昭和レトロを堪能することができます。開店当時の昭和30～40年代は、工女さんたちが100円でラーメンやアイスを食べて、映画を観られたそうで、そんな時代を偲びながら食事や喫茶を楽しむのもまた一興でしょう。   木札のメニューも三和土のテーブルも昔のまま。カレーライスとクリームソーダも懐かしい味わい。　富岡製糸場本体の見学とともに、外せない名店と思います。お運びあれ。    富岡製糸場へは高崎から上信電鉄が便利。場内ではボランティアガイドが丁寧に説明してくれる。 ≪お店データ≫富士屋軽飲食店 群馬県富岡市富岡1072  （ 上信電鉄上州富岡駅から徒歩約10分 ）0274-62-075210時30分～18時30分水曜定休 

  2015.08.05

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  喜動房倶楽部 里見駅駅喫茶と産直品 （ 千葉県市原市 ・小湊鐡道里見駅 ）

  　昔なつかしい肌色と朱色のディーゼルカーが、田んぼの広がる里山をのんびり走り、これまた昔ながらの木造駅舎が残る駅にひとつひとつ停まってゆく。そのたびに車掌さんが年季ものの黒いがま口を下げて車内を巡り、パチンパチンと切符を切って乗客に渡す…こんな昭和レトロな風景が未だに現役で見られるのが、千葉県市原市の五井駅～上総中野駅の間を走る小湊鐡道です。沿線に 『 市原ぞうの国 』 『 高滝湖 』 『 養老渓谷 』 などの観光 ・ 景勝地に恵まれていることもありますが、首都圏にそんな鉄道があること自体が浮世離れしていることもウケて、休みの日には多くの行楽客や沿線カメラマンで賑わいます。またドラマやCM等の撮影にもしばしば使われるので、小湊鐡道自体は知らなくても、下の画像のような車両が走る光景を観たことのある人は多いと思います。     JR内房線五井駅に隣接する小湊鐡道の五井駅ホームと車庫に佇む車両。既にレトロムード満点。 　宅地開発が進んでいる上総牛久駅までの区間を過ぎ、『 関東の駅百選 』 に選出された上総鶴舞駅を過ぎると （ ここまでの各駅の風情もまた素晴らしい ）、列車は少しずつ山奥へと向かって進んでゆき、やがて里見駅に到着します。ここでもまた貴重な、駅長と運転士の間での 『 タブレット交換 』 が見られることで鉄道愛好家の間で注目されています。駅前では月二回、『 喜動房倶楽部 』 による駅喫茶と産直野菜販売 が行われています。   里見駅に到着。タブレット交換が行われます。ホームに出てお弁当の立ち売りもあります。 　『 喜動房倶楽部 』 は、小湊鐡道を愛する人々と現地の農家の方々がタッグを組んで市原 ・ 里見駅周辺の ” いいもの ” を発信している自主サークルで、週末に朝穫れ野菜や軽食 ・ 飲み物などを持ち寄って売店を開いています。駅周辺には消防署や市役所分所 ・ 学校があるだけで商店の類いはほとんどなく、駅の裏手には山が迫り、駅の前にはひたすら田んぼが広がっている、まさに 『 田舎！』 な風景が広がる中で、お茶したりお弁当を食べたり、のんびり過ごすことができます。今どきの季節はかき氷に茹でトウモロコシ、冬場は焼き芋などが加わり、旬を間近に感じることができます。   駅横の小屋で、手作りの美味しいものをいろいろ売っています。 　また駅近くの線路沿いに畑を借りてトウモロコシや枝豆の栽培を行い、夏には収穫体験もやっていて、当日、小さな駅は蝉しぐれとともにやおら賑やかになります。1～2時間に1本の列車が行ったり来たりの、名前からしてのどかな雰囲気にふさわしい 『 里見駅 』 で、都会の喧騒をいっとき忘れられる体験をしに行きませんか。   旬の野菜も並びます。セミの鳴き声に包まれながらかき氷で涼をとるのもまたいい思い出。  ≪お店データ≫喜動房倶楽部千葉県市原市平野176-1　（ 小湊鐡道 ・ 里見駅構内 ）原則、毎月第一 ・ 第三土日開催　詳しくはこちら 　急な変更 ・ 中止の場合あり。twitter:@kidobo_club ・ Facebook:『 喜動房倶楽部 』 で最新情報発信中。9時ごろ～16時ごろ 

  2015.08.03

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  喫茶どんぐり （ 栃木県佐野市 ）

  　「 関東の三大師 ・ 佐野厄よけ大師 」 のコマーシャルでも知られる街 ・ 栃木県佐野市。ゆるキャラ 『 さのまる 』 が頭にかぶっている丼に象徴されるように、佐野ラーメンを始め麺類の美味いところとして知られていますが、厄よけ大師にも近い市内中心部に、『 喫茶どんぐり 』 という素敵な喫茶店を見つけました。   旧道にふさわしい古い建物に混じって喫茶店があります。作業所やケアホームなども入っています。 　ここは、障がい者支援や介護老人施設を手掛ける 『 社会福祉法人 とちのみ会 』 が運営する施設の一つで、知的障がいを抱えつつ社会復帰を目指す店員さんは主に ” お運び ” 担当で、調理や会計などの大事な部分は職員さんがやっているので、間違いのないようにきちんと分業されていて、普通の喫茶店とそれほど変わったところはありません。　それでも、びっくりするほどの違いは、ランチやケーキセットなどの浮世離れした価格設定で、カレーやスパゲティ ・ 日替わりセットなどの豊富なメニューがすべてワンコイン税込500円均一なのです。その内容も普通盛りで充分腹を満たせるほどの量と味で、どれを頂いても大満足できます。ランチについてくるドリンクは、ホットコーヒーに限りお替り自由で、ゆっくりランチタイムを満喫できます。なので、お昼時は近在の主婦や年配客でいつも盛況です。  ランチセットはじめ、どのメニューも格安でびっくり！ 　佐野駅前を東西に走る例幣使街道沿いに目立つような大きな建物なので、厄よけ大師参詣の行き帰りにぜひ利用したいお店です。もちろん店内の片隅に、手作りクッキーや雑貨等、入所者の手によるお土産品も並んでいるので、それらを手にして支援するのもいいことでしょう。  普通の喫茶店と変わらない、お洒落な器に盛り付けたパスタは本格的な味わい。ホットコーヒーはお替り自由というのも嬉しい。  ≪お店データ≫喫茶どんぐり 栃木県佐野市大町2751-1 0283-27-186011時～15時30分L.O. 日曜定休 

  2015.08.01

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  オリタ焼まんじゅう （ 群馬県高崎市 ）

  　湘南新宿ラインに加えて、春から上野東京ラインも開通して、なんと熱海からも乗り換えなしで到達できるようになった、群馬県高崎市。横川までになってしまいましたが信越線 ・ 上越線 ・ 両毛線などが分岐する交通の要衝として大発展し、県庁があり文教都市である前橋市とは一線を画しています。　群馬県民のソウルおやつといえば、何といっても焼まんじゅうでしょう。伊勢崎市などの両毛地区にはお店も多く盛んなようですが、高崎の町中にも 『 オリタ焼まんじゅう 』 という、知る人ぞ知る名店があります。このお店、グルメ漫画 『 孤独のグルメ 』 に取り上げられ一躍有名になりましたが、おかみさんは人気におもねることなく、わざわざ遠方からやってくる客に興味津々といった風情で、いろいろ喋りかけながらまんじゅうを丁寧に焼き上げてゆきます。特に今の時期はただでさえ外気温も高いのに、エアコンもない狭い店内で汗をにじませつつ、それでもやはり世間話の口を止めないで頑張っています。  旧中山道と八間道路の交差点に店を構えます。　近所の常連さんがひょいと顔を見せ、3本 ・ 4本と持ち帰り用に注文していったりしますが、遠来の客には、なるべく出来たてをこの場で食べていってほしいとおかみさんは言います。お店の中は3人座れるかどうかというテーブル席が一つあるだけなのですが…。保存料や甘味料を一切使わず、砂糖と醤油だけのたれは後引きのないすっきりした甘さで、外はカリッと、中は出来たてパンのようなふわふわなまんじゅうに染みこんでゆきます。これは、どんなに暑くても店内で一番おいしいところを頂くべきでしょう。 焼まんじゅうはアン入りとアンなしの2種類。アン入りは人気なので予約した方がいいかも。焼いた後は串を外して皿に盛り、たっぷりのタレをかけてくれます。 　ぜひ、” ホンモノ ” を味わいにお出かけください。 ≪お店データ≫オリタ焼まんじゅう店群馬県高崎市田町108 （ 高崎駅から徒歩約20分 ）027-323-970610時30分~18時不定休まんじゅうの電話予約可 

  2015.07.30

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  珈琲のオンリー （ 東京都台東区・合羽橋 ）

  　調理道具屋の街としてあまりにも有名な合羽橋。一説には治水工事が難航を極めたとき、隅田川の河童たちが大勢手助けしてくれたことが地名の由来とか…今でもあちこちに河童のモニュメントなどを飾ってリスペクトしています。かつては蝋細工だった食品サンプルは、近年は樹脂製で軽量、汚れたら洗うこともできるようになっていて、だいぶ進化してきているようです。   ありとあらゆる厨房機器や食品サンプルが揃う合羽橋道具街。 　飲食店の実用向けだけでなく、お土産としても近頃注目されている食品サンプルを見つくろった後にお薦めな喫茶店が、道具街の中心部 ・ 合羽橋交差点から浅草方面に入った路地にある 『 珈琲のオンリー 』  です。浅草近辺らしい昭和レトロな雰囲気の看板には、”  魔性の味 ” という怪しげなキャッチコピーが書かれていて興味をそそります。    外観も店内もレトロなお店。自家焙煎機も現役。 　店内も時が止まったような昔ながらのソファー席が並び、入口には自家焙煎機、カウンターには大きなコーヒーミルがでんと構えています。コーヒーは6種類の豆を使ったオリジナルブレンドで、濃い目の味が道具屋めぐりの疲れを癒してくれます。トーストセットメニューが何種類かありますが、パンは近所の超有名店 『 ペリカン 』 から仕入れているこだわりの逸品で、単純なバタートーストでも深い味わいを楽しめます。   ハ二―トーストは厚切りトーストの上にバニラアイスが載る豪華版。冷蔵ケースの中のケーキやコーヒーゼリーも美味しそうだ。 　ちなみに ” 魔性の味 ”  とは、先代の頃にお客さんが 「 憑りつかれそうな味で美味しい！」 とコーヒーを激賞したのがきっかけなのだとか。あなたも一度憑りつかれてみませんか。  店の前からはスカイツリーが望めます。  ≪お店データ≫ 珈琲オンリー東京都台東区西浅草2-22-803-3841-76799時~18時45分L.O.日曜定休店内喫煙可

