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[遠峰あこ] カテゴリの記事

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  遠峰あこ×爛漫社中 『 NEO民謡NIGHT 』

  　かつては月一回ペースで、横浜日ノ出町駅前に定期的に出没していたという謎のタッグ 『 遠峰あこ×爛漫社中 』。近年は路上ライヴを行うこともなくなり、” 幻のバンド ” と化していたのですが、昨年末に横浜野毛町でフルメンバーによるひさびさのコンサートを行い、そして昨夜6月6日芒種の夜、荻窪の音楽食堂 『 ルースター 』 に再び集い、 『 NEO民謡NIGHT 』 コンサートを敢行しました。  ジャンルも個性も全く異なる5人のプロフェッショナルが一堂に集いました。 　爛漫社中とは、アコーディオンと唄の遠峰あこをトップに、サックスの白庄司孝 （ 愛称たかっちゃん ） ・ ピアノのMako ・ ベースギターの たっつぁん ・ ドラムスの平山恵勇の、各々得意ジャンルも持ちネタも全く異なる5人のプロフェッショナルアーティストからなるスペシャルバンドで、” 洋楽器だけで奏でる日本民謡のニューウエーブ ” というコンセプトで突如出現し、さっと消えてゆく不思議な存在です。    pf ・ Mako！ ds ・ 平山恵勇！ sa ・ たかっちゃん！ b ・ たっつぁん！ ヒューヒュー！！　前回の横浜野毛町では横浜にぎわい座内の小ホール 『 のげシャーレ 』 を使用しての大規模なコンサートでしたが、今回は荻窪駅前の、小さいながらもジャズを中心に音楽なら何でも来い！のライヴハウスでの開催ということで、コアなファンだけが各方面から集まり、かつての路上ライヴの頃の熱気を再現するようなステージとなりました。  演奏もトークもノリノリ！ 　ステージはのっけから、自己紹介もそこそこに鹿児島民謡 『 おてもやん 』 から既にリミッター外れた状態で走る走る。アンプも吹き飛べとばかりに叫ぶあこちゃんのグルーヴの効いた唄声を、各パート楽器が超絶技巧のプレイで盛り立てます。日本古来から唄い継がれてきた節回しがバラバラに解体され、現代音楽のリズム＆ビートとマッシュ ・ アップされたそれはまさに ” 古典の新訳 ” で、老若問わず受け入れられる進化形のニューウエーヴ音楽と呼んでよいでしょう。   　日本列島東西南北、そしてオリジナルソングも含めて、” NEO民謡 ” たっぷり堪能した夜でした。アンコールの拍手に混じって、「 また年末もやって！ 」「 定期的にやろう 」「たかっちゃん長生きして 」 等々の熱い声援も飛び交いましたが、実現するかは神のみぞ知る… 

  2015.06.07

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  遠峰あこ 『 すきずきのんどこライヴ 』 2015.5.20 19:30～23:00

  　横浜・野毛小路の海鮮居酒屋 『 すきずき 』 で、遠峰あこさんの、『 のんどこライヴ』 が2か月ぶりに開催されました。まる1ヶ月パリへの外遊を満喫してきたあこさんの土産話をたっぷり聞ける絶好のチャンスなのに、今回の参加者はいつもに比べると格段に少なめ。みんなどうしちゃったのかなー。お店自体もぽつぽつ来店客はあるものの、週の真ん中とはいえ全体に静かな雰囲気です。   久しぶりの歌姫来店に、お店の大将も大喜び。 　そんな中でも帰国直後からあちこちの舞台に引っ張りだこされた疲れも見せず、元気な笑顔で演奏するあこさん。それにしても3月、初めてのパリ行き後の尋常でなかった盛り上がり方と比べるとゆるゆるな感じで、全体にスローテンポで唄ったり、参加者一人ひとりと言葉を交わしながら次の曲まで長い仲入り状態になるなど、かなりまったりのんびりした時間が流れました。    　唄った曲数も、飛ばしに飛ばして40曲ぐらい唄い通した新年会の頃とは打って変わった少なさで、後の時間は記念撮影に応じたり、問われるままにパリでのこぼれ話、知り合いの演芸家さんの消息や舞台にまつわるあれこれに耳を傾け口をはさむ調子で、ほぼガチなあこさんファンの面々との懇親会状態でした。私は帰国直前に現地のスタジオでレコーディングをしたという情報が非常に気になったので色々訊いてみると、あちらのアレンジの演奏と合わせて、その音源からいずれ新CDをリリースするかもしれないとのこと。これは楽しみ！   お初のお客さんにサービスしたり、質問に答えたり、知り合いの演者さん論議に加わったり。 　あこさんは6月に再び渡仏するので、次回はたぶん7月下旬頃までまた2ヶ月空いてしまう 『 のんどこライヴ 』、悔いの無いように水曜サービスのメガジョッキをグイグイ空けながら、美味い肴をあれこれたっぷり頂いて、何となく流れ解散のように終わりました。  日替わりのオリジナルメニューは何でも美味しい。右の 『 すきずき丼 』 はボリュームたっぷり。 遠峰あこさんの出演情報はこちら。『 のんどこライヴ 』 の開催情報は直前になって追加されることが多いので、小まめにチェックを。

  2015.05.20

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  遠峰あこ独演会 （ 鎌倉 ・ カジュ・アート・スペース ）

  　千年の古都鎌倉の、隠れ家的古民家スタジオ （ というか、地図を辿っても本当に分かりにくいところにある、来れるもんなら来てみろ的隠れ家 ） 『 カジュ・アート・スペース 』 で、遠峰あこさんの独演会が開催されました。カジュ・アート・スペースは、古民家を改装して様々なアートイヴェントやワークショップなどを定期的に行っている施設で、編み物や和服の着付け教室 ・ 様々な分野のアーティストを集めたお祭りなども定期的に開催しています。今回の独演会は、語らい企画集団 『 ゆらの会 』 が毎月第三日曜日にここで開いているお茶会の一環として招いた、とのことです。      　もう初夏と言っていい汗ばむ陽気の日曜日、鎌倉の駅周辺は大変な人出で、それがまた暑さを助長する有様でしたが、さすがにいにしえの木造建築の中に入ると、鬱蒼と木の繁った庭からの風が心地よく吹き抜けます。縁側に面した二間を開放した客席は座蒲団もなく、40人ほどの観客たちは、各々適当に畳の好きなところに腰を下ろして、くつろぎながら開演を待ちます。襖や丸い和紙の電灯 ・ 鉄瓶の置かれた火鉢など風情ある小道具を愛でていると、ほどなく開演。涼しげな水色の和服をまとったあこさんの登場です。    　「 こんな雰囲気の場所に似合う曲はなかなかないのですが…」 と言いつつ、まずは 『 崎陽軒シウマイ旅情 』 を口開けに、『 春はうれしや 』、そして先般のパリ紀行の話も絡めながら、『 オーシャンゼリゼ 』 などをゴキゲンに唄い上げます。観客の中には 『 ゆらの会 』 の会員として月例会に来ただけで、あこさんのことはここで初めて知ったという人も少なくないと思うのですが、いつもながらのゆるいトークとオリジナルソングのスットンキョウな歌詞は大好評で、手拍子や合唱が自然に湧きおこり、とても和やかな雰囲気で進行してゆきました。    　仲入りでは、横須賀の老舗の酒屋さんから、栃木県大田原市の蔵元の美味しい甘酒が振る舞われ、いかにも鎌倉の古民家らしい粋なサービスに、各自ゆったりとしたひとときを過ごします。　自らも毎日甘酒を呑んで健康維持に努めているというあこさん、後半は一転して花柄の真っ赤な装いで登場し、客席から大きなどよめきが起こります。『 ホーハイ節 』 の次は 『 私の山崎パン 』というように、しっとりした民謡と軽快なオリジナルソングを交互に披露し、再び大喝采を浴びます。特に 『 日の出大明神音頭 』 はその誕生エピソードと共に好評で、ちょうどその時、観客の中にPC投票で万馬券を当てた人がいたとかいなかったとか…      　今回の独演会のフライヤーを製作したデザイナーさんと、あこさんの知人でもある噺家さん夫婦も観に来ていることが紹介されたりして、いろいろなこぼれ話も楽しいひとときでした。  カジュ・アート・スペース 神奈川県鎌倉市二階堂57-1 0467-23-3663 ゆらの会 