  2015.07.28

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  饂飩処釜ごはん 福わ内 （ 石川県金沢市 ）

  　北陸新幹線の開業で関東方面からの観光客も大幅に増えた金沢。グルメといえば真っ先に近江町市場などでの日本海海鮮ものを思い浮かべるところですが、ここはひとひねり加えて、創業40年を超える昔うどんの店 『 福わ内 』 をご紹介したいと思います。  城下町らしいどっしりとした構えだが、気軽に入って行けます。 　『 ひがし茶屋街 』 や 『 飴の俵屋 』 に近い浅野川のほとり、小橋のたもとに店を構える 『 福わ内 』 は、4年前に建替えたという古民家風の建物で、うどん鍋や釜ごはんのフルコースが味わえます。中はすべて座敷席で、掘りごたつ式なので安心して足を伸ばせます。運が良ければ ” ミニ兼六園 ” の風情の中庭が見渡せる部屋に通されることもあり、美しい日本庭園を眺めながらの食事が楽しめます。   気持ちのいい中庭の眺めを肴に、うどんを楽しめます。 　まずは先付けにお抹茶とお菓子が 「 お待ちの間ごゆっくりどうぞ 」 と供され、たくさんあるうどん鍋か釜ごはんのメニューを選びます。平日昼はお得なランチメニューもあります。うどんの量は 『 今盛り （ 少な目 ）』 か、『 昔盛り （ たっぷり ）』　を選択できます。すぐにうどんの入った鍋が運ばれ、テーブルのガス台に点火して煮込みが始まります。その後、煮えてから入れる具材や、〆のおじやに投入する用の握り飯などが次々運ばれてきます。お運びの店員さんはみんな気さくな方で、庭の眺めを褒めると 「 それは嬉しいお言葉を 」、うどんが程よく煮えてくると 「 いい感じになってきましたね、私もお腹が空いてきました 」 などと笑わせてくれ、お茶のお代わりも良く目配りしてくれたりして、とても気持ちが良い接客です。    先付けの茶菓子を頂きながらその場でうどん鍋が煮えるのを待ちます。 　うどんは昔ながらの極太麺で、ダシはこんぶ ・ かつを ・ さば ・ いわしを程よくブレンドした本格的な味わい。具材の魚や野菜 ・ 米や醤油などの調味料に至るまですべて県産のものを使用し、毎日近江町市場などから買い付けているそうです。    本格的なダシで、〆のおじやも完璧な味わい。スイカと梅サイダーがデザートに付きました。 　昔盛りのうどんと〆のおじやの美味しさに満ち足りていると、デザートに果物と自家製ソフトドリンクまで登場し、和のフルコースを手軽に、しかししっかりと堪能できた喜びがじわじわとこみ上げてきました。 ≪お店データ≫饂飩処釜ごはん 福わ内石川県金沢市彦三町1-9-31 （ 金沢駅から 『 金沢ふらっとバス此花ルート 』 約10分 『 彦三北 』 停留所、または 『 城下まち金沢周遊バス 右回り 』  約5分 『 小橋 』 停留所下車すぐ ）076-264-8780平日：11時30分～14時30分L.O.　17時30分～20時30分L.O.土日祝日：11時～20時30分L.O.水曜定休 

  2015.07.26

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  西洋菓子フェリシア （ 神奈川県川崎市 ・ 武蔵小杉 ）

  　横須賀線と湘南新宿ラインの新駅ができて成田エクスプレスも止まり、再開発にますます磨きのかかっている街 ・ 武蔵小杉。昔からある東急東横線は地下鉄を通じてみなとみらいや川越 ・ 所沢方面まで一本で行けるようになり、さらに南武線もかつての ” ゲタ電 ” のイメージを一新して本数が増え、綺麗な新型車両の快速も走るようになるなど、川崎市の新たな交通の要衝として台頭してきています。   駅南側は再開発ですっかりイメージが変わりましたが、反対側は狭い通りに商店がひしめき合っています。 　駅の南側には高い再開発ビルやきらびやかなショッピングモールが出来て未来的な景観になりましたが、東横線の高架の北側はまだ昔ながらの街道沿いの商店街風情が見られます。その中にある小さなお洒落なケーキ屋さんが 『 フェリシア 』 です。   お洒落な外観と、ちょっと和の風情漂う2階喫茶室。 　お店の2階は小さな喫茶室になっていて、1階のショーケースに並ぶ可愛らしいケーキの中から好きなものを選び、セットのドリンクを頼むと、綺麗に盛り付けて2階の席まで運んできてくれるシステムです。  かき氷やってます。 　また今の時期はかき氷もやっていて、これは2階の調理場にある昔ながらの手廻しかき氷機で丁寧に氷を削って盛り付けてくれます。しかもシロップはケーキ屋だけあって新鮮で美味しい果物から作った本格生シロップで、大きな果肉がそのまま白い氷の中にたくさん隠れていて、食べごたえ満点、さっぱりした甘さも暑さを忘れさせてくれます。ケーキセットと同様に、コーヒーなどのドリンクと一緒に注文すると会計時に50円引きになります。   『 いちごミルクヨーグルト 』 と、期間限定の 『 桃 』。コーヒーにはひとくちケーキ付き。　” ケーキ屋さんのかき氷 ” ぜひ試してみてください。 ≪お店データ≫西洋菓子フェリシア神奈川県川崎市中原区市ノ坪29 044-733-29582階喫茶室 : 10時～18時L.O.　　1階ケーキ販売 : 10時～20時不定休店内禁煙

  2015.07.24

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  キンシオ the CD Volume １ 発売記念トークライヴ／武蔵小杉グランツリー

  　関東地方に梅雨明け宣言が発表され、夏休みオープニングの三連休中日にふさわしい気候となった日曜の昼、先ごろ新発売された tvk（ テレビ神奈川 ） の月曜深夜の散歩番組 『 キンシオ 』 の番組中サウンドトラック盤を記念した、選曲者キン・シオタニ氏のトークイヴェントが、武蔵小杉駅前のショッピングモール 『 グランツリー 』 の1階吹抜け広場アクアドロップで13時から開催されました。   駅前再開発で誕生したショッピングモールでイヴェントが行われた。” アクアドロップ ” は、吹抜けの天井から地面へ向かって水が降り注ぐ仕掛け。 　観覧は全員立ち見ということで椅子は用意されず、ポールとバンドで仕切られた四角い空間に横に広がって並んで押し込まれてゆきます。数日前にツイッター等でひっそり告知されたにもかかわらず、主催者側は立地と日取りの良さから大勢集まることを予想していたようです。　やがて開始30分ほど前、会場後方にキンさんが現われ、スタッフとお喋りしたりどっか行っちゃったり、オレンジスムージーらしきものを飲みながら談笑しているのが見えました。そして開演時間になり、『 キンシオ 』 オープニングテーマ曲にのせて、壇上のホワイトボードを無理矢理くぐって登場し、さっそく笑いを誘います。　まずは旬のテーマ ” 海 ” について話すという段取りで、自分が着ているボーダーシャツについての薀蓄を語ります。そもそもアメリカ海兵隊の作業着が発祥というボーダーシャツは、手周りの邪魔にならないようにわざと袖丈を短くしてあること、縞模様は万一海に転落した時に発見しやすいこと、海兵隊のシンボルカラーの青色から 『 ネイビーブルー 』 という名前が広まったことなどを、ホワイトボードを駆使しながら軽快に解説してくれました。   同じ吉祥寺在住の楳図かずお氏にリスペクトして着ているというボーダーシャツの由来について語る。　そして、番組をロケしてから完成するまでの流れや、その過程でどの場面にどんな曲を当てるかという解説に入ります。ビートルズから始まって ’90年代洋ポップスまでを聴き込んで、1000曲を超える楽曲が頭の中に入っているキンさん、それでも番組で使う曲と、自分が普段好んで聴いている曲とは考え方を変えているそうで、その場面場面に当てる曲はその雰囲気を活かせるように配慮しているそうです。ビートルズ一辺倒の私は、ルー・リードやらジョン・ケイルといった固有名詞にただ目を白黒させて、キンさんの洋楽知識の広さにただただ感心するばかりでした。　そしてお待ちかね、あらかじめ番組ホームページで募った、” 好きな楽曲BEST5 ” 投票結果の発表へと移ります。キンさんも今日この場まで途中経過や集計結果を聞かないようにして独自のランキングを考えていたとの事でしたが、フタを開けてみると何と同率3位が3曲あるという発表がなされ、まずそこで波乱含みの予感。実際に曲をかけながらの結果発表は…同率第3位：There She Goes / The La's　　　　 　 Red Shoes / Elvis Costello　　　　 　 About You / Teenage Fanclub　　第2位：Wouldn't It Be Nice / The Beach Boys堂々第1位：I'm Waiting For The Man / The Velvet Underground …となり、番組のメインテーマ曲を筆頭に、各コーナーのテーマを中心とした、ある意味手堅いラインナップになり、これにはキンさんもビックリの結果となりました。   好みの曲やアーティストについて熱く語るキンさんも、集計結果にはビックリ！ 　最後に 『 キンシオ 』 の重要な裏方であるtvkプロデューサーのトミーこと重富氏がヴィデオカメラを手に登場し、番組エンディングに流す「 来週も、観てねー！」 という掛け声を全員で叫んで、大いに盛り上がった30分余りのトークショーは無事お開きとなりました。　その後、舞台を3階タワーレコード店内に移して、この日CDを購入した人特典のサイン会となり、私もここで初めて購入して （ きっとこの手のイヴェントがあると見込んで、発売直後に慌てて買うのはあえて避けたのだ ）、キンさん直々にディスクにサインしてもらいました。お互いサシの状態で少し話しできたのが嬉しく、「 ビーチボーイズがランクインして嬉しかったです！ 『 色んな色の旅 （ のテーマソングだった ） 』 で初めてキンシオ観始めたので！」と興奮気味に喋り倒すと、キンさん若干引き気味ながら 「 印象深かったんだね 」 と応えてくれました。　とても楽しく、充実した日曜のひとときでした。  キンさんの番組や音楽に対する熱い思いであふれたホワイトボード。サイン会で記念写真も撮らせて頂きました。最高！ 

  2015.07.19

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  珈琲専門店マスコット （ 愛媛県松山市 ）

  　松山駅から市内電車の外回りで10分ほど行くと、いわゆる松山城の北側－城北地域となり、大街道や道後温泉などの観光地域とは全く異なる、生活感漂う街並みが展開します。間もなく国道196号線と交差する本町6丁目で、電車は大きな踏切を横断します。その踏切のすぐそばにちょっと風変わりな喫茶店 『 マスコット 』 があります。   国道経由大街道方面の電車の始発点でもあるが、本数は30分毎と少ない。『 ぜんざい 』 の幟がなければ喫茶店と分からない外観。　何が風変わりかというと、まず店頭からして 『 たばこ 』 『 ゆうパック 』 の看板や幟が目立ち、ひと目で喫茶店とは分かりにくい構えをしています。さらに店内に入ると、多くの銘柄を揃えるタバコのショーケースと共にひときわ目立つのが、ネックレスや指輪などの宝飾品がきらびやかに並ぶ大きなショーケース。実はこの店、ママの趣味で 『 ジュエリー宗美 』 という宝石店を兼ねているのです。  レトロな店内に不似合いな感じの宝石類が並びます。 　創業46年になるという店内は、いかにも昭和レトロな雰囲気で、コーヒーカップも席のすぐ横に展示されている宝石類に負けない優雅な気分の器で提供されます。46年ずっとやっているママは話好きで、気軽に話しかけてくれ、お喋りを楽しみながらコーヒーを点ててくれます。   ぜんざいとコーヒーを頂きます。カップ＆ソーサーも美術品のような仕立て。 　ちょっと不思議な世界に連れ込まれたような気分になる、個性的なお店です。 ≪お店データ≫珈琲専門店マスコット愛媛県松山市本町6-6-7 　（ 松山駅前から市内電車環状線1系統で約10分、『 本町6丁目 』 電停下車すぐ ）089-925-99918時～22時　不定休店内喫煙可

  2015.07.18

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  おかめ （ 岩手県宮古市 ）

  　宮古駅前から、宮古港 ・ 鍬ケ崎 ・ 浄土ヶ浜方面へ伸びる宮古街道 （ 閉伊街道 ） の始点付近の約1.5ｋｍは 『 末広通り 』 とも呼ばれ、道の両側に鮮魚店や日用雑貨店 ・ 洋品店などが並ぶ宮古市の目抜き通りとなっています。道は広いのですが港に向かっての一方通行のため歩きやすく、飲食店や無料で休憩できるコミュニティスペースも充実しています。その末広通りが、逆に駅方向に向かって一方通行の大通りと合流する中央通り交差点の近くに店を構える割烹料理店が 『 おかめ 』 です。   市内で最もにぎやかな商店街にお店があります。 　店内はカウンター席はなく、4人掛けのテーブル席と小上がりがあり、料理は隣の部屋の厨房から開閉式の小窓を通して配膳されます。メニューには 『 海鮮丼 』 ・ 『 生ウニ丼 』 がそれぞれ 『 時価 』 と表記されていて、宮古港で揚がる様々な魚を旬に応じて提供しようという意気込みを感じます。あえて挑戦してみるのもいいですが、無難なところで 『 宮古丼 』 （ 1200円+税 ） か 『 おかめ定食 』 （ 1600円+税 ） がお手ごろで、内容も他のお店の海鮮ものと遜色ないのでお勧めです。  『 時価 』 の文字も見えるメニュー。宮古丼は旬の魚のづけがたっぷり載っています。  　地元の人も宴会でよく利用するという地元密着のお店で、三陸の味を堪能してみましょう。  おかめ定食は刺身盛りと、ワカメふりかけのご飯がポイント。箸置きも ” おかめ ” 。  ≪お店データ≫おかめ岩手県宮古市末広町1-18 0193-62-245611時30分～21時30分 不定休 

  2015.07.08

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  心のこもった商品でした。

  ■商品名：リニューアル「感謝の_ちんすこう」6種類（ピーナッツ、黒糖、バニラ、塩、ココナッツ、よもぎ）24個(12袋)　【メール便=送料無料】 【代引は不可】 プレーン【smtb-MS】【楽天市場 EXPO賞 2014 受賞】【RCP】 10P04Jul15■レビュアー：toramocoparman ※投稿時■レビュー内容6種類の味を少しずつ楽しめて、送料無料でこの量はとてもお手軽で使い勝手も良かったです。それぞれ香りもしっかり出ていて、とても美味しく頂きました。梅雨の雨降りの中、ポストに入れられていましたが、しっかりした梱包で荷崩れすることもなく、ビニールパックされた箱の中にきれいに敷き詰めるようにちんすこうが並んでいて、発送者さんのお気遣いを感じました。 もっと詳しく見る

  2015.07.04

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  島川あめ店 （ 富山県富山市 ）

  　富山といえば 『 越中富山の薬売り 』 が思い浮かぶほど、江戸時代から薬業が盛んで、その付帯産業も隆盛を極めてきました。その中でも、現代では意外に思われがちなのが、『 水あめ 』 でしょう。古来からの苦くて服みにくい粉薬を子供でも服みやすいよう、水あめに絡めてやったり、丸薬の原料として使われてきました。やがて製薬技術の発達や代替甘味料としての砂糖の普及により、富山での水あめ作りは衰退してゆきましたが、長い伝統を守りつつ唯一軒残ったのが 『 島川あめ店 』 です。 創業寛文三年の味を今に伝えます。キャンディータイプの飴も各種揃えています。 　江戸時代初期からの製造法を忠実に守り、砂糖類を一切使わず麦芽の成分のみで甘さを引き出した水あめや、その水あめから開発したキャンディーなどの派生商品は、すっきりした味わいで後を引かず、昔ながらの甘さが快く口の中に広がります。もちろんそのまま食すだけでなく、トーストや紅茶の甘味として、また料理の味付けにも最適です。この夏からは、北陸新幹線かがやき号 （ 上り列車 ） グランクラスで供される茶菓子の原料としても採用されたそうで、地味ながら富山の味として定着してきています。　北陸地方で水あめといえば、お隣り金沢の 『 あめの俵屋 』 が有名ですが、あちらは乳の出が悪い母親とその子供を救うために開発されたもの。由来は違うとはいえ、富山でも水あめの長い歴史が存在していることを偲び、ぜひお土産にお買い上げいただきたいものです。 ≪お店データ≫島川あめ店 富山県富山市古鍛冶町6-7  （ 富山駅より市内電車 『 南富山駅前行き 』 で約10分 『 西町 』 電停下車徒歩約5分 ）076-425-510410時～18時　水曜定休 

  2015.07.01

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  あなごめし うえの （ 広島県廿日市市 ・ 宮島口 ）

  　日本三景 ・ 宮島へのフェリーの発着地、JR宮島口駅では、鉄道／駅弁ファンの中では ” 幻の駅弁 ” として知られる 『 あなごめし 』 が販売されていますが、その数は極端に少なく、なかなか入手できないのが実情です。ならば直接調整元で買えばいい、何なら店内で作り立てのあなごめしを頂けばいいじゃないか、ということで、駅前に店を構える 『 あなごめし うえの 』 に立ち寄ってみましょう。  創業明治34年の雰囲気そのままの店構え。 　一階はカジュアルな、といっても木のテーブルと椅子席に、壁には歴代のあなごめしの掛け紙が額に入れて飾ってありレトロな雰囲気満点、二階の 『 他人吉 』 は全個室のお座敷席で、あなごのコース料理を頂けます。あなごめしは小 ・ 並 ・ 特上に分かれていて、他に白焼き+100円の冷酒ぐい呑みセットもおすすめとのこと。 あなごめし特上はさすがにたっぷりで迫力の盛りつけ。これに赤だしと漬物が付く。 　店頭で駅弁を注文して、別棟にある古本カフェ 『 蔵サロン ・ epiro 』 で出来上がりを待つのもまた乙なものです。もちろんせっかくの宮島観光の時間を減らすわけにはいかない…という人のために、受け取り時間指定の電話予約も受け付けています。宮島といえば 『 うえの 』 のあなごめし、ちょっと時間を割いて店内でゆっくり出来たてを味わってみてはいかがでしょうか。 ≪お店データ≫あなごめし うえの 広島県廿日市市宮島口1-5-11 （ JR/ 広電宮島口駅から徒歩約3分 ）0829-56-0006一階食事：10時～19時　駅弁注文：9時～19時　年中無休 

  2015.06.26

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  珈琲館　赤煉瓦 （ 愛媛県松山市 ）

  　松山市最大の繁華街 ・ 大街道から松山城ロープウェイ乗り場までは、石畳で綺麗に舗装された細道が結び、ぶらぶら歩きが気持ちのいい通りになっています。おしゃれ雑貨や名物のうどん店も並ぶ中で、レンガ造りにツタの這うちょっと異色な風情の建物が、その名も 『 珈琲館 赤煉瓦 』 です。   　店内はテーブルも装飾も和洋折衷のアンティークグッズに囲まれ、60年代アメリカンポップスが静かに流れ、不思議な過去の世界にタイムスリップしたような気分です。    ボンボン時計に演劇ポスター、暖簾、フヂターゼ…？？　 12時までのモーニングセットをはじめ、カレーライスやトンカツ定食 ・ 豚生姜焼き定食などの食事ものメニューも充実で、コーヒー ・ 紅茶と合わせると200円引きになります。ミートスパゲティを注文すると、アツアツの鉄皿で出されて、なかなか本格的です。  　松山城からの景観を楽しんだ帰りの憩いの場として、立ち寄ってみてはいかがでしょう。 ≪お店データ≫珈琲館赤煉瓦愛媛県松山市大街道3-5-2 089-932-62509時～19時　不定休店内喫煙可    『 松山 』 の命名者であり、豊臣秀吉や徳川家康にも戦績を認められた加藤嘉明が建造した松山城。ゆるキャラ 『 よしあき君 』 が迎えてくれる天守閣からは、町の中心部を走る市内電車の豆粒のような姿から瀬戸内海まで見渡せます。

  2015.06.25

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  くじらのおなかのアフタヌーンコンサート （ 横浜市中区 ・ 横浜港大さん橋客船ターミナル ）

  　横浜港開港150余年の薫りを今に伝える横浜港大さん橋は、『 飛鳥II 』 や 『 ダイヤモンドプリンセス 』 などを始めとして錚々たる大型豪華客船の入港が盛んで、いにしえの賑わいをも彷彿とさせる光景が広がります。その客船ターミナルの巨大な出入国ロビーは、その形状から 『 くじらのおなか 』 と呼ばれ、物販や軽食スペースもある大イヴェントホールとしても活用されています。その最もカジュアルなのが、毎週土日祝日を中心に開催される 『 くじらのおなかのアフタヌーンコンサート （ 以下、” くじコン ”  ) です。   この日はあいにく客船の寄港はありませんでしたが、コンサート目当てや観光の人が三々五々出入りしていました。　” くじコン ” は、大さん橋の管理会社が、アーティストを募って無料で発表の場を提供しているもので、事前審査はありますが基本的にノンジャンルで、日替わりで様々なグループや個人による個性的なパフォーマンスが楽しめます。『 父の日 』 の21日は、筆者がイチオシしている花の高校三年生歌手、有希乃路央さんのミニコンサートが行われました。   しっとりとした天候に合わせるように、落ち着いた雰囲気の衣装と選曲で第一ステージを務める有希乃路央さん。　ステージは30分×2部構成で、路央さんも前半と後半では衣装と選曲を変えて、全く雰囲気の異なる演出で年配者中心のファンを魅了していました。大型客船ターミナルならではの広さと天井の高さで、路央さんのあのキュートで華奢な体から出ているとは思えない、安定感たっぷりの荘厳な歌声も美しくホール全体に響きわたります。   第二ステージではがらりと趣向を変え、大好きな美空ひばりの名曲を中心に、マドロス帽をかぶって愉快に歌い踊ったり、母上が作ってくれたというオリジナルソングのネタ下ろしをしたり、華やかに。　くじコンでは、プロ・アマ問わず音楽の楽しさと感動を伝えたい個人 ・ 団体を常時募集しているので、腕に覚えがあればトライしてみてはいかがでしょうか。  ≪施設データ≫横浜港大さん橋国際客船ターミナル 神奈川県横浜市中区海岸通1-1-4 045-211-2304くじらのおなかのアフタヌーンコンサート ・ 今後の開催スケジュールやエントリーはこちらから。   併設のカフェでは、港の風景を眺めながらお茶や軽食を摂ることができます。 

  2015.06.22

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  横浜かをりティーラウンジ （ 横浜市中区 ・ 大さん橋通り ）

  　幕末から150年余りの開港の歴史を刻む街 ・ 横浜山下町周辺は、様々な ” 日本初 " であふれていますが、洋式ホテル ・ 洋食 ・ 洋菓子発祥の地といわれるのが、『 横浜外国人居留地70番地 』、今の大さん橋通りと日本大通りの交差点付近になります。そこに建てられた日本初のホテルの伝統を受け継いでいるのが、『 横浜かをりティーラウンジ 』 です。　何やら場末のスナックのような名前の由来は、江戸時代の国学者 ・ 本居宣長の詠んだ和歌の解釈からとったといいます。お店の建物は全面ツタで覆われていて、いかにも長い歴史と格調を感じさせます。本業は洋菓子店で、レーズンサンドやローマ法王に献納したというトリュフ ・ サブレーやゼリーなどを扱っていますが、細い廊下を挟んだ向かいに、ソファー席4卓とカウンター席の、こじんまりとした喫茶コーナーがあります。   元祖グリーンカーテン？なお店の外観。テーブルには瓶に入った宝石ゼリーが自由に頂ける。気に入ったらお帰りに洋菓子売り場でどうぞ、というわけ。　メニューのイチオシは、その日に作られたものからお好みを選べる 『 ケーキセット 』 と、軽食に 『 ビーフカレー or ハヤシビーフセット 』 で、それぞれコーヒーか紅茶 （ ホット ・ アイス ） が選べ、更に紅茶の場合はミルクかレモンもチョイスできます。由緒正しい店構えの割にはリーズナブルな価格で、気軽にゆっくり憩えます。  ビーフハヤシはレトロな銀食器に入って供される。あっさりしてしつこくない味わい。 　大さん橋や山下公園 ・ 赤レンガ倉庫などの観光名所にも近いので、ちょっと開港当時を想像しながらモダンなティータイムを過ごすのに良いでしょう。 ≪お店データ≫横浜かをり 山下町本店 神奈川県横浜市中区山下町70 　（ みなとみらい線 『 日本大通り駅 』 徒歩5分／JR ・ 市営地下鉄 『 関内駅 』 徒歩10分 ）045-681-4401 平日 ・ 土曜 ： 11時30分～19時日曜 ・ 祝日 ： 12時～19時 年中無休