  2015.05.17

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  【桜荘vol.8　金谷ヒデユキ＆邪道アコースティック・ファクトリー／寒空はだか／遠峰あこ／櫻井明弘 ・ 写真集】

  2015年5月10日　19時～21時30分頃　＠吉祥寺マンダラ2                                 

  2015.05.11

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  相鉄ライフいずみ野店 『 桜フェスタ春の音楽祭 』 （ 神奈川県横浜市 ）

  　すっかり春の陽気となった3月28日土曜日午後、相鉄線いずみ野駅前の相鉄ライフいずみ野店広場で 『 桜フェスタ春の音楽祭 』 が開催され、初日のトリを遠峰あこさんが務めました。    　地元マンドリンチームの演奏が終わり、地場野菜の直売テントから呼び込みの声が響く中、少し早目に赤基調の華やかな装いのあこさんが登場、さっそくマイクの調整とリハーサルがてら2曲も披露してくれました。    　3時になって女性MCの紹介で ” 正式に ” オンステージ。『 野毛山節 』 をトップに、春や相鉄線絡みの選曲で、ゆるゆるのんびりと進めてゆきます。曲間も 「 これ聴いたら欲しくなるでしょうから、帰りにライフで買っていってください」 とか 「 巡り巡って相鉄からCMのオファー来ないかなぁなんて思ってます」 など、主催者を意識したエスプリの利いたトークを展開して笑いを誘っていました。   　少し強めの風が終始吹いていて、マイクが風切音を拾ったり、振袖が煽られたりでちょっと演奏しにくそうでしたが、何とか全曲歌い上げて一旦引っ込みかけたのですが、意外にもアンコールの拍手が沸き起こり、どうせトリで後のスケジュールに問題ないからまぁいいだろうというスタッフの判断でもう一曲唄うことが許され、今まさに旬な曲 『 私の山崎パン 』 を選んで、大受けのうちに幕となりました。　このステージがパリ遠征前の最後の興行となったあこさん、元気で行ってらっしゃい。体にはくれぐれも気をつけて、土産話を楽しみにしていますよ！  ≪本日の曲目≫(rh)東京音頭(rh)両国1.野毛山節2.花まつり3.こきりこ節4.私の相鉄線5.崎陽軒シウマイ旅情6.ボクかっぱ巻き7.春はうれしや8.東京節(anc)私の山崎パン

  2015.03.28

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• 【 実録・SBS静岡放送ラジオ 『 杉原徹のGOGOワイドらぶらじ／めくるめくテツワールド 』 　ゲスト：遠峰あこ－その6 】

  （ その5にもどる ） （ その1からみる ）テツ：「いつの時代の何のニュースだっていうぐらい、そんな楽しい浜松エスケリータ68、こちら佐鳴湖の西の方の岸にあるんですけども、ライヴのあるカフェ、超ごきげんなお店、今日7時からですね、7時開演、開場は6時からでございますが、前売りが2000円、あ、当日2500円。もうじゃぁ今日は2500円という事になるかな？」あこ：「そうなのかな？」テツ：「そうですかね？」あこ：「 『 ラジオを観た 』 と言えばもしかしたら…」テツ：「ラジオを観た？！『 私は家でラジオを観たから 』」レイ：「新しい、新しい」あこ：「あ、『 ラジオを聴いた 』 と言えば…それじゃダメ、観ただけじゃダメです。聴いたって言えば、幾らか、ねぇ～」テツ：「すいません、イヤらしいですね、こんなツッコミをそんなさせて頂いて、あこさんにですね…浜松市西区大平台にありますですー。電話番号申し上げます（略）、 いやもう、あと…20秒、40秒ぐらいになってしまったんですよ」あこ：「え、もうですか？」テツ：「お別れまで」あこ：「あっという間ですねぇ。楽しい時間を」テツ：「そうですねぇ、ええ、あの、静岡の皆さんに一言メッセージをお願いしたいんですが、よろしくお願いします」あこ：「はい、じゃ静岡でもね、あのまたライヴもやらせて頂きたいと思いますし、はい、東京や名古屋や、いろんなとこでやっております。ぜひぜひ、会いに来てくださーい」テツ：「また遊びに来てください是非～」あこ：「はい、いつでも来ちゃいます」テツ：「は～い、こちらの方でもライヴ一緒に出来たら嬉しいですね」あこ：「そうですね、いつでも呼んでください、ハイ」テツ：「今日はありがとうございました～。唄うアコーディオン弾き、遠峰あこさんでした～イェ～」あこ：「（足鈴とアコーディオンを鳴らしながら）どうも～、はは」（おわり） （ その１からみる ）

  2015.03.22

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• 【 実録・SBS静岡放送ラジオ 『 杉原徹のGOGOワイドらぶらじ／めくるめくテツワールド 』 　ゲスト：遠峰あこ－その5 】

  （ その４へもどる ） （ その１からみる ）テツ：「鉄崎さんの 『 地下鉄 』 っていうユニットと、僕と、それから寒空…そうそう」あこ：「電車ユニットね、ハイハイハイハイ」テツ：「そう、そうそうそう、電車ユニットじゃないんだけどね、そうだよ、あ、そうですか」あこ：「乱入しに行きます」テツ：「何かそんな、すいませんね。そんなこう繋がりも、ミュージシャンにも色々なこう、繋がりのね、色々な世界の、ねぇ…」あこ：「そうそう、驚くところでねぇ、繋がってたり」 テツ：「なんですけれども、浜松のこのエスケリータ（68）ろくじゅうはち、シックスエイト、これどっちなんでしたっけね」あこ：「どっちでもいいって言ってましたよ」レイ：「どっちでもいい？！」 テツ：「後藤さんどっちー？ええ、ボクもお世話になってンすよくね、このライヴハウスはね」あこ：「そうなんですねやっぱりね、いいお店ですよね、とっても」レイ：「んー、いい所ですね。」テツ：「そうですね、玲子さんも行かれたことがあってね」レイ：「はい行ったことあります何回か。はいありますあります」テツ：「ベーグル美味しいんですよね、ベーグル」あこ：「美味しい。何か、怪しいんですけどね、店がね」テツ：「お店自体はね」あこ：「そう、何か変なもん売ってそうだなーみたいな」テツ：「そうー」あこ：「ヤバイんじゃないか、でも全然ヤバくない。行ったら怖くないです、大丈夫です」テツ：「で、後藤さんがやっぱりこうね、あのー、世界観を持ってらっしゃいますからね」あこ：「そう、マスターのね、そうなんですよ」テツ：「 『 テツさん最近はさぁ、あの浜松でさぁ、大阪より抜いた事もあるんだよねぇ、パンティー泥棒の数 』 とか言ってね」あこ：「どこを自慢してる…」（ その6につづく ） （ その１からみる ）   

  2015.03.22

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• 【 実録・SBS静岡放送ラジオ 『 杉原徹のGOGOワイドらぶらじ／めくるめくテツワールド 』 　ゲスト：遠峰あこ－その4 】