  2015.06.21

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  TEA HOUSE リーベ （ 岩手県盛岡市 ）

  　盛岡の、県庁や市役所 ・ 盛岡公園やバスセンターが近い大通り内丸地区は、朝早くから通勤通学者の往来が多いにもかかわらず、モーニングサービスを供する安直な喫茶店はなかなか見つかりません。” 喫茶 ・ カフェ ” を名乗る店でも開店時間は10時過ぎ、モーニングサービスは11時までのたった1時間というところまであります。ここらの住民はみんな家で朝食を摂ってから出かけ、カフェタイムは始業後の遅い時間という習慣でもあるのでしょうか…　そんな中で、ちょっと隠れ家的な場所にあって朝7時半から営業している、貴重なモーニングカフェをやっと見つけました。 『 TEA HOUSE リーベ 』 です。   紅茶がメインの店なので、戸棚には純白のティーポットが並んでいます。 　店内はいかにも昭和の純喫茶！というレトロな内装や小物類であふれていて、それでいて綺麗に整えられているので、朝の慌ただしい時でも、ゆったりした気分を満喫できます。モーニングセットは何種類かあり、ドリンクは珈琲と紅茶から選べますが、” TEA HOUSE ” を名乗っているからには是非紅茶をオーダーしたいものです。モーニング以外の単品でもポットサービス ・ ティーカップともに銘柄豊富で、こだわりの一杯を良心価格で頂けます。また特筆すべきは添えられるミルクで、普通の牛乳を温めて出してくれるのです。冷たい生クリームやパック入りのミルクを出す店が多い中で、せっかくの主役のホットドリンクが冷めないようにとの、ほんの小さな気遣いが嬉しくなります。  ピザトーストセットに紅茶を。温かい牛乳が嬉しい。 　お店の場所は、盛岡公園と桜山神社のある通りから細い路地を入ったところで、ちょっと見つけにくいのですが、ぜひ探し出して、味わい深いティータイムを楽しんでみてください。 ≪お店データ≫ TEA HOUSE リーベ岩手県盛岡市内丸5-3 019-651-1627月曜～金曜：7時30分～23時土曜：9時～23時日曜祝日：11時～23時　不定休店内喫煙可  道を隔てた対面には桜山神社や盛岡城址公園があり、小規模ながらバラ園もあります。 

  2015.06.20

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  農家食堂つきや （ 岩手県野田村 ）

  　最近、各地でとみに流行りの ” 農家食堂 ”。自家農園で穫れたての野菜をメインにした、体にやさしい料理が味わえることで人気を博しています。岩手県三陸海岸北部、ホタテや海塩の ” のだ塩 ” で知られる野田村にも、『 農家食堂つきや 』 がこの2月に新しく開店しました。      もともとの店主の自宅に少しだけ手を加え、庭に面した畳敷きの二間を食堂として開放しています。 　天気の良い日に縁側に一斉に干される小豆や、野田港で揚がる海産物を使った惣菜が中心の御膳は、肉をほとんど使っていないとは思えないほどの深い味わいと歯ごたえがあり、「 野菜だけでは物足りないのでは…？」という先入観を見事に打ち砕いてくれます。筆者も、普通に美味しく頂いたあんかけハンバーグが小豆でできていると後で聞いたときは衝撃でした。     『 けいらん御膳 』 には郷土料理の ” けいらん ” や、あずき豆腐と野菜のあえ物などの珍味が並びます。ご飯は雑穀米。御膳と一緒に食後のコーヒーと 『 うきうき団子 （ 白玉の汁粉 ） 』 を注文すると各100円です。　徒歩ではなかなかアクセスしづらい場所ですが、それだけに鳥の声と縁側から吹き抜けるそよ風だけの静かな雰囲気が自慢です。海のものだけではない野田村の魅力を再確認させてくれる新店に、ぜひ一度お運びを。 ≪お店データ≫農家食堂つきや 岩手県九戸郡野田村大字野田第22地割39-1  （ 県道29号線を西へ、『 ↖アジアの館　7ｋｍ 』 の標識の先を左折すぐ ）0194-78-223511時30分～14時金曜定休 ・ 日曜営業は要予約　　8月1日～31日 ・ 12月25日～1月5日休業  食材の主力 ・ 小豆が大量に日干しされていました。 

  2015.06.19

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  いなだ珈琲 （ 岩手県盛岡市 ）

  　盛岡市の繁華街、大通りの外れにあるバスセンター付近から南に下ったところに、市民の芸術文化 ・ 娯楽の殿堂、盛岡劇場が建っています。その真向かいに小ぢんまりと 『 いなだ珈琲 』 が店を構えています。   丸ポストが目印の盛岡劇場の向かいに、しゃれた外観のお店があります。 　店内はカウンター6席ほどに4人掛けテーブル席が1つ。愛想のいい若マスターが、ハンドドリップで一杯一杯丁寧に淹れ、ちょっと味見してからコンロで温めてくれるこだわりを見せるコーヒーは、香り高く心をを包み込んでくれるような味わいです。モーニングサービスにトーストセットもありますが、終日提供のホットサンドセットも注目です。ソースはケチャップやウスターソース ・ スパイスなどを電子秤で微調整しながら調合するオリジナルな味。玉子焼きに使用する鶏卵も、奥州市江刺区から取り寄せた ” 純朴たまご ” を使い、注文を受けてから作り始めます。素材からこだわりに満ちたメニューを、良心価格で提供してくれます。  綺麗な店内に、丁寧に入れたコーヒーの香りが広がります。 　朝早くから営業しているのも、この辺りでは貴重な存在で、近所の人々が朝食に訪れます。盛岡駅からだとアクセスがちょっと遠いですが、盛劇での公演の行き帰りなどに一杯いかがでしょう。 バスケットに綺麗に盛り付けられたホットサンド。コーヒーミルクもオリジナルブレンドだそう。 コーヒーは基本ブレンドが供されるが、差額を足せばメニューに載っているどのドリンクとでも合わせていいとのこと。≪お店データ≫いなだ珈琲岩手県盛岡市南大通1-12 019-656-77667時30分～14時　15時～19時　月曜定休店内禁煙

  2015.06.14

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  音楽食堂ルースター （ 東京都杉並区 ・ 荻窪 ）

  　中央線沿線で、古くからサブカル文化を温めてきた街 ・ 荻窪。その駅前わずか徒歩1分のところ、電車からも見える線路際に、まさに ” 音楽食堂 ” を標榜するライヴハウス 『 ルースター 』 はあります。   　看板に 『 JAZZ＆BLUES 』  とあるように、地下に下りる階段の壁には’50～60年代に活躍したそうそうたるアメリカンジャズの大御所たちの肖像画が描かれていて、店内も当時の公演ポスターや写真がずらりと張り出され、否が応でも気分を盛り上げさせてくれます。　” 音楽食堂 ” を自ら名乗るだけあって、ドリンクやつまみもの ・ 軽食などなど、どれも美味しいだけでなく、良心価格でサービスしています。  チリコンカン ・ シーザーサラダ ・ ジャンバラヤ。ロコモコふうの 『 ルースター丼 』 なんていうのもあります。美味しそうに見えないのは写真が下手なセイです。悪かったな。　店のマスター ・ 佐藤ヒロオ氏も面白い人で、開演前のMCでジョーク連発、仲入りでは特技のマジックショーを披露するなど、自らも根っからのボードビリアンで、「 何とか素人のお客さんでも気軽に楽しめるライヴハウスを作りたい 」 との思いを本にまとめて売り出すほど、” 本物のライヴハウスとはいかにあるべきか ”  を常に考えている心アツい人物でもあります。　音楽が分かんなくたっていい、演奏しているのがどこの誰様だか分かんなくたっていい。ただ美味しいものを飲み食いしながら、「 こんな世界があったんだ 」 と思ってもらえればいい。そんな信念の下に今夜も営業中。一度お試しを。 ≪お店データ≫※あくまでも基本情報です。特に営業時間は催しの内容によって変動することがあるので、毎月の公演スケジュールで確認を。音楽食堂ルースター本店 東京都杉並区荻窪5-16-15　井上ビルB1F03-5347-736919時～24時　不定休   ジャズとR&Bを前面に出していますが、面白そうなことならノンジャンルで何でもやっています。  

  2015.06.08

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  遠峰あこ×爛漫社中 『 NEO民謡NIGHT 』

  　かつては月一回ペースで、横浜日ノ出町駅前に定期的に出没していたという謎のタッグ 『 遠峰あこ×爛漫社中 』。近年は路上ライヴを行うこともなくなり、” 幻のバンド ” と化していたのですが、昨年末に横浜野毛町でフルメンバーによるひさびさのコンサートを行い、そして昨夜6月6日芒種の夜、荻窪の音楽食堂 『 ルースター 』 に再び集い、 『 NEO民謡NIGHT 』 コンサートを敢行しました。  ジャンルも個性も全く異なる5人のプロフェッショナルが一堂に集いました。 　爛漫社中とは、アコーディオンと唄の遠峰あこをトップに、サックスの白庄司孝 （ 愛称たかっちゃん ） ・ ピアノのMako ・ ベースギターの たっつぁん ・ ドラムスの平山恵勇の、各々得意ジャンルも持ちネタも全く異なる5人のプロフェッショナルアーティストからなるスペシャルバンドで、” 洋楽器だけで奏でる日本民謡のニューウエーブ ” というコンセプトで突如出現し、さっと消えてゆく不思議な存在です。    pf ・ Mako！ ds ・ 平山恵勇！ sa ・ たかっちゃん！ b ・ たっつぁん！ ヒューヒュー！！　前回の横浜野毛町では横浜にぎわい座内の小ホール 『 のげシャーレ 』 を使用しての大規模なコンサートでしたが、今回は荻窪駅前の、小さいながらもジャズを中心に音楽なら何でも来い！のライヴハウスでの開催ということで、コアなファンだけが各方面から集まり、かつての路上ライヴの頃の熱気を再現するようなステージとなりました。  演奏もトークもノリノリ！ 　ステージはのっけから、自己紹介もそこそこに鹿児島民謡 『 おてもやん 』 から既にリミッター外れた状態で走る走る。アンプも吹き飛べとばかりに叫ぶあこちゃんのグルーヴの効いた唄声を、各パート楽器が超絶技巧のプレイで盛り立てます。日本古来から唄い継がれてきた節回しがバラバラに解体され、現代音楽のリズム＆ビートとマッシュ ・ アップされたそれはまさに ” 古典の新訳 ” で、老若問わず受け入れられる進化形のニューウエーヴ音楽と呼んでよいでしょう。   　日本列島東西南北、そしてオリジナルソングも含めて、” NEO民謡 ” たっぷり堪能した夜でした。アンコールの拍手に混じって、「 また年末もやって！ 」「 定期的にやろう 」「たかっちゃん長生きして 」 等々の熱い声援も飛び交いましたが、実現するかは神のみぞ知る… 

  2015.06.07

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  くすしそば本舗　まるぜん （ 富山県富山市 ・ 千石町 ）

  　富山といえばホタルイカにシロエビ、ますのすしに寒ブリと豊富な海鮮グルメが思い浮かびますが、忘れてはならないのが 『 越中富山の薬売り 』。毎月、薬箱の中をあらためて使われた分の薬の代金を貰い、新しい薬を補充する 『 売薬さん 』 の存在はだいぶ少なくなりましたが、今でも医薬品にまつわる産業では全国でもトップクラスの地位を誇っています。　そこでその伝統を食に活かし、富山ならではの薬膳料理を新たな観光資源として盛り上げようという 『 富山やくぜん 』 という取り組みが始まり、様々な認定基準を定め、それに見合うメニューを提供する認定店を紹介したりしています。今回はその中から、富山駅南方の千石町商店街にある日本蕎麦の人気店 『 くすしそば本舗 まるぜん 』 を紹介します。  商店街をゆくと、迷いようのない巨大な店名を書いた建物が迎えてくれます。 　メニューの内容は日本そばを筆頭に、中華そばや酒肴など豊富に種類があり、迷っていると店の若旦那が気軽に相談に応じてくれます。日本そばメニューは普通のそばにプラス200円ほどで 『 くすしそば 』 にアップグレードでき、ナルコユリの根 ・ サンザシの実 ・ ヤマイモ ・ クズの根の粉末が練り込まれた、田舎そばのような黒い薬膳麺が供されます。  ざるくすしそば大盛りに、昆布おにぎりを添えて。富山は北前船の時代からの伝統で、主に北海道産の昆布の消費量が日本一なのだとか。　『 富山やくぜん 』 認定店は和洋中さまざまなジャンルがあり、薬都富山の歴史を偲びながら味わうのもまた楽しい思い出づくりになることでしょう。 ≪お店データ≫くすしそば本舗 まるぜん 富山県富山市千石町1-5-5　（ 富山駅より市内電車環状線で約10分 『 大手モール 』 電停下車徒歩約10分 ）076-421-693211時30分～15時　18時～21時毎月1・3・5日曜定休参考：富山やくぜん 