  （ その3へもどる ） （ その１からみる ） レイ：「うわぁははは…ありがとうございます」あこ：「やっと唄えました、ここでこの唄が」レイ：「ありがとうございます。いやぁ、静鉄往復しましたねアハハハハ」テツ：「ウファ、あのぉ、すいませんありがとうございました」あこ：「いいえとんでもない。ね、静岡愛を、静鉄愛を」テツ：「ホントにもうあれ、お気遣いを、ホントにもう…やっと唄えましたって、さっき作ったんでしょ？」あこ：「いやいやだって、私清水テルサでこれ唄いましたから」テツ：「ああ、そっか、最後の方はちょっとアレンジして頂いて」あこ：「そうそうそう、その時はテルサに行ったんですよ」テツ：「その時はね。これはあの～、駅名をこう、どういった形でこう、楽しんで聴けばいいのかなぁなんて今こう思っていたんですけどもねぇ」レイ：「ええ、あの、静岡からすると、『 そうそこそこそこ、あーそこ私が住んでるところハイハイハイ 』 っていう、そういう」テツ：「笑ってましたね、お笑いになってましたね」あこ：「静鉄の駅名はこう何か情緒ある感じ多いですよね」レイ：「情緒ある、ありがとうございます」テツ：「景色もいい、景色も。乗ったことございます？」あこ：「乗ったことないです」テツ：「あ’’れ’’え‘‘－－－－－っ！！！」レイ：「じゃ今度の課題はぜひ乗りながら」あこ：「これから今日乗ろうかなぁ～と思ってたところ」レイ：「ぜひぜひ」 テツ：「もうこうやって、各地の色んなこう、あの、♪崎陽軒～の唄も唄ったりとかね」あこ：「あ、そうそうそう、これはそれにアレですよ、この、『 私の名古屋名城線 』 もありますよ」レイ：「あっははは」テツ：「これホント、あの～名古屋でお伺いしたい感じが」あこ：「ああ名古屋、名古屋も私よく行く…」テツ：「だから、はだかちゃんと今度やるよ、名古屋トクゾウ」あこ：「あ、うそ、私も出して出して」テツ：「そう、月火の鉄崎さんとも一緒にやるの」あこ：「えー凄いじゃないですか」（ その5へつづく ） （ その１からみる ）

  2015.03.22

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• 【 実録・SBS静岡放送ラジオ 『 杉原徹のGOGOワイドらぶらじ／めくるめくテツワールド 』 　ゲスト：遠峰あこ－その3 】

  （ その2へもどる ） （ その1からみる ） テツ：「でも、最近びっくりしたのは、この形で、もう本当にいろんな所、老人ホームでの歌会ですとか、落語会。これ僕遠峰あこさんと出会わせて頂いたのは、間に寒空はだかさんっていう方がいらっしゃるの。はだかちゃんは何回か遊びに来てくれたの」あこ・レイ「え、そうなんですか、ええー！」テツ：「もう、はだか ” ちゃん ” って言いましたよね、玲子さん」レイ：「 ” ちゃん ” って言っちゃった」あこ：「そうなんだ、ハイ」 テツ：「そう、はだかちゃんが、いやぁ、女の人のアコーディオン弾きで、横浜の方で面白い人いるよっていう。野毛の人でっていう」あこ：「そうなんです、そうそう、はだかさんなんか私、まぁ心の師匠と思ってます。寒空こはだという名前を勝手に…」テツ：「貰おうかな、というぐらいな。そんなまぁ、もちろんライヴハウスでも演奏されてるし、今日はこれからあのー、浜松のエスケリータのほうにもね、行かれるんですけども、何と静岡の歌がある、って聞きましたが」  あこ：「ああ、そうなんですよ、私静岡も呼ばれることがありまして、清水の方でね、何回か唄わせて頂いた時に…」テツ：「そうなんですねぇ」 あこ：「はい、もうこれは、私の静岡愛を、こう唄にのせて聴いてほしい…」テツ：「ちょぉっと静岡県民の皆さ～ん、野毛が生んだ遠峰あこさんがお送りする、何、タイトルは？」あこ：「いいですか？これね、曲としてはイタリアオペラなんですよ」テツ：「イタリアオペラ？！静岡だけど、イタリアオペラ」あこ：「イタリアオペラに乗せてです、プッチーニ作曲 『 私のお父さん 』 という曲がありますが、これに私の静岡愛を乗せてみたところ…」テツ：「ところ！」あこ：「題名が 『 私の静鉄 』」テツ：「ハァ～、お願いします」あこ：「いいですか」 レイ：「聴きたい！」テツ：「ハイ、よろしく」 あこ：「（『 私の静岡鉄道 』 演奏）♪新静岡～、ラララ、タクシーに乗り換え10分で～着きました～静岡放送局～ラララ待～ってましたのGOGOワイド、テツさんの～らぶら～じ～だ～、ジャンジャカジャン。ありがとうございます」（ その4へつづく ） （ その1からみる ）

  2015.03.22

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• 【 実録・SBS静岡放送ラジオ 『 杉原徹のGOGOワイドらぶらじ／めくるめくテツワールド 』 　ゲスト：遠峰あこ－その2 】

  （ その1へもどる ） テツ：「で、昭和歌謡とかもいっぱいやってらっしゃいますよねぇ」あこ：「ああそうですね、好きですね」テツ：「そうですよねぇ。でもお年をお伺いしたことはまだ一度も…」あこ：「いきなりそれですか」 テツ：「いやいや、ないなーなんて思いながらも、こう、自然に音楽を一緒に重ねさせて頂いているんですけれども、これ大道芸っていう言葉もありますし、祭りとかでも…」あこ：「そう、流しだったりとか」テツ：「流しだとか。きっかけとしては何だったんですか、この、こういう世界に入られようというのは」あこ：「まぁ最初はですね、あの～、全然違う、パソコンで打ち込みみたいなバンドをやってたんですよ」テツ・レイ：「え～っ！」あこ：「テクノみたいな、パンクみたいな、テクノパンク。まぁ今でいうきゃりーぱみゅぱみゅさんとかね」テツ：「ええっ！」レイ：「意外！あははっ！」テツ：「そんな、時代が！」あこ：「そういうのとかね、あったんですよ。それで…」テツ：「人に歴史あり！」あこ：「そうでしょー？それである日、あれ、私パソコンがないと何も出来ないじゃないか、って気づいて、これじゃちょっと寂しいなと思ったわけです。それでアコーディオンを始めてみようかな、民謡習ってみようかな、って思って」レイ：「あ、そっからなんですね」テツ：「えぇ～っ！」あこ：「そうなんですよ、それでこれアコーディオンで民謡を唄えば練習が一回で済むじゃないか、と気付いたわけです」テツ：「はぁ～…いろいろこう、お考えになって…」レイ：「ははは、面白い！おほぉ～」 あこ：「考えたというか、ずぼらというか」テツ：「いやいやいや、だってそれはこうねぇ、音楽の世界に入るこう、きっかけとしてはこう、少し珍しい…」あこ：「そうですねぇ、まあねぇ」 テツ：「よく聴かれてた唄は？とか音楽とかは？だからその…」あこ：「んと、テクノ時代に好きだったのは、戸川純さんとか有頂天とか、Pモデルとか、ニューウエーブ系でした」レイ：「あ～、そういう系だったんだ」テツ：「ああ分かってきた、ちょっと分かってきたし、世代も分かってきた」あこ：「バレたか」（ その3につづく ） （ その1からみる ）

  2015.03.20

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• 【 実録・SBS静岡放送ラジオ 『 杉原徹のGOGOワイドらぶらじ／めくるめくテツワールド 』 　ゲスト：遠峰あこ－その1 】