  2015.05.28

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  ボーダーライン （ 横浜市中区 ・ 野毛 ）

  　横浜野毛町は、飲食店や怪しいバーのひしめく夜の顔と、野毛大道芸や野毛山動物園のある昼の顔を持ち、場外馬券場まであるカオスな歓楽街です。桜木町駅から 『 動物園通り 』 を、ちぇるる野毛の裏手を進んで突き当りを右折した先にあるのが ” ロック酒場 ” を名乗るライヴハウス 『 ボーダーライン 』 です。   お化けのようなボロボロの提灯が目印でしたが、最近新調されました。 　主にインディーズのミュージシャンや芸人の登竜門として利用されていて、なかなかにディープな夜を、おかみさん手作りの軽食やツマミの類をお供に、種類豊富なドリンク片手に楽しむことができます。特におすすめは牛すじカレーで、これはマスターの家でじっくり調理されたものを店で温めて供されるので、深い味わいが人気です。冬季にはおでんもメニューに加わります。   ふりがつおがわらわらと踊る 『 こぶチャーハン 』 や鶏のから揚げもうまい。 　ランチなどの通常営業はやっていないので、ちょっと敷居が高く感じられないでもないですが、スケジュールをチェックして、面白そうな演者のライヴを見つけたら足を運んでみてはいかがでしょう。  60年代ポップスのレコードジャケットが飾られた店内。≪お店データ≫ボーダーライン 神奈川県横浜市中区野毛町3-142 045-242-7774ライヴスケジュールはこちら。来店時は要電話予約。 

  2015.05.24

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  喫茶チェリオ （ 富山県富山市 ・ 総曲輪 ）

  　富山市の中心繁華街 ・ 総曲輪 （ そうがわ ） にはグランドプラザという、周囲のショッピングモールに囲まれた巨大な吹き抜け状の大きな広場があり、ガラス張りの高い屋根やこれまた巨大なLEDヴィジョンもあって、天候に左右されず様々なイヴェントが行われる市民の賑わい場になっています。   訪問時、『 お釈迦様の誕生日 花まつり 』 なるものが、大勢の幼稚園児を招いて開かれていました。 　その広場をぐるっと囲むように並ぶ店舗の中に、ちょっと間口の狭い隠れ家的な喫茶店 『 チェリオ 』  があります。店内は三段ほど低くなったフロアに、気持ちよさそうなソファー席が並んでいます。壁際には花が飾られていたり大昔の電話機が置いてあったりして、窓がなくてもそのレトロな雰囲気に心が洗われます。  昭和10年創業時の雰囲気を活かした店内。 　メニューもサンドイッチにスパゲッティやピラフ、謎の ” 総曲輪焼きスパ ”  などの軽食から、パフェにあんみつなどの和洋甘味各種も充実していて、夏は宇治金時かき氷、冬はぜんざいなどの季節限定メニューも注目です。立地の割に営業時間が短く感じないでもないですが、ウィンドウショッピングがてらのティータイムにお薦めです。  軽食には200円プラスでドリンクが付けられます。 ≪お店データ≫喫茶チェリオ 富山県富山市総曲輪3-6-15-18-1 （ 富山駅より市内電車 『 南富山駅前行き 』 で約10分 『 西町 』 電停下車徒歩約3分 ） 076-425-340410時～18時　水曜定休店内分煙 （ 1階禁煙 ・ 2階喫煙 ） 

  2015.05.22

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  遠峰あこ 『 すきずきのんどこライヴ 』 2015.5.20 19:30～23:00

  　横浜・野毛小路の海鮮居酒屋 『 すきずき 』 で、遠峰あこさんの、『 のんどこライヴ』 が2か月ぶりに開催されました。まる1ヶ月パリへの外遊を満喫してきたあこさんの土産話をたっぷり聞ける絶好のチャンスなのに、今回の参加者はいつもに比べると格段に少なめ。みんなどうしちゃったのかなー。お店自体もぽつぽつ来店客はあるものの、週の真ん中とはいえ全体に静かな雰囲気です。   久しぶりの歌姫来店に、お店の大将も大喜び。 　そんな中でも帰国直後からあちこちの舞台に引っ張りだこされた疲れも見せず、元気な笑顔で演奏するあこさん。それにしても3月、初めてのパリ行き後の尋常でなかった盛り上がり方と比べるとゆるゆるな感じで、全体にスローテンポで唄ったり、参加者一人ひとりと言葉を交わしながら次の曲まで長い仲入り状態になるなど、かなりまったりのんびりした時間が流れました。    　唄った曲数も、飛ばしに飛ばして40曲ぐらい唄い通した新年会の頃とは打って変わった少なさで、後の時間は記念撮影に応じたり、問われるままにパリでのこぼれ話、知り合いの演芸家さんの消息や舞台にまつわるあれこれに耳を傾け口をはさむ調子で、ほぼガチなあこさんファンの面々との懇親会状態でした。私は帰国直前に現地のスタジオでレコーディングをしたという情報が非常に気になったので色々訊いてみると、あちらのアレンジの演奏と合わせて、その音源からいずれ新CDをリリースするかもしれないとのこと。これは楽しみ！   お初のお客さんにサービスしたり、質問に答えたり、知り合いの演者さん論議に加わったり。 　あこさんは6月に再び渡仏するので、次回はたぶん7月下旬頃までまた2ヶ月空いてしまう 『 のんどこライヴ 』、悔いの無いように水曜サービスのメガジョッキをグイグイ空けながら、美味い肴をあれこれたっぷり頂いて、何となく流れ解散のように終わりました。  日替わりのオリジナルメニューは何でも美味しい。右の 『 すきずき丼 』 はボリュームたっぷり。 遠峰あこさんの出演情報はこちら。『 のんどこライヴ 』 の開催情報は直前になって追加されることが多いので、小まめにチェックを。

  2015.05.20

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  遠峰あこ独演会 （ 鎌倉 ・ カジュ・アート・スペース ）

  　千年の古都鎌倉の、隠れ家的古民家スタジオ （ というか、地図を辿っても本当に分かりにくいところにある、来れるもんなら来てみろ的隠れ家 ） 『 カジュ・アート・スペース 』 で、遠峰あこさんの独演会が開催されました。カジュ・アート・スペースは、古民家を改装して様々なアートイヴェントやワークショップなどを定期的に行っている施設で、編み物や和服の着付け教室 ・ 様々な分野のアーティストを集めたお祭りなども定期的に開催しています。今回の独演会は、語らい企画集団 『 ゆらの会 』 が毎月第三日曜日にここで開いているお茶会の一環として招いた、とのことです。      　もう初夏と言っていい汗ばむ陽気の日曜日、鎌倉の駅周辺は大変な人出で、それがまた暑さを助長する有様でしたが、さすがにいにしえの木造建築の中に入ると、鬱蒼と木の繁った庭からの風が心地よく吹き抜けます。縁側に面した二間を開放した客席は座蒲団もなく、40人ほどの観客たちは、各々適当に畳の好きなところに腰を下ろして、くつろぎながら開演を待ちます。襖や丸い和紙の電灯 ・ 鉄瓶の置かれた火鉢など風情ある小道具を愛でていると、ほどなく開演。涼しげな水色の和服をまとったあこさんの登場です。    　「 こんな雰囲気の場所に似合う曲はなかなかないのですが…」 と言いつつ、まずは 『 崎陽軒シウマイ旅情 』 を口開けに、『 春はうれしや 』、そして先般のパリ紀行の話も絡めながら、『 オーシャンゼリゼ 』 などをゴキゲンに唄い上げます。観客の中には 『 ゆらの会 』 の会員として月例会に来ただけで、あこさんのことはここで初めて知ったという人も少なくないと思うのですが、いつもながらのゆるいトークとオリジナルソングのスットンキョウな歌詞は大好評で、手拍子や合唱が自然に湧きおこり、とても和やかな雰囲気で進行してゆきました。    　仲入りでは、横須賀の老舗の酒屋さんから、栃木県大田原市の蔵元の美味しい甘酒が振る舞われ、いかにも鎌倉の古民家らしい粋なサービスに、各自ゆったりとしたひとときを過ごします。　自らも毎日甘酒を呑んで健康維持に努めているというあこさん、後半は一転して花柄の真っ赤な装いで登場し、客席から大きなどよめきが起こります。『 ホーハイ節 』 の次は 『 私の山崎パン 』というように、しっとりした民謡と軽快なオリジナルソングを交互に披露し、再び大喝采を浴びます。特に 『 日の出大明神音頭 』 はその誕生エピソードと共に好評で、ちょうどその時、観客の中にPC投票で万馬券を当てた人がいたとかいなかったとか…      　今回の独演会のフライヤーを製作したデザイナーさんと、あこさんの知人でもある噺家さん夫婦も観に来ていることが紹介されたりして、いろいろなこぼれ話も楽しいひとときでした。  カジュ・アート・スペース 神奈川県鎌倉市二階堂57-1 0467-23-3663 ゆらの会 

  2015.05.17

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  カフェモーツァルト （ 富山県黒部市 ・ 宇奈月温泉 ）

  　大雪の影響で運転再開が遅れていた黒部峡谷鉄道が、一部区間ながら営業運転を始め、富山の奥座敷 ・ 宇奈月温泉にもようやく春の兆しが訪れたところです。今なら新緑の山々を吹き抜ける風を浴びながらのトロッコ列車乗車や、情緒ある温泉街散策が楽しめます。  トロッコ列車から温泉街を望みます。春の山の空気は涼やかでうまい！ 　そんな宇奈月温泉でちょっとひと息つくのに、富山地方鉄道の駅からもすぐの踏切際にお洒落なカフェ 『 モーツァルト 』 があります。モーツァルトの生家をイメージした建物の中はモーツァルトグッズが所狭しと並び、BGMももちろんモーツァルトのピアノ曲です。     モーツァルトの生家をイメージした欧風の店構え。 モーツァルトグッズは一部販売もしています。　コーヒーは普通のブレンド以外にも多くのこだわり銘柄を取り揃えてあり、食事メニューも11時30分までのモーニングセットに始まって、それに更に甘味がプラスされたちょっと豪華な 『 モーツァルトブランチ 』 （ 終日オーダー可 ） があり、美味しいひとときを過ごすことができます。  フルーツパフェにコーヒーシャーベットも付いた、モーツァルトブランチ。甘味を除いたプレートだけのモーニングセットもお得。 　但し、それほど広くない店内は、近隣の年配者のたまり場ともなっていて、” ところどころにピアノの音が入った越中訛りのお喋りを延々聞かされるカフェ ” と化しているきらいもあります。まぁそんな非日常的な雰囲気も楽しみつつ、黒部のうまい伏流水でたてたコーヒーを味わうのもまた一興かと。  宇奈月温泉へは北陸新幹線 『 黒部宇奈月温泉駅 』 直結の 『 新黒部駅 』 から富山地方鉄道列車が便利。駅前には温泉噴水もあります。 カフェモーツァルト富山県黒部市宇奈月温泉274-10765-62-12558時～18時 （ 季節によって閉店時間繰り上げの場合あり ）　不定休 

  2015.05.17

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  寿司榮 （ 富山県富山市 ・ 総曲輪 ）

  　東京から北陸新幹線で最速2時間余りで到達するようになった富山。シロエビにホタルイカ ・ 寒ブリ…と、富山湾の海の幸を、日帰りでも気軽に楽しみに行ける時代になりました。富山市の中心繁華街は総曲輪（そうがわ）で、このほど富山駅内まで引き込まれ、新幹線からも傘要らずで乗れるようになった市内電車で10分ほどでアクセスできます。そんな総曲輪にある、ちょっと変わったコンセプトのお寿司屋さんが 『 寿司榮 』 です。  総曲輪通りのアーケードから一筋離れたところにお店があります。 　何が変わっているのか…？ このお店、” 禁煙 ・ 禁酒の店 ” を標榜しているのです。禁煙はともかく、お品書きにビールなどアルコール飲料の表示は一切ありません。ただ一心に寿司だけを味わってもらいたいという考え方のようです。     おまかせ10貫握りに、単品で聞いた事のない名前の地魚をいろいろセレクトしました。 　おまかせ握り10貫は3500円+税から3段階、富山初心者には 『 富山の味にぎり 』 10貫3000円＋税がおすすめ。その他の単品握りもすべて価格別に掲げられていて、明朗会計で安心してあれこれ注文できます。ランチタイムには味噌汁つきの格安メニューもあります。酒が飲めない代わり、あがりはバイト君が小まめに見回って声をかけて、新しいのと替えてくれます。　席はカウンターのみ20席ほどで、必然的に対面しなければならない二人～三人いる板前さん達は、一見気難しそうないかにも 『 寿司職人一筋！ 』 という風貌で寿司を握っていますが、話すととても気さくで、富山の表裏なんでも語ってくれます。客層は観光客はもちろん、地元の女性1人や小さな子供連れも目立ちました。初めて富山に来た人ばかりでなく、寿司屋の暖簾をくぐること自体が初めての人 ・ かつて寿司屋の敷居の高さに辟易した経験を持つ人にもオススメのお店と思います。 ≪お店データ≫寿司榮　総曲輪店富山県富山市総曲輪2-8-22（ 富山駅より富山地方鉄道市内電車 『 南富山駅前行き 』 で約10分、『 西町 』 電停下車徒歩約10分 ） 076-421-703511時30分～14時30分　17時～21時30分水曜定休 （ 但し祝日の場合は営業、翌日休 ）　寿司のテイクアウト可  富山の街めぐりは新旧いろいろな車両が行き交う市内電車を利用するのが楽しいです。電車・バス共通の一日フリーきっぷもあります。