  放送日時：平成27年3月18日（水）14:38～14:50あこさんの衣装：普段着（本人談）≪テツ：杉原徹　あこ：遠峰あこ　レイ：長谷川玲子（アシスタント）≫冒頭MC：「魅惑の世界へようこそ、めくるめくテツワールド」テツ：「時刻は2時38分を回っております。本日のテツワールドは、アコーディオンで弾き語る、楽しい美しい懐かしい、オモロイカワイイ不思議でコワい、もひとつおまけにヘンテコリン、そんな夢見る唄の世界、端唄民謡オリジナル盛りだくさんの、遠峰あこさんでございまーす！」あこ：「（東京節を弾きながら）♪や～ってきましたらぶらじへ～唄っておりますワタクシは、遠峰あこと申します～投銭いつでも大歓迎～」テツ：「ホゥ～、オッ、ア・ウン（掛け声）」あこ：「…♪足には鈴までついてるし更に、唄まで唄うのこりゃ結構大変なんですよやってみると、らぁめちゃんたら…（テツも合唱、略）どうもありがとうございま～す、はい遠峰あこでございま～す」テツ：「（拍手）え～こういう時間でございます」レイ：「え～すごい時間です」あこ：「ありがとうございま～す」テツ：「こういう時間になりました。え～遠峰あこさんをですね、ご紹介させて頂きます。プロフィールのほう、玲子さん、ちょっとこれホームページから引かせて頂きました～」レイ：「はい、遠峰あこさん、横浜生まれ横浜育ち、唄うアコーディオン弾き、日本古来の民謡の現代風アレンジや、今の時代を唄う新しい民謡を作り、アコーディオンで弾き語る。ということで、日本民謡を愛し唄い継ぎながらも、新しい自主制作民謡を手掛け、百年後二百年後の日本の皆様にも唄い継がれているような唄を、そんな願いを込めて日々活動しておりますという風に…ね、ホームページにありますが…」テツ：「ありがとうございます～。あのー、アコーディオン弾かれる時は着物を着られている時が多いんですけども…」あこ：「はい、御一緒するときなんかはねぇいつも」テツ：「そうなんですね、最近よくライヴで、エージ＆テツのライヴなんですけれども御一緒させて頂いてるんですけどもね、あ、お喋りになる時ちょっと少しマイクを寄せましょうか」レイ：「あ、ありがとうございますすみません」あこ：「どうでしょう」テツ：「ありがとうございます。今日はあの、横浜から？」あこ：「そうです」テツ：「あ、ありがとうございます」あこ：「ええー、もうこれに出たかったんで、ていうか夢でした」テツ：「そうですか、浜松に行く途中だとお伺いしておりますけども」あこ：「そうなんです、今日夜浜松でライヴがありましてね、これはもう寄らねばという…」レイ：「嬉しい」 テツ：「いやぁありがとうございます。僕これ凄いなと思ったのはホームページを拝見させて頂いた時のプロフィールの中に、” 伝承し、創造し、醸造する ” 」あこ：「はははは、そうですね」テツ：「これあの、アコーディオンとか、そして着物とかっていうと、あのチンドンの世界でありますよね」あこ：「ああ、そうですね」テツ：「あの～、いろんなバンドがございますけども、そういうような空気も伝承されておりますし…」あこ：「あ～そうですか、ありがとうございます」（ その2へつづく ）

  2015.03.20

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  超ごきげんなカフェで超ごきげんナイト～遠峰あこ in 浜松エスケリータ68・写真集

  （この画像についてのレポートはこちらから）  手漕ぎボートが行き交う佐鳴湖と、エスケリータ68の外観・ポスターです。   店内はクリスマスのような、お洒落な飾り付けがしてあります。     前座を務めたダミー・オスカーズの三人。ドラマーはこの店のマスターとのこと。    時には愉快に、時にはしっとりと情感こめて歌います。薄暗い店内を照らす色とりどりの光がムードを盛り上げます。    弾いて、唄って、足には鈴までついていて、コレ結構大変なんだよぉ～と言いつつも、顔には出さないプロ根性。  ライヴハウス飯はなぜに美味い。合鴨スモーキーベーグルサンドと、じゃこときのこのオムライス。 （この画像についてのレポートはこちらから） 

  2015.03.19

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• 超ごきげんなカフェで超ごきげんナイト～遠峰あこ in 浜松エスケリータ68

  （このレポートの画像はこちらから） 　もはや世界中どこへ現われても人気者の遠峰あこさんですが、18日は午後、静岡でSBS静岡放送ラジオ 『 GOGOワイド Wテツのらぶらじ 』 に出演、その後浜松市内北部にある佐鳴湖畔のカフェ 『 エスケリータ68 』 で当地4度目となるライヴを敢行しました。　佐鳴湖は漕艇場があり、湖面をなでる夕風が心地よくいい所だと思ったのですが、実は全国の湖沼汚染度ワーストワンなのだとか…周辺は丘陵地に住宅やアパートが建ち、ニュータウンの雰囲気。そんなところに 『 エスケリータ68 』 はあります。お店に入ると、壁にはレトロなポスター、天井にはカラーライトや玩具の類が飾り付けられ、60年代ムードを演出しています。ミラーボールのような球体スピーカーも店内のあちこちにぶら下がっていて、音響もいいようです。　まずは 「 浜松市カリフォルニアから来た、目下ワールドツアー中 」 のダミー・オスカーズの演奏からスタートです。ドラムはお店のマスターが務め、ブルースを中心に時にハードに、時に朗々とブルージーに歌い上げます。客席も店員さんも一緒になって、鳴子の玩具を鳴らして盛り上がります。店内のノリが最高潮に達したところで、リーダーの 「 次はお待ちかね、遠峰あこさん、どうぞー！！」 の叫びに迎えられ、「 何百人いるのかと思った 」 とあまりのハイファイな雰囲気に驚きつつ、あこさんが登場しました。まずはその空気をさらに煽るようなご挨拶として ” スッポンポン節 ” で景気よく始めました。次は季節に合わせて ” 花まつり ”、 そして出ました、” 私の山崎パン ”。 この唄が出来るきっかけとなった、山崎パン工場従業員慰安旅行の顛末もオーバーアクションで語ってくれ、店中大笑いの渦に包まれます。　異常なほど高まる店内のボルテージを鎮めるように ” ホーハイ節 ” を朗々と唄い上げ、第二ステージのとっかかりは、” ボクかっぱ巻き・ちょっとだけフランス語ヴァージョン ” で、曲中いきなり飛び出す怪しげな仏語に再びやんややんやの大喝采です。そして ” 朝の空夜の海 ” をかました後は、ほぼやけっぱちの ” ちょうだい節 ” で聴衆の誰もがカオス状態に陥り、ぶっ壊れるのではないかと思うほど鳴子は打ち鳴らされ、ペンライトがノリノリのリーダーを意味もなく照らし出し、もはや無法状態に陥る店内。 　 ” 両国 ”、” 東京節 ” で華やかにフィナーレ…のはずが、怒涛のアンコールに応えて、” こきりこ節 ” をサービス。それでも収まらず、照明が落ちても 「 アンコール、アンコール！ 」 の大合唱が止みません。結局 " 崎陽軒シウマイ旅情 ” も一節加える大サービスでめでたく大団円となりました。　何が凄いって、これだけの興奮と熱気が、ダミーのメンバーと店員さんも含めてたった15人かそこらだけで繰り広げられたこと。関東で満員状態のライヴハウスでもこうはならないタテノリぶりをこの少人数で共有できたのは、何とも贅沢なことでした。　新しい人脈にも恵まれ、開演前にあこさんと親しげに話していた女性に勇気ふるって声をかけてみたところ、昨年あこさんを宮城県気仙沼の仮設住宅ライヴに誘った 『 お茶っこプロジェクト 』 の仕掛け人でした。私がずいぶん以前に気仙沼を旅して現地の地理に詳しいところを見せると大いに喜んで、こんど一緒に気仙沼詣でをしましょうというところまで話が進んでしまいました。いつか、東北新幹線であこさんのカバン持ちならぬアコーディオン持ちをやっている私の姿が見られるかもしれません。（このレポートの画像はこちらから）  

  2015.03.19

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  第33回柏てれすこ亭（千葉県柏市・柏神社）

  　前日の藪伊豆お蕎麦会の興奮さめやぬ今日は月改まって如月朔日、千葉県柏市で遠峰あこさん色物出演の 『 第33回柏てれすこ亭 』 が柏駅近くのお寺の集会所で開催されました。 　駅前通りをまっすぐ行くこと約5分、旧水戸街道との交差点そばに、由緒ありげな柏神社がそびえています。 　催し名の ” てれすこ ” とは、長崎の代官所に届いた正体不明の魚の名前を、一人の男が 「 これは ” てれすこ ” という魚だ 」 と申し出、百両の懸賞金を得た。　その後再び正体不明の魚の名前を知る者に百両与えるというお触れが出て、件の男が「 これは ” すてれんきょう ” という 」 とのたまったところ、お代官様は 「 これはそなたの言う ” てれすこ ” を干物にしたものじゃ。」 ということで、男は偽り者として打ち首の刑に処されることになった。　男の妻は嘆き悲しみ、干物断ちをして旦那の放免を祈るが判決覆らず、いよいよ刑の当日、男の 「 妻子に一目会いたい 」 という願いによって呼ばれた妻子に、「 子供が成長しても、決してイカの干物をスルメと呼ばせるな 」 と遺言した。　これを聞いたお代官様、なるほど生と干物で名前の変わる魚もあるものだと合点、男を無罪放免した。男の命が助かったのはスルメのおかげ、妻が干物断ちをしたから、アタリメ（エ）の話しだ。…という、三遊亭円生の十八番の噺から頂いたと聞きます。　前置きが長くなりましたが、近在の年配者が続々と集まり、14時に開口一番の三遊亭エンジンが登場、『 子ほめ 』 を披露します。カタカナの変わった高座名は、大師匠の五代目圓楽の  『 エン 』 と師匠神楽の 『 ジン 』  からとったそうで、柏在住でてれすこ亭に客として通い詰め、ついに昨年12月に神楽師匠に弟子入りしたばかりだとか。まだ入門2ヶ月とは思えないような、軽快な噺を披露してくれました。　　続いて五代目圓楽の直弟子 ・ 三遊亭神楽師匠の登場。圓楽の思い出を軽快なマクラに、六尺棒で追いかける噺を披露しました。 　仲入り中に楽屋からシャンシャンと、おなじみの鈴の音が聞こえてきましたが、 後半最初に遠峰あこさん登場。『 崎陽軒シウマイ旅情 』 から始まり、『 ソーラン節 』 『 春はうれしや 』 と続けます。最前列の隅にやたらノリノリのおじさんがいて、手拍子や合いの手を絶妙なタイミングで入れてくるので盛り上がります。前日の疲れも見せず 『 ボクかっぱ巻き 』 『 両国 』 をうなり、最後は 『 東京節（1番から入る珍しい短縮ヴァージョン） 』 で締めて大ウケでした。　トリは再び神楽師匠の 『 藪入り 』 の熱演で大好評のうちに幕となりました。　次回は4月26日、同じく柏神社でやはり三遊亭神楽師匠による 『 第34回柏てれすこ亭 』 の開催が決まっているそうです。　 柏てれすこ亭於：柏神社千葉県柏市柏3-2-2 （クリックすると地図が別ウィンドウで開きます）演芸会等のチケット予約 ・ お問い合わせ：龍二オフィス（電話04-7163-7326）

  2015.02.01

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  遠峰あこ 『 新春すきずきのんどこライヴ 』

  　毎月恒例の遠峰あこさんの『横浜すきずきのんどこライヴ』、平成27年最初のステージは29日（木）に開催されました。夜7時少し前にお店の前に来ると、このライヴだけは絶対外さないというHGさんとばったり。二人で入店すると、昔ながらのヤカンを載せた石油ストーブに迎えられ、既に常連さんなどが数人待ち構えていました。その中でも、HGさんが新大久保のライヴハウスで共演しているKT姐さんの姿が。あちらでもあこさんの存在は評判になっているので、ぜひ一度生で聴いてみたいということでHGさんが連れてきたのでした。その後もあこさん目当ての知り合いやら初見の人やら、どんどん集まってきて、いつも以上に賑わった状態で歌姫の到着を待ちます。　　　 　いつも通り7時30分ごろ、あこさんが暖かそうな赤いコート姿（和服用なのだそう）で登場。さっそく今年一発目の居酒屋ライヴの支度を始めます。　　 何を着てもお似合いのあこさんと足鈴。今日は珍しく大入り袋が出ました。 　唄う準備も整い、まずは 『 野毛山節 』 からスタート。その後も 『 ソーラン節 』  『 崎陽軒シウマイ旅情 』 とアップテンポの曲を次々奏でてゆきます。客席からもリクエストがあれこれ飛び交い、「 今日は何だか盛り上がりが凄い 」 と言いながら、 休みなくノリノリで唄います。そりゃ昨年末はなかったから2か月ぶりの新年初ライヴで、お客さんも待ち焦がれていただろうからボルテージも上がろうというもの。　　 客席の盛り上がりに刺激され、演奏もピッチが上がります。 　途中、店長から耳打ちされ、奥座敷のお客さんにバースデイソングを唄いに行ったり、初見の曲をリクエストされて考え考え演奏したり、「 そろそろ休んだら 」 という常連さんの言葉も何のその、最後に私がおねだりした 『 おいおいのぶ子さん 』 まで止まることなく続けること3時間、 実に36曲を唄い上げたのでした。　　　　　旺盛なサービス精神で、どんなリクエストにも臆することなく喜んで唄います。 　　　　　　　　　店長から、「 今日は早めに店仕舞いする 」 と告げられて、ようやくアコーディオンを下ろしてホッと一息つくあこさん、ちょっと休んですぐ奥の席のお客さんに愛想をふりまきに行き、相変わらずサービス精神旺盛なところを見せます。明日以降もステージの予定が詰まっていて、初夏のころには三度目の渡仏を目論んでいるらしく、今年もますます元気ハツラツな歌姫なのでありました。※ 『 すきずきのんどこライヴ 』 の次回以降の開催予定は遠峰あこさんの公式HPよりご確認ください。  　おまけ画像 ： あこちゃんの美声にエビス顔のすきずき店長。

  2015.01.31

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• 平成27年あこ始め～墨田区江東橋五丁目町会『新春初笑い寄席』

  　遠峰あこさんのHPに 『 出演：橘ノ百圓　遠峰あこ　13時半開演　無料 』 としか明記されていない演芸会に行ってみました。開催地の菊川保育園も、地下鉄半蔵門線 ・ 都営新宿線の住吉駅付近にあるという事だけが判明したものの、いくら検索しても催しの詳細がヒットせず、謎の多いままとりあえず向かったのでした。　住吉駅のある場所自体は江東区ですが、新大橋通りを西に少し戻って横丁に入ったところは墨田区江東橋で、そこに 『 社会福祉法人ベタニヤホーム菊川保育園 』 はありました。名前から察せられるようにカトリック教会系の施設で、入口で靴を脱いで上がると、全面フローリングで床暖房完備、エレベーターもある最新バリアフリーな建物でした。昨年のクリスマス会の写真や、給食の献立表などが張り出してあるのを懐かしく眺めながら二階に上がると、広い集会場のような教室に、前方は座布団、後方は子供用椅子を並べて会場がしつらえてあり、既に年配者を中心に賑わっていました。みんな椅子席に座っていて前はガラ空きだったので、遠慮なく最前列の唾被りに腰を下ろします。　13:30に会が始まり、まずは××の会（聞き取れなかった）会長の挨拶、続いて江東橋五丁目町会長の挨拶と続き、この演芸会が要するに町内会主催の地域新年会で、今年で11回目を数える息の長い催しであることが判明しました。スタッフも観客もみんな顔見知りで、終始ザワザワとしながらの中で進行してゆきます。　開口一番の橘ノ百圓は、てっきり若手だと思っていたのですが、白髪のヴェテラン噺家で、この江東橋五丁目出身ということで毎年呼ばれているそうで、「この日が近づくとネタ帳を見返して、演目が被らないように気を遣うんですよ」 ということでした。　お次はいよいよ遠峰あこさん。足の鈴をシャンシャンいわせながら登場し、「 9割ヨッパライ ・1割泥酔者 」 の決まり文句で早速笑いを誘います。一発目は 『 崎陽軒シウマイ旅情 』 、続けて 『 東京音頭 』 で盛り上げます。そして北陸新幹線に絡めて富山民謡の 『 こきりこ節 』 を披露。そして 「 お正月といえばお寿司ですよね… 」。まさかと思ったが 『 ボクかっぱ巻き 』 の投入で、歌詞の一節一節に会場は大受け。歌い終わって 「” みんなのうた ” を狙っています」 と添えるのもお馴染みだが、観客のほとんどは年配者なので、「 永六輔さんもイチオシです 」 とでも付け加えても良かったかもしれません。　その後、ご当地ソングともいえる 『 両国 』 を華やかに唄い上げ、『東京節（ショートヴァージョン）』 で締めくくりました。会場のほとんどがあこさんを聴くのは初めてのはずでしたが、選曲の上手さも手伝って大好評でした。 　仲入り後のトリは柳花櫻扇生師匠の 『 品川心中 』  でしっかりまとめ、その後全員で 『 青い山脈 』 と、墨田区愛唱歌という 『 花 』 を合唱し、お楽しみ抽選会をやって盛大にお開きとなりました。ちなみに私は最後に残った ” 残念賞 ” で、いかにも写真屋で長い間店晒しになっていたと思われるフォトスタンドや試供品のシャンプーなどの詰め合わせを貰いました。まぁ参加者全員にペット茶と非常備蓄用ビスケットを貰えたし、見ず知らずの余所者が一等賞なんか当てたら却ってシラけただろうから、これでいいのだ。　墨田区社会福祉協議会から補助を受け、会場の保育園も快く無料で貸してもらったという今回の 『 新春初笑い寄席 』、いかにも町内会による手作り感満載で、部外者にもなかなか興味深い催しでした。外へ出て振り返ると、雑居ビルの向こうに東京スカイツリーが青空に向かってすっくと立ち上がっていました。  