  2015.05.15

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  【桜荘vol.8　金谷ヒデユキ＆邪道アコースティック・ファクトリー／寒空はだか／遠峰あこ／櫻井明弘 ・ 写真集】

  2015年5月10日　19時～21時30分頃　＠吉祥寺マンダラ2                                 

  2015.05.11

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  有希乃路央・弘明寺さくら橋ライヴ

  　ひさびさに ” ハマの平成ひばり ” の名を轟かせる高校生歌姫 ・ 有希乃路央さんの、弘明寺商店街さくら橋月例ライヴを聴きに行きました。屋根もない文字通りの青空コンサートなので、天候不順で中止だったり他の予定とバッティングしたりで2か月ぶりのことです。この間のあまロスならぬ ” じおロス ” の辛かったこと！  桜並木の青葉繁れる弘明寺さくら橋。母の日の今日も、大好きなお母さんと仲良くセッティング。 　いつも通り年配者を中心にギャラリーが集まる中、定刻の午後1時に少し早く、アイドリングを兼ねて 『 高校三年生 』 からステージスタート。そう、路央さんも今年高校三年生になったのです。といってもその存在を知ってからまだ1年、永く追っかけている周囲の中高年ファンのお歴々のように 「 すっかり成長したなぁ 」 という感慨まで抱けるほど聴き込んでいない筆者ですが、相変わらず華奢な体から発せられる全くブレのない美声に、本当にまだこれでも未成年なのか！という驚きすら覚えます。    　続いて 『 真っ赤な太陽 』 で雰囲気を盛り上げ、『 ブルーライトヨコハマ 』 とつづけた後、「 今日は母の日ということで、全ての皆さんのお母さんに贈る気持ちを込めて 」 と、『 母さんの唄 』 を一節だけ、ア・カペラで披露。今、のびのびと歌える自分があるのは、その足元でCDをとっかえひっかえ、アンプを調整しーのという ” 黒子 ” に徹している母のおかげ、という気持ちがひしひしと伝わる名唱でした。  いつも二人三脚で。    　ちょっと面白かったのが、『 オーシャンゼリゼ 』 を披露してくれたところ。路央さんは当然ながら教科書どおりの歌詞で丁寧に歌ったのですが、実はこの2日前に遠峰あこさんのライヴでも同じ曲が、歌詞も唄い方もブッ飛んだエキセントリックなヴァージョンで披露されており、その天と地ほどの差を思い起こしてしまい笑いをこらえるのに苦労しました。   ” ひばりスタイル ” のお辞儀に、観客一人ひとりと握手。歌を聴いてもらえる感謝の心を忘れません。　「 暑いので、みなさん水分補給をしながらお聴きくださ～い 」。 歌っている間も投げ銭代わりの手土産が差し出され、それを心から嬉しそうに受け取りつつも迷いのない調子で 『 ひばりの佐渡情話 』 『 悲しき口笛 』 を完璧に歌い上げ、アンコールに 『 お祭りマンボ 』 を愉快に華やかに披露して、30分ほどの路上ライヴはおじいちゃん、おばあちゃん親衛隊の大喝采のもと大団円となりました。終演後ちょっとインタビューしてみると、やはり声楽関係に進学することを望んで大学のオープンキャンパスなどを覗いているそうで、” 心の師匠 ” が永遠に美空ひばりというのはそれとして大切にしつつ、実践の場での良い師匠に恵まれることを期待したいものです。有希乃路央さんの出演情報はブログから。     

  2015.05.10

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  白龍 （ 岩手県盛岡市 ）

  　盛岡で有名な麺類と言えば、まずわんこそば、次に盛岡冷麺が思い浮かぶことでしょうが、意外と観光客には見過ごされがちなのが、盛岡市民のソウルフードともいえる 『 じゃじゃ麺 』 です。近年は提供する店も少しずつ増えてきましたが、元祖と言える店が、県庁 ・ 市役所などが集まる市内中心部にある 『 白龍 （ ぱいろん ） 』 です。 　お店の場所は少々分かりにくいですが、岩手公園の北側にある桜山神社を目指して、そこから県庁方面に向かって伸びる細い参道の途中にあります。 参道には他にも一杯飲み屋などが軒を連ねていて、ちょっと見逃しそうです。 　『 じゃじゃ麺 』 は、太いうどんのような麺を湯がいた上に、千切りキュウリや長ネギなどを盛りつけ、更にその上に秘伝のじゃじゃ味噌をドサッと載せて提供されます。大 ・ 中 ・ 小盛りがありますが、中盛りでも相当な麺の量で、初心者にはちょっとビビります。店内はカウンター席が中心で、一応4人掛けテーブル席も2卓ありますが、大抵一人客が多く、新しい客が入ってくると、みんなで狭いスペースを詰めて座る場所を作ってくれます。　さてそのじゃじゃ麺の正しい頂き方。店員さんも慣れたもので、初心者と見るや、「 まず何もかけずに味噌と麺をしっかりかき混ぜて食べて、それからお好みで （ テーブルにある ） 調味料を足して…  」 と説明してくれます。その調味料はラー油や酢 ・ おろしにんにくや追加の味噌などで、少しずつ足しながら自分の好みの味を作ってゆきます。 綺麗に盛り付けられた麺を、これでもかとかき混ぜます。見た目は「 … 」 だが、これがいい味出しているのです。 　甘口のこってりとした味噌が絡んだ麺を食べたら、それで 「 ごちそうさま！ 」 とならないのがじゃじゃ麺の秘訣で、味噌まみれになった皿に、追加の味噌を少々、そしてやはりカウンターの丼に山積みになっている生卵を1個割り入れて箸で溶き、調理の店員さんに 「 お願いしまーす 」 と渡すのです。すると刻みネギを足した上に、熱い麺の茹で汁をたっぷりとかけて返してくれます。それが味噌味の玉子スープ 『 ちーたんたん 』 の出来上がりです。じゃじゃ麺を食べたあとに皿にこびりついた味噌と茹で汁を有効活用した口直しで、一応50円プラスなのですが、客のほぼ全員がこのちーたんたんまでしっかり平らげてゆきます。 じゃじゃ麺のもう一つのお楽しみ、ちーたんたんがまた珍味なのです。　盛岡駅からはやや離れた繁華街にありますが、盛岡ツウになるならば必ず体験したい味です。 ≪お店データ≫白龍 （ ぱいろん ） 本店岩手県盛岡市内丸5-15019-624-2247月曜～土曜 ： 9時～20時40分L.O.日曜 ： 11時30分～18時25分L.O. 年中無休 （ 但し、盆暮れ時は連休あり ） ※追記：なんとSuica ・ Pasmo等の交通系電子マネー決済が可能になっていました。でもわざわざ九州くんだりから来店して 『 はやかけん 』 で決済する人なんているのかなぁ。

  2015.05.09

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  ラドリオ （ 東京都千代田区 ・ 神田神保町 ）

  　古書店の集まる街 ・ 神田神保町。近年はスポーツ用品店の進出も著しいが、やはり老いも若きも目当ての一冊を求めて店から店へとそぞろ歩く光景が似合います。そして、首尾よくゲットしたお宝をゆっくり眺めながら一杯やれる、昭和モダンな喫茶店も数多くあります。神田神保町一丁目界隈の有名どころではミロンガ ・ さぼうる ・ 神田伯剌西爾などが知られていますが、それらに負けない老舗の純喫茶が 『 ラドリオ 』 です。   趣のあるレンガ造りの外観。というのも、レンガはスペイン語で 『 ラドリオ 』 というそう。 メニュー表も味わい深い。　店内はシャンソンやジャズが静かに流れ、レンガや木板の壁や丸太の柱、年代ものの調度品の類が落ち着いた雰囲気を醸し出しています。それらに囲まれてコーヒーカップを傾けつつ好みの本を開くと、まるでいにしえの文豪 ・ 文化人との空間を共有しているような気分になります。  純喫茶定番のナポリタンセットにカレーライスもあります。コーヒーカップのイラストもお洒落。 　東京のど真ん中にいることを忘れさせてくれるような、静かな時間を過ごしてみませんか。 ≪お店データ≫ラドリオ東京都千代田区神田神保町1-303-3295-4788平日：11時30分～22時30分　土曜：12時～21時日曜 ・ 祝日休み （ 但し、ゴールデンウイーク期間中は無休 ）  

  2015.05.06

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  和菓子　菜の花 （ 神奈川県小田原市 ）

  　箱根の玄関口として、そして北条氏ゆかりの小田原城を擁する街 ・ 小田原。相模湾の良質な魚が揚がることから、蒲鉾や干物などの海産物加工品がお土産としては定番ですが、店主の小田原愛に根差した、とても個性的で人気の和菓子店をご存知ですか？　『 和菓子　菜の花 』 は、かつて駅からお城通りの途中に店を構え、二階は喫茶店だったり地元の陶芸家の作品を展示販売する 『 うつわの店 』 だったりコロコロ変わっていたのですが、このほどリニューアルオープンしたエキチカ 『 HaRuNe小田原 』 にテナントとして移転し、売り場が広く買い物しやすくなっただけでなく、うつわの店とカフェがともに常設となり、憩いの場としてもパワーアップしました。  路面店舗時代も味わいあるお店でしたが、狭くて混雑しているときは品定めに難儀しました。デパ地下はちょっと味気ないけれど、お菓子の製作実演もそのままに、広くなって買い物しやすくなりました。3枚目の画像がうつわの店で、奥に喫茶コーナー 『 ムーンカフェ 』 があります。  　菜の花の店主 （ 男性 ） はちょっと面白い人で、まるでかぐや姫のように ” 月のパワー ” や、” 命の源は自然の素材と水にあり ” を信条としていて、お菓子の名前も 『 月のうさぎ 』 『 満月カステラ 』 『 箱根のお月さま 』 など、月にまつわる風流なものが目立ちます。さらに、パッケージデザインや商品名の揮毫も自分でやっていて、その素朴な筆致がまた評判なのです。　その商品の一部を飲み物とともに頂けるのが、隣のうつわの店の奥にある喫茶コーナー 『 ムーンカフェ 』 です。明るい木目の内装で、地元の作家の芸術作品などが飾ってある中でゆったりとくつろげます。ドリンクメニューも充実していて、小田原の美味しい水でハンドドリップするコーヒーは、レギュラーの他に日替わりでこだわりの逸品を提供していたり、抹茶や 『 小田原みかんサイダー 』 なるものまであって、お好みでいろいろなお菓子と組み合わせてティータイムを楽しめます。   木のぬくもりが心地よい店内。ホールでしか買えないバウムクーヘンも一切れで頂けます。小田原みかんサイダーは、地元企業と行政が連携して地場産品を開発するプロジェクトの賜物だそう。　こだわりの詰まった菜の花の和菓子たち、箱根観光の帰りにでもちょっと途中下車してお土産にしてみてはいかがでしょうか。但し天然素材のみを使用していて、消費期限が総じて短い （ 極端なのは当日とか ） のでその点はご注意を… ≪お店データ≫ハルネ小田原　菜の花ヴィレッジ　和菓子菜の花 / ムーンカフェ / 菜の花暮らしの道具店神奈川県小田原市栄町1-1-7　小田原地下街HaRuNe小田原内 0465-23-156710時～20時　原則年中無休 （ HaRuNe小田原の休業日に準ずる ）和菓子菜の花全体の公式ホームページはこちら　 

  2015.05.05

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  コーヒーハウスぽえむ　狛江南口店 （ 東京都狛江市 ）

  　tvk （ テレビ神奈川 ） ほかで毎週月曜日深夜に放送している散歩番組 『 キンシオ 』 で2週にわたって登場した、小田急線狛江駅前の喫茶店 『 コーヒーハウスぽえむ　狛江南口店 』 を訪ねてみました。店名に聞き覚えがあるかもしれませんが、実は 『 日本珈琲販売共同機構 』 なるおカタい名前の珈琲豆販売会社が展開する喫茶チェーンで、関東を中心に北は山形から南は沖縄まで27店を構えています。もっとも、どこの駅前にも必ず見かけるようなメガチェーンのコーヒーショップのような、厳しく管理された統一経営を要求しているものではないようで、各店舗ごとにオリジナルホームページや店長ブログがあったり、季節限定メニューなどもある程度自由に設定できる、緩いつながりのシステムになっています。なので、チェーン店でのロケを避ける方針の 『 キンシオ 』 でも、キンさんファンでもある店長判断で受け入れてもらえたのではないかと思います。店長ブログにも、来店を喜んだり 、放送日告知の記事がアップされていましたし。   レトロな外観に見覚えがあるかも。テーブルのガラス板の下にはコーヒー豆がぎっしり詰まっています。　　前置きが長くなりましたが、駅前ロータリーの片隅に洒落たレンガ造りの小ぢんまりとした構えの店があり、ドアを開けると奥行きの細長い店内に、4人掛けテーブルが2つ、2人掛けテーブルが4つあります。暗めの照明にステンドグラスが輝いて、各テーブルに添えられた花瓶の花も落ち着いた雰囲気を演出しています。  小ぢんまりとした店内ですが、いつも静かでゆったりくつろげます。 　おおもとが珈琲豆卸だけあって、コーヒーメニューが豊富にあるのはもちろん、キンさんが放映時に食べていたピザトースト （ 店の一番人気だそう ） の他にも、ハヤシライスやロコモコプレートなど、お腹を満たせる食事ものもいろいろあります。セットメニューのコーヒーはジャーマンやフレンチなど4種類から選べるのも、コーヒー専門店らしいサービスです。   ロコモコプレートと、キンさんも食べていたピザトーストセット。 　アクセスも良いところなので、” キンシオ聖地巡礼 ” の折りにぜひ訪ねてみたい店です。  ≪お店データ≫ コーヒーハウスぽえむ　狛江南口店 東京都狛江市東和泉1-20-2 03-5761-55699時30分～21時　木曜定休 

  2015.05.04

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  ビュッフェ味の新幹線 （ 神奈川県小田原市 ・ 鴨宮 ）

  　東海道線で小田原の一つ手前 ・ 鴨宮駅は、普通列車しか停まらない鄙びた駅ですが、実は近代鉄道の歴史に大きな役割を果たした土地なのです。それは、『 新幹線発祥の地 』。東海道新幹線計画がスタートした際、昭和37年にここ鴨宮から綾瀬市までの間に試験線路が敷かれ、いま山梨でリニアモーターカーがやっているように、試作車両を使っての走行試験や、乗務員 ・ 工事関係者の習熟訓練などが行われていたのです。昨年の東海道新幹線開業50周年に合わせて、駅北口商店街では、新幹線発祥の地をアピールした町おこしに取り組んでいます。その先鋒を行っているのが、駅から徒歩1分のところにある 『 ビュッフェ味の新幹線 』 です。  　店内は昔の新幹線で使用されていた部品類や試験時 ・ 開業当時の写真や模型などのグッズが所狭しと並んでいて、東海道新幹線開業までの経緯を説明するテロップも流れています。メニューは 『 0系ラーメン 』  『 ひかり定食 』 など東海道新幹線にちなんだ名前で、どれもびっくりするほど安く、しかし内容はボリュームたっぷりの盛りつけで、店主の意気込みが感じられます。    新幹線グッズがぎっしりの店内。東海道新幹線開業当時の国鉄総裁 ・ 十河信二氏のご子息も来店され、サインを残しています。  　『 0系かき揚げ丼 』 と 『 みしまコロッケ 』 を頂いてみました。かき揚げもコロッケも、注文が入ってから揚げるので、” 電子レンジでチン ” では決して出せないうま味がよく出ています。  目玉焼きは0系の ” 団子鼻 ” のイメージです。みしまコロッケ以外にも、停車駅にちなんだB級グルメのサイドメニューがあります。　 この店で食事をすると、希望者にはもれなく 『 来店記念切符 』 がもらえます。昔ながらの硬券入場券を模したもので、「 鴨宮基地駅 」 と表示され、本物のダッチングで日付やパンチを入れてくれます。「 小田原に鉄道資料館を！」 と呼びかけるなど、どこまでも新幹線を愛する店主のこだわりが詰まった ” 新幹線食堂 ” をぜひ訪ねてみてください。食事をすると一人一枚もらえる記念切符。本物の切符を印刷している会社で作られた本格的な代物です。  ≪お店データ≫ビュッフェ味の新幹線神奈川県小田原市鴨宮26-10465-20-9533営業時間：10時～15時定休日：木曜日 

  2015.05.03

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  キン・シオタニイラストライヴ in 小田原ダイナシティ

  　いまや押しも押されぬ人気イラストレーターのキン・シオタニさんと、FMヨコハマなどで活躍するDJの栗原治久さんとのコラボライヴが、 『 ダイナシティ小田原 』 の吹き抜けにある 『 キャニオンステージ 』 で開催されました。キンさんのフィールドである吉祥寺でも、栗原さんのテリトリーである横浜近辺でもない小田原郊外のショッピングモールというのは、いささか意外な感じがしましたが、開演1時間ほど前には既に座席は埋まっていて、立ち見も多く出る盛況のうちに始まりました。    　15時になって、まずは1日から半袖シャツと半パン姿に衣替えしたキンさんだけが登場して、 「 WELCOME　TO　DYNACITY 」 などの文字から顔を描くデモンストレーションを披露します。続いてマイクを手に、吉祥寺からここまでくる間の電車が途中で急病人発生のため緊急停車して、閉じ込められた列車内で約束の時間にステージ入りできるかどうか、やきもきしながらあちこち電話連絡を試みた話、小田原の偉人 ・ 二宮金次郎の生い立ちなどのお得意のご当地歴史講義、そして何度聞いてもウケるしかない、以前のライヴでうっかり 「 守谷のあんパンにハマっている 」 発言が尾を引いて、その後の個展で来場者からあんパン64個も差し入れを受けて当惑した話、そして小学3年生の時に担任教諭にうっかり呼び間違えられたところから誕生した ” キン・シオタニ ” のペンネームの由来など、キンさんならではの軽妙なトークで場内は大いに盛り上がりました。   　16時からの第2部はDJ栗原治久さんも加わって、主に互いの好きな音楽ジャンルについてのトークバトル、主にキンさんがビートルズを始めとして80～90年代のアメリカやブリティッシュポップスの話を展開し、栗原さんは若干キンさんに押され気味ながらディスコ・クラブミュージックの良さを力説して応戦します。そして最後には栗原さんのDJプレイに合わせてキンさんがドローイングを披露するという夢のコラボを披露。素晴らしい二人の調和を楽しめました。     　キンさん同様、会場までのアクセスは大変でしたが、2時間立ちっぱなしも全く苦にならないぐらい、楽しくワクワクしたパフォーマンスでした。 　 

  2015.05.02

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  【立川晴の輔のハレルヤ！独演会Vol.4 in 町田パリオ】

  　小田急線＆JR横浜線町田駅前のパリオビル4階・フリースタジオパリオで、恒例となった立川晴の輔師匠の独演会昼の部を見に行きました。私ももう3回目ぐらいの参加になりますが、何といっても駅改札口からスタジオまで完全バリアフリーで行けること、キン・シオタニ氏のイラストがあちこちに配されていること、会場が明るくて清潔感満点な環境で演者さんとも非常に近い距離で楽しめること、そしてもれなく階下の平禄寿司の500円クーポン券がついてくること（←これが一番目的じゃないのかって？そんなことはないですよ）で大変気に入っています。    　tvkの番組収録などのときはいつも大雨に見舞われ、” 雨の輔 ” なんて揶揄されている師匠ですが、さすがにゴールデンウイークとっかかりの今日は雲一つないまさに晴れ空、チケットも昼・夜とも完売御礼ということで、老若婦人方を中心に（←男は少な目）賑やかに席が埋まる中、開口一番、晴の輔師匠の弟弟子で、今春二つ目に昇進したばかりの立川志の太郎から始まりました。山形新幹線で出会った不思議なイントネーションでアナウンスする車内販売の売り子さんを再現して笑わせ、『 湯屋番 』 を一席。道楽者の若旦那が、奉公先の銭湯の番台で女との逢引きを妄想する描写、なかなか力が入っていて聴いているこちらも気味悪くなるような熱演でした。オチも悪くなかったけれど、もう少し続きを聴きたい気もしました。   　続いて真打登場。当地で披露するために作ったものの使う機会のなかった 『 隠居ペディアの土地こばなし　中野編 』 を皮切りに 「 学校行きたくない 」 「 あなた校長でしょ！」 などの小ネタ連発戦法で、これがまた百発百中で大いに笑わせてくれます。    　仲入り後は一転して照明を高座部分だけに絞った薄暗い状態で、7年前に師匠住まいの調布で起きた不発弾処理の顛末をマクラに大ネタ  『 鼠穴 』 を披露。いわゆる夢オチなのだけれど、兄さんと弟タケさんの喜怒哀楽こもったやり取り、特にタケが身代滅ぼして、まだ小さい娘を吉原に出すときの苦渋の表情は、晴の輔師匠ならではの熱の入りようで、会場は水を打ったように静まり返り、師匠の激しい体の動きに合わせた高座板のきしむ音だけが響き、息を呑むような時間が流れ、無事にオチがついたところで 「 ほぉ～っ！ 」 と溜め息が一斉に漏れたような空気に続いて大拍手が送られました。    　満ち足りた気分で会場を後にし、続く 『 爆渦 』 を観るために下北沢へ直行する前に、せっかくのクーポン券を利用して平禄寿司で早い夕食。もちろんかっぱ巻きもオーダーします。遠峰あこ姐さん早くパリから帰ってきてほしいな～。   立川晴の輔師匠の公演・TV出演予定などはこちらから↓『 立川晴の輔WEB 』 

  2015.05.01

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  喫茶ロンドン （ 岐阜県岐阜市 ・ 柳ケ瀬 ）

   岐阜柳ケ瀬繁華街の中、高島屋の北側を東西に延びる日ノ出町通り。以前紹介したミツバチ食堂の並びに、” 幻のクリームパン ” や ” パイコルネ ” などのクリームものの菓子パンがウリの 『 ベーカリーショップ　ロンドン 』 があります。その２階に店を構えるのが、１階ベーカリーの直営で、店でも出している全粒粉パンを使用した手作りサンドイッチが人気の 『  喫茶ロンドン  』 です。 １階のベーカリーの横にある細い階段を上ってゆくと、喫茶コーナーがあります。 　店内は80年代の開店から変わらぬレトロな内装で、柔らかいソファにゆったり腰を下ろしてのんびりとカフェタイムを楽しむことができます。メニューの目玉の種類豊富なサンドイッチは、下のベーカリーで焼き上げた全粒粉食パンに具がぎっしりと挟み込まれていてボリューム満点。ピザやパスタ、甘味などもあり、セットのコーヒーと共に頂くと、何とも満ち足りた気分になること請け合いです。   ボリュームたっぷりの照り焼きチキンミックスサンドにエスプレッソを。サンドイッチメニューにはすべてフライドポテトがついてきます。 ワンダーランド柳ケ瀬探訪のお休み処として立ち寄りたいお店です。 ≪お店データ≫喫茶ロンドン岐阜県岐阜市日ノ出町1-10 2F058-264-8165営業時間：11時～19時45分L.O.定休日：不定休 