  2015.01.26

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  遠峰あこ熱唱！原宿表参道元氣祭　スーパーよさこい・写真集

  レポートはこちらから（別ウィンドウで開きます）               レポートはこちらから（別ウィンドウで開きます） 

  2015.01.20

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• 遠峰あこ熱唱！原宿表参道元氣祭　スーパーよさこい（Wrote at 2014.8.24）

  【この記事は2014年8月24日に別メディアにて公開したものです】 このレポートの写真はこちらから（別ウィンドウが開きます）　 　 原宿表参道の夏の終わりのビッグイベント、『原宿表参道元氣祭スーパーよさこい』を観てきました。　 お目当てはもちろん、遠峰あこさんが生で唄う『世田谷　笑ｉｎ若林』のパフォーマンスです。” 笑ｉｎ ” は松陰神社前、つまりは東急世田谷線沿線の三軒茶屋よりちょい手前の地域に拠点を置くチームのようです。公式ホームページもあります。　 10時きっかりにイベントが開幕し、まず代々木公園ステージでは各団体5分ほどの割り当てで唄い踊ります。笑ｉｎ若林は3番目の登場。あこさんはチームリーダーとともに舞台下手側に現われ、カラオケをバックにソフトな雰囲気のよさこい節を、それでも力強く歌います。アコーディオンや足鈴なしで、マイク1本で唄うあこさんの姿ってある意味レアかも。空色とピンクを基調とした爽やかなコスチュームの連の皆さんによる踊りはたちまち終わってしまいました。　 おっと視野の端になんか黒い影がよぎったと思ったら、必撮舞台袖スナイパー橘蓮二さんだ。声をかけようとする間もなく雑踏の中に消えてゆく。本当にフットワークの軽い人だ。　　 次々登場する他の団体のパフォーマンスを観たり、同じ広場内で、ある意味ステージよりも熱い呼び込み合戦を展開している 『 うどん天下一決定戦 』 の屋台を冷やかしたりしながら時間をつぶし、お昼からは約200ｍにわたって踊り流すNHK前ストリート会場にスタンバイします。　 事前情報では、「 選挙カーみたいなのに乗って唄う 」 ということでしたが、実際はなんと、中型トラックの荷台に高いやぐらを建てた上にリーダーと歌い手が仁王立ちするという、ゲリラライヴのような様相で練り歩くのです。　12時ちょうどからの第一陣の踊りが過ぎて、笑ｉｎ若林は12時半過ぎ、第二陣でスタート。踊りに合わせ、ちり紙交換車 （ ←古いか。今は粗大ごみ引き取りますのクルマ？ ） 並みのスピードで先導するトラックの上で、あこさんとリーダーが気持ちよさそうによさこい節をうなります。さしもの猛暑は過ぎたとはいえ、昨日とは打って変わって夏の日差しが戻って来た中で、あこさんも踊り手も顔にうっすらと汗を浮かべながら熱演を繰り広げてゆきました。　  本当はこの後も、原宿口ステージ （ 明治神宮入口前 ） でもパフォーマンスがあったのですが、時間の都合で割愛しました。   あこさんのまた違った側面も伺えて、素敵なまつりのひとときを過ごしました。      

  2015.01.15

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  遠峰あこ熱唱再び！よさこいin府中・写真集

   ※当日のレポートはこちらから（別ウィンドウで開きます） 　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　  

  2015.01.14

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• もひとつおまけの大河連載：遠峰あこさんと私－番外編（Wrote at 2015.1.11）

  【この記事は2015年1月11日に別メディアにて公開したものです】 5.お気に入りの曲　 遠峰あこさんのライヴに夫婦連れ立って来る人は多い。そしておしなべて仲が良い。まぁケンカしながらデートもないものだが、お互いのやりとりがいちいち面白おかしくて、何かこう、友達夫婦みたいな感じでほのぼのな雰囲気なのだ。AさんGさん夫妻のように、別々にFacebook立ち上げて他人のフリしてツッコミ合っているケースもあるし。絵画方面でも、あえて子供作らないで毎日が恋人同士みたいな夫婦を多く見てきたが、遠峰組各位のそれは群を抜いて愉快で、同席してそちらに聞き耳を立てるのも楽しい。　 ちげーよ、今回はそんな話をするんじゃなかった。　 遠峰あこさん追っかけて一年弱、レパートリーは200曲とも300曲ともいわれる中の、まだ1割か2割そこそこしか聴けていないのだが、そんな中から特に気に入った曲をピックアップしてみようと思う。ランキングではないので、順不同で思いつくままつらつらと。・ホーハイ節　 間奏の「♪RRRRR…」というアイヌの呼び声の響きが美しくて好き。遭難寸前でも連帯を確かめ励まし合う感じがこの一節によく出ている。青森民謡と言うのがちょっと意外だけれど。・ニッポン娘さん　 もうこの連載などで散々取り上げてきたが、少女のようなあどけない声色での「♪ポクポク子馬～」の可愛らしさがすべて。その土地ならではの名産やジョークを織り込んだオチも楽しい。・やあさかりんりん　 初めて聴いたときはスローテンポで冗長で難解な歌詞に馴染めなかったのだが、何度も耳にするうち、おばあちゃんが囲炉裏端でのんびりと茨城弁で独り語りする絵が浮かぶようになり、今では大変気に入っている。・ブラザー軒　 高田渡というアーティストは不勉強にして訃報に接するまで知らなかったのだが、この曲の表わしている本当の意味は何なんだろう。私はこの曲を聴くと、有名な合唱曲の『木琴』（知らない人は、本章終わりの注釈を参照）や、東日本大震災の犠牲者を思わずにはいられない。カフェで隣り合わせの席に居ながら、父娘には『私』が見えず、アイスクリームか何かを食べて、『私』の存在に気付くことなく無言で店を後にする。実体のない魂が、生前足繁く通った店に現れたようなシーンを思い起こさせ、とても切ない気分になる。・東京節　 いつもアンコール代わりにショートヴァージョンを唄うことが多くて、なかなかフルコーラスを聴く機会は少ないのだが、戦後から高度成長期にかけての東京名物を軽快に、あっという間に駆け抜けてゆくように唄う。アコーディオンの音色も右に左に自由自在にスウィングして圧巻。エンディングの「♪本日ようこそ～」「これって結構大変なんだよぉ～」のアドリブも毎回微妙に変えていて愉快。　 まぁこんなとこかな。あこさんのレパートリーを全曲コンプリートするまで何年かかるだろう。ちなみに『私の電車シリーズ』は、大阪環状線と静岡鉄道を残して全部聴いた。大阪はさばのゆ温泉でやる可能性があるけれど、しぞーかは今後やる機会あるのかなぁ？ 【注釈：合唱曲『木琴』について】　作詞：金井 直（かない ちょく、1926年3月18日 - 1997年6月10日）　作曲：岩河 三郎（いわかわ さぶろう、1923年9月9日 - 2013年9月16日）　リリース年月日不明　構成：混声三部合唱、ピアノ伴奏　内容：敗戦直前の空襲で失った、木琴を弾くのが大好きだった妹への鎮魂歌。　歌詞・曲調：　　1番（スローテンポ）　　　　妹よ　妹よ　今夜は雨が降っていて　　　　妹よ　妹よ　お前の木琴が　聴けない　　　　2番（1番よりは気持ち速め）　　　　お前はいつも　大事に大事に木琴を抱えて　　　　学校へ　通ったね　　　　暗い　家の中でもお前は　木琴と一緒に歌っていたね　　　　そしてよく　こう言ったね　　　　「早く街に　赤や青や　黄色の電燈が　点くといいな」　　　　こう言ったね　　ピアノ間奏（高速で激しく、グリッサンドも加えた曲調が3番終わりまで続く）　　3番（ピアノに合わせて超高速テンポ）　　　　あんなに　嫌がっていた　戦争が　　　　あんなに　嫌がっていた　戦争が　　　　戦争が　戦争が　戦争が　戦争が　　　　お前と木琴を　焼いてしまった　　4番（スローテンポに戻る）　　　　妹よ　妹よ　お前が地上で木琴を鳴らさなくなり　　　　星の中で　鳴らし始めてから　間もなく　　　　街は明るくなったのだよ　　5番（スローテンポ）　　　　私の他に　誰も知らないけれど　　　　妹よ　妹よ　今夜は雨が降っていて　　　　妹よ　妹よ　お前の木琴が　聴けない　 やばい、書いていて涙が止まらない。　 中学校時代のクラス対抗合唱コンクールでは、これを歌ったクラスが必ずと言っていいほど優勝したんだよなぁ。生徒審査員が間奏に感動しちゃって、歌を全然聴かないで高評価出しちゃうから。これを完奏できるピアニストと指揮者は学年全体で超尊敬されていた。（本当に、本当に、完！）