  2015.04.29

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  キン・シオタニ横浜西口ルミネトークライヴ

  　ゴールデンウイークの始まりにふさわしい初夏の陽気の下、キン・シオタニの横浜西口ルミネでのトークライヴに行ってきました。　本来は抽選で2組40名の招待制イヴェントなので、抽選に外れた私はイヴェントスペースの外から立ち見のつもりで行ってみたのですが、実際は 『 椅子に座って観覧できる権利 』 が当選した人が40名ということで、私のように外れたけれどあわよくば…とやって来た人も整理券を貰って会場後方からの立ち見で招き入れられ、さらに開始直前にはガラス戸も全部開放されて、中のトークや音が外にも聴こえるようにされるなど、粋な配慮で催されたイヴェントでした（ なんでも応募倍率は10倍越えだったとか。さすがキンさん絡みのイヴェントは規模が違うね ）。   開演前の様子。抽選に漏れた人も、後方から立ち見が許されました。 　開始1時間前には既に会場入りしてゲストの in the soup　の中尾諭介さんや重富Pなどと打ち合わせをしていたキンさん、10分前には会場を出てどこかに行ってしまい、またおなじみの段取り無視の気まぐれ散歩が始まったかと思いましたが、隣のカフェが待機場所となっていたようで、開始時刻の13時を5分ほど過ぎて 『 キンシオ 』 オープニングテーマ曲とともに登場。「 何を話せばいいのか決まってないんだよね 」 と言いつつ、学生時代に北海道の駅の待合室にあった本棚に、野末陳平氏が書いた ” 運のいい人・悪い人 ” の本を手にした話から、『 今日のイヴェントに当選した人や、外れたけれど主催者の配慮で中で立ち見させてもらえた人は運がいいと思うように。それをもっと自分の中で広げていくことでますます運が開ける 』 、のちにトークライヴのゲストに招いた野末氏本人から 『 自慢は人を不愉快にさせる、宣伝は人を楽しくさせる（だったかな？） 』 という言葉を引き出したという、本人も 「 なんか怪しいセミナーみたいだな 」 という話の展開になってきました。 　テーマのないフリートークは 『 横浜の街の成り立ち 』 へと流れ、新橋 （ 現在の汐留 ） ～横浜 （ 同・桜木町 ） 間に鉄道が開通し、後に桜木町を避けて名古屋方面とショートカットする路線が開通する際に現在の横浜駅が設置されたこと、生麦事件を受けて吉田勘兵衛が外国人居住区を整備して、関所を設けてその内側がつまり 『 関内 』 であること、現在の 『 高島町 』 周辺を開発した高島嘉右衛門がのちに 『 高島易 』 を広めた人であること、そして程ヶ谷 （ ＝保土ヶ谷 ） を開発したのが苅部清兵衛という ” 横浜三偉人 ” の話など、お得意の歴史講座になりました。もちろん学者先生のようなおカタい内容であるはずがなく、終始笑いの絶えない講義でありました。 　そしていよいよゲストの中尾諭介さんをみんなでコールして、ご本人登場。彼が出演している番組 『 しゃかりき！ 』 にまつわる話を繰り広げ、同じく彼が作詞作曲した番組テーマソング 『 ホシタチノウタ 』 を生演奏することになったのですが、中尾さんが番組内でさる学校の天体クラブの先生から、『 星の成分は人間の体の中にもある 』 という話を聞いたくだりを語ると、キンさん、「 じゃぁ僕とか、外を歩いている人も星ってこと？行き来している人は流れ星？あ、星がアイスクリーム食べてるよ、星が日傘さしてる 」 などと茶々を入れる始末。その後もいざ中尾さんが歌い出そうとするたびにキンさんが何やら割り込んできたりして収拾のつかないことになりかけましたが、それにもめげずに番組でかかるのとはひと味違ったアコースティックヴァージョンを、感情こめて歌い上げ、盛大な拍手が送られました。 　最後は観客からお題を募って、それを基にアドリブで作詞作曲して歌ったり絵を描いたりするコーナーになりました。出されたお題は 『 引越 ・ 電車 ・ ラーメン 』 で、それに横浜テイストを加えて中尾さんが考え抜いた結果、『 母に見送られて故郷の駅から列車に乗って横浜へ出てきて、そこで食べたラーメンの味に都会を感じる 』という内容の素晴らしい歌を披露し、キンさんは歌に合わせてホワイトボードにその場面の絵を描いてゆき、見事なコラボが完成しました。  キンさんと中尾さんのセッショントーク（この画像はTwitter@kinshio_tvkより拝借）と、お題に合わせた即興イラスト。  　事前抽選制ということであまり人が集まらず混乱もなかったことから、大勢いたtvkやルミネのスタッフさんたちも総じて友好的で、まったりとした楽しいひとときを過ごすことができました。

  2015.04.26

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  阿佐ヶ谷ロフトA（東京都杉並区）

  　新宿を中心にサブカルチャーのけん引役として存在感を放っているライヴハウスグループの 『 ロフトプロジェクト 』。筆者はキン・シオタニ氏のトークライヴを聴くために 『 阿佐ヶ谷ロフトA 』 をしばしば利用しています。いかにも中央線文化のど真ん中！という立地にあって、ノンジャンルのトークバトルやセッションが夜な夜な繰り広げられているこのお店、飲食メニューもそんなパワフルな企画の数々に耐えられるような、ボリューム満点の内容を揃えています。  阿佐ヶ谷パールセンター街の中に店を構えます。 　目玉商品はその名も 『 阿佐ヶ谷ロフトのキーマカリー 』 や 『 あのソース焼きそば 』  といった謎めいたオリジナルメニューの他、季節に応じた新メニューも随時提供しています。春メニューとしては 『 筍と桜えびの春炒め 』 ・ 『 菜の花のペペロンうどん 』 が用意されていました。　食材の筍などは水煮ではなくすべて新鮮な生ものを使っていて、注文を受けてその都度調理するので、出来たて熱々、最高に美味しいところを頂けます。    野菜たっぷりヘルシーな春炒めとペペロンうどん。キーマカリーも豆いっぱい。　アルコール類やつまみものも充実している阿佐ヶ谷ロフトAで、アツい夜を過ごそう！ ≪お店データ≫阿佐ヶ谷ロフトA 東京都杉並区阿佐谷南1-36-16-B1 03-5929-3445BAR　SPACE　営業時間：20時～24時 （ 月～木 ・ 日祝 ）                                 　　　　　 20時～28時 （ 金 ・ 土 ）※イヴェントに参加せず、BAR　SPACE のみの利用可。チャージ300円。 

  2015.04.24

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  まめぶの家（岩手県久慈市）

  　NHK連続ドラマ 『 あまちゃん 』 で一大フィーバーを巻き起こした、北三陸市こと岩手県久慈市。いままた再放送で注目されているこのドラマの中にも登場するご当地の郷土料理 『 まめぶ汁 』 を手軽に味わえるお店が久慈駅すぐ近くにあります。  ” 北三陸鉄道北三陸駅 ” 前の道をまっすぐ1分でお店に着きます。 　『 まめぶの家 』  では、その名の通り、久慈地方の珍味 『 まめぶ汁 』 を定食や一品料理で供する唯一の専門店で、他にもご当地のブランド牛 『 短角牛 』 や焼魚定食に付け合せて頂くこともできます。    幟や暖簾が賑やかな店内。まめぶ汁定食は古代米ご飯や小鉢も充実。 定食のまめぶは5個入りですが、1個あたり50円で追加することもできます。　口の中でクルミと黒砂糖が不思議なハーモニーを奏でるまめぶ汁、” あまちゃん聖地巡礼 ” の折にはぜひ味わいたい逸品です。 ≪お店データ≫まめぶの家岩手県久慈市中央3-37 0194-52-2617営業時間：11時～13時30分L.O.　（ 夜の営業は要予約 ・ 17時～20時30分L.O.　一部メディアでは夜もフリーで入店できるように書かれていますが、完全予約制とのことですので注意 ）定休日：水曜日  お店のシャッターを降ろすと、割烹着姿の片桐はいりがドーンと現われます。お店の向かいにある、さかなクンが支援している 『 まちなか水族館 』  を覗いたら、北三陸鉄道の旅に出よう！ 

  2015.04.23

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  そば処　みやこ（京都府京都市 ・ 中京区）

  　千年の古都 ・ 京都に美味い蕎麦屋あり。お寺の精進料理としても活躍する蕎麦を、純京都風に供する隠れ家的お店が、四条烏丸通りにほど近い路地裏にひっそりと構えています。『 蕎麦処　みやこ 』 は、地元の人に愛され、まだ観光客にはあまり知られていない穴場のお蕎麦屋さんです。  四条から西洞院通を上っていくと、小ぢんまりとした店があります。 　お店の中は決して広くはありませんが、とても清潔感のある雰囲気で、若女将が愛想よく世話を焼いてくれます。 ランチタイムにはご飯の丼がつく限定20食の日替わり定食が頂けるほか、にしんそばなど京都ならではの変わり蕎麦も用意されています。夜の営業ではセットメニューがない代わり、お蕎麦だけではちょっと物足りない！という人のために、蕎麦と同時注文専用の 『 ミニ丼 』 の用意があって、炊き込みご飯などを付け合せることもできます。   天ぷらそばに卵丼のついた日替わり定食と、柚子胡椒のきいた鶏つみれ団子蕎麦 ・ にしんそばです。 夜は3種類の中から選べるご飯丼をつけることもできます。　支払いを済ませ、店を出るときの女将さんの 「 ありがとうございます、おおきにー 」 という見送りの挨拶が素敵に響く、隠れた名店をぜひ探し出して、本物の京蕎麦を味わってみてはいかがでしょうか。 ≪お店データ≫そば処　みやこ京都府京都市中京区西洞院通蛸薬師下ル古西町429 （ 京都駅から市営バス 『 50 立命館大学行き 』 で 『 四条西洞院 』 下車、北へ徒歩5分ほど ）075-221-1958営業時間：11時～15時30分　17時～21時　（ 土曜日は昼のみ営業 ） 定休日：日曜祝日  蕎麦屋なら、お酒は飲めないが小腹だけ満たしたいときも安心。ミニ丼もおいしい。 

  2015.04.18

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  ミツバチ食堂（岐阜県岐阜市 ・ 柳ケ瀬）

  　岐阜市内随一の繁華街 ・ 柳ケ瀬は他所の例に漏れず ” シャッター通り ” 化が著しい一方で、独立志向の強い若手による個人商店の進出も少なからずあり、アーケードのデコレーションやイヴェントによる集客に知恵を絞っています。今回紹介する 『 ミツバチ食堂 』 もそんな一軒です。  アーケードの天井からは、巨大絵や鯉のぼりなど、色々なものが下がっています。本物のコイもいます。 　無農薬 ・ 無化学肥料栽培の野菜や平飼いの鶏卵 ・ 果ては遠くニューカレドニアから取り寄せているという 『 天使の海老 』 など、限りなく自然に近い状態の食材を信頼できる仕入れ先から調達し、自然調味料のみで調理しているので、美味しいものを安心して頂くことができます。   外観も店内もあっさりした造りのお店。おすすめメニューは黒板になっているカウンターの側板にも書かれています。　ランチ・ディナーともメニューの主力はオムライスとカレーで、これに 『 季節のごはん 』 や 『 シェフの気まぐれランチ 』 『 おばんざい定食 』 などが加わり、どれも興味深く目移りしそうな内容です。    季節のごはん 『 ホタルイカとあさりのトマトリゾット　バジルのクリームソース 』。メインディッシュもスープも小鉢までも、緑黄色 ・ 葉物根物をバランスよく取り混ぜた野菜たっぷりです。 　またアイドルタイムが遅めにずれているので、街歩きや観光に夢中になって昼食を取り損ねたりした中途半端な時間でも、ランチタイムに間に合うのがまた嬉しいところです。入口では料理にも使われている野菜や調味料 ・ フェアトレード食品などの販売も行っていて、買い物だけの入店もOKです。岐阜に行ったら是非試してみたいお店です。≪お店データ≫ミツバチ食堂 岐阜県岐阜市日ノ出町2-5 058-266-5004営業時間：11時～15時30分L.O.　18時～21時L.O.定休日：月曜日　火曜日はランチタイムのみ営業

  2015.04.11

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