  2015.01.12

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• 越すに越されぬ大井川、退くに退けぬ大河連載：遠峰あこさんと私（Wrote at 2015.1.7）

  【この記事は2015年1月7日に別メディアにて公開したものです】 5.これからも精一杯、応援します。　 昨年末あこさんが出演した土曜ワイドで読まれた私のメールにも記した通り、遠峰あこさんは私にとって『会いに行けるアイドル』という位置づけであることは今も変わりない。AKBやらと同じ。Cマイナーがどうとか唄い方に心があるかどうかとか、歌謡コンテストの審査員みたいな知識はまるでないし、語彙力も貧弱だから、「あの唄のこういうところがこんな感じで好き」ということを明瞭に表現できない（たまに知ったような口を利くこともあるけれど、その時は自分の中では相当無理していると思っていただきたい）。　 私はずいぶん遅れてきたあこさんファンだから、橘蓮二さんの写文集に載っている日ノ出大明神での演奏とか、まだすきずき以外の居酒屋も回る、本当の意味での流しをやっていた頃とか、jorfでリポーターをやっていたらしい初期のあこさんの姿は見ていない。あのアコーディオンが実は米より重い7ｋｇもあるというのもごく最近知ったことだ。、和服にかんざし姿でそんなものを抱え弾きながら、「これって結構タイヘンなんだよぉ」と唄う裏の苦労に深く思いを致せるほどの人格者でもない。昨年2月の ” 藪伊豆大雪事件 ” も人づてに聞いて面白がっているだけで、その現場にはいなかった。運と出会いは変えられないから仕方ないとしても、勿体ないことをしたと思う。　 やっぱり私にとってのあこさんは、『ニッポン娘さん』を可愛らしい声で唄う人であり、タメグチを交えた不思議ちゃんな喋りでおじ様たちを魅了する娘っ子であり、　イントロでいきなり「あ、間違えた」と涼しい顔で言い放ちすぐやり直す、さっぱりした性格の素敵な女姓なのだ。そして何より物凄い別嬪さんであることも。　 キン・シオタニ氏に始まった今の演芸人追っかけをやる前の私は、絵画鑑賞を道楽にしていた。主に若手の画家やイラストレーターの作品展を週末ごとにチェックして、あちこちの画廊やギャラリーに足を運んだ。主にネコの絵や風景画が多かった。作家さん本人や画廊のオーナーさんの多くと顔見知りになって、作評したりネコ談義したり、たっぷり時間をかけてギャラリートークを楽しんだ。我が家のネコの肖像画を描いてもらったり、気に入った作品があったらその原画を数十万円で何枚も買い漁ったりした。それにプラスして本業の ” テツ ” のほうも抜かりなくやっていたのだから、とんでもない浪費家だった。今でもあんなカネがどこから出てきたのか分からない。　 それがある時から急に虚しくなった。ギャラリーを訪ねるたび、作家さんやオーナーさんが ” 買え買え ” 推しをしてくるような気がして、ただ鑑賞して談笑して何も買わずに帰りづらくなってきたのだ（実際あからさまに「いかがですか、買ってくれませんか」という人もいるにはいた）。確かに気に入ってはいるのだが自分の生活水準に照らし合わせて絶対ありえない価格の絵画が、家じゅうの天井と鴨居の間にずらりと並ぶようになった（ウチ、一応日本家屋です）。飽きはすぐに来た。今飾っている絵はもう何年も出したままで、残りの多くの絵は押し入れに眠っている。大家ではない若手の作品ばかりだから画商やオークションにも出せない。展覧会のDMが来るのが恐怖にすらなった。　 その点、演芸は木戸銭だけで済むから気楽である。まぁあこさんぐらいお馴染みになると、たまには物販にも手を出したりするけれど、この手の落語会や演芸会の木戸銭は、世の中の物価に比べるとびっくりするほど安いと思う。だからといって先に述べた数十万の絵画や、ビッグアーティストのコンサートのアリーナ席が不当に高いと言うつもりはなく、あくまで価値観の問題であることは否定しない（それにしてもポール、去年あんだけ騒がせておいて、今度いつ来日してくれるんだい）。　 私の遠峰あこさん追っかけは、これからも飽きることなく続く気がする。あこさんには今までにない特別な魅力を感じ、いまあれだけ売れっ子になっても、まだまだ伸びしろが豊富にあって、それを見届けるのはとても楽しみだ。さすがに去年ほど噺家の色物出演まで漏れなく足を運んでS夫妻に呆れられるところまではいかないが、主演のステージは積極的に顔を出したいと思う。たとえ本人から「キモいから出入り禁止！」と宣告されたとしても。（完…といいつつ番外編とかあったりして）

  2015.01.12

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• 年を越しても続いていた大河連載：遠峰あこさんと私（Wrote at 2015.1.3）

  【この記事は2015年1月3日に別メディアにて公開したものです】4.『遠峰組』の端くれとしての、あこさんとのおつきあい　 ” すきずきデビュー ” を無事果たし、あこさんの出演するところどこでも出没し、図々しくも最前列の唾被り席を陣取るようになって、少しずつ他の常連さんからも顔を憶えて声をかけてもらえるようになったが、持ち前の引っ込み思案と、同年代以下の女性と会話するのが大の苦手という致命的な性格が災いして、なかなかあこさん本人と言葉を交わすことができない。　 サシに近い状況で話せたのは、5月末の『藪伊豆唄の会』の打ち上げでお蕎麦をたぐっていた時が初めてだ。各席をお礼回りしていたあこさんが、私のすぐ右横に座ってお礼の言葉を述べてくれたのだ。ド緊張の極みで、「とても素晴らしかったですよ、いい唄ですね」と返すのがやっとでその後が続かず、なかなか打ち解けて談笑モードに入ることができない。こればかりは自分で自分の内面を変えるしかないのだが、他の演奏会などでも、常連さんと大笑いしながらワイワイやっているのを、黙って羨ましく眺めるのは楽しくもあり辛いことでもあった。　 遠峰組をはじめ、あこさんを長く知る常連の皆さんの多くは基本が落語好きで、そこから色物芸人としてのあこさんに興味を持ち始めたと思うが、私は演芸人としてのあこさんをピンポイントで追っかけているので、なかなかその方面での話が合わないというのも障害だった。今でこそあこさん繋がりでぴっかり☆や八ゑ馬、キン・シオタニ繋がりで立川晴の輔など、若手落語家の高座にも通っているが、なにぶん前座・二つ目・真打という階級制度すら知らず、音楽も自分では全く嗜まないので（『猫踏んじゃった』すら弾けない）、専門用語が飛び交うとたちまち萎縮してしまうのだ。　 そんなダメダメな私に親切にも声をかけてくれたのは、前述の春藪伊豆のお蕎麦の席で御一緒したFさんだ。たまたま同じ沿線の隣町同士ということが判明して話が弾み、帰りの電車の中でも、いろいろな噺家の高座を聴くことの楽しみを熱く語ってくれるものだ。失礼ながら喋り方は決して上手ではなく、一生懸命言葉を選びながら訥々と話す雰囲気も私と相通ずるものを感じ、今でもFacebook上で仲良くさせていただいている。　 近頃はライヴで好きな曲のリクエストをコールしたり、昨年暮れの、あこさんにとっては仕事納めといえる『京急鉄道フェスタ』のステージがハネた後の物販で、同時出演の鉄道アイドルに比べてあまり流行っていないのをいいことに、ここぞとばかりあこさんとたくさん話させてもらったりすることができるようになったが、まだ相手が私のことをどう思っているか探りながら話す癖がなかなか抜けず、喋って別れたあとはドッと気疲れが吹き出し、「あんなことで良かったのだろうか」と逡巡しながら帰路につく日々である。（まだ、つづく、んかい！）

  2015.01.12

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• 『永六輔の土曜ワイドラジオTOKYO』に遠峰あこさん出演！しかも番組内で私からのファンレター読まれた！（Wrote at 2014.12.20）

  【この記事は2014年12月20日に別メディアにて公開したものです】  本日の『永六輔の土曜ワイド』の遠峰あこさんコーナーで、外山惠理さんに読まれた私の応援メールの、省略された部分を含めた全文を公開します。事実と異なる部分も訂正せずに、そのままコピペしています。（赤字部分が オンエアで読まれた部分です）件名：遠峰あこさん御出演に寄せて－－－－－－－－－－永さん、外山さん、はぶさん、スタッフの皆さん、初めまして。私にとっての『会いに行けるアイドル』遠峰あこさんが土曜ワイドに初出演ということで、初めてメールさせていただきます。私があこさんを知ったのは今年の4月、木村万里さんプロデュースの『渦』に出演されていたのを拝聴したのが最初でした。その時歌われた『ニッポン娘さん』という曲の♪ポクポク子馬～という歌い方がとても気に入って、以来あちこちのライヴハウスでのワンマンライヴや、落語会の色物出演を追いかけるようになりました。ですから、あこさんファンとしては、まだ半年余りのヒヨっ子なのです。私のあこさん追っかけが、飽きることなく今まで続いているのには、『遠峰組』と呼ばれる、私よりもずっとずっと前からあこさんに入れ込んでいる、コアなファンのグループによるところも大きいです。小さなライヴハウスの片隅で、一人でアゥエーな気分で縮こまっている私に、とてもフレンドリーに話しかけてくれ、パフォーマンスを楽しめるように配慮してくれて、こんなる優しい人たちに支持されているあこさんに、ますます好感を持つようになったのです。あこさんの美しい唄声、とつとつとした語り口、素敵なセンスの着物にかんざし、足の鈴、みんな大好きです。今年はパリ進出も果たし、益々腕を上げてゆくあこさんを、これからもどんどん追っかけてゆきたいと思います。〈以下個人情報省略〉－－－－－－－－－－この直後に、『遠峰組一同より』の投稿が読まれたので、「遠峰組とは何ぞや」ということで、バーター的に読んでもらえたのだと思います。以下は　土曜ワイド公式サイトからのコピペです。毎週更新でいずれ消されてしまうため、ここに記録として残します。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊□午後のコーナー　ゲスト　遠峰 あこさん　以前、木村万里さんがお連れ下さった　“唄うアコーディオン奏者”遠峰あこさん、今回はお一人でご登場です！　永さんのリクエスト、またリスナーからの希望も多かった、　「ボクかっぱ巻き」をフルコーラスでご披露！　永さんもご一緒に歌っていらっしゃいました。　パリまでアコーディオンを担ぎ、単身で突撃してきた　お話など、盛りだくさんの時間でした。　　○インフォメーション　　『遠峰あこ～藪伊豆唄の会～』　　日程：2015年1月31日（土）午後3時開演　　会場：日本橋 藪伊豆総本店　　料金：3,000円　　『キンニラ＋あこシアター』　　日程：2015年3月6日（金） 午後7時開演　　会場：北沢タウンホール　　料金：前売・2,800円 当日3,000円＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

  2015.01.12

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• 大河連載(-_-)：遠峰あこさんと私（Wrote at 2014.12.31）

  【この記事は2014年12月31日に別メディアにて公開したものです】3.『遠峰組』S夫妻との出逢い　 5月半ばだったろうか、西荻窪のライヴハウスで、サックス奏者の多田葉子さんとの二人会があったでしょう。既にあこさんの公式HPで出演情報をマメにチェックし始めていた私は、これに大いに興味を持ち、是非行ってみようと思い立った。　 西荻窪は、Twitterの自己紹介にも記してあるが、私にとって ” いま最も旬な場所 ” なのだ。それは、岐阜の市街地にあって、そちら方面へ旅行するたびに立ち寄っていた『じゃがいもドーナツの店ぱたーた』が、突如として岐阜の店を閉めて、東京、それも西荻窪に引っ越してきた！それが縁で暇を見つけては西荻窪に通い、両隣の荻窪や吉祥寺にもない独自の発展を続けている街の探索にいそしんでいたのだった。　 その西荻窪でのライヴ、勝手知った街だけれど夜に行くのは初めてで、しかも酒も夜の盛り場も嗜まない私には ” 未知の世界 ” で、昼のうちに場所をチェックしておいたライヴハウスのドアを恐る恐る開けてみた。　 すると…　 第一印象は「店狭っ！」。ウナギの寝床のような奥行きの細長い店内に、既に大勢のお客さんが土管のアナゴの如く押し合いへし合いして座って、既に酒やら持ち込みのツマミを広げて盛り上がっている。ある程度普通の劇場か、ダイニングレストランのような所を想像していたので、これにはびっくり。　 すべての希望が裏切られた気持ちで、とりあえず空いていた止り木に腰掛け、演奏が始まるまでコーラかなんか飲みながらじっとしていると、「これどうぞ」とツマミを盛り合わせた紙皿を差し出してくれたのが、誰あろうS夫人だった。演奏会は大変に盛り上がり、帰り際にもいろいろな人達から声をかけられ、みんなあこさんを心から好きで遠くからも通っていること、大きな劇場だけでなく、こんな小さなライヴハウスのような所でも唄うあこさんに、益々関心を深めていったのだった。　 それから幾つかの独演会や落語会の色物出演を観て聴いて、Facebookで友達承認も頂いて、文章だけながら言葉のやりとりも始まり、いよいよ本場の『すきずきのんどこライヴ』を試してみようと決心し、6月の最終水曜日、南武線と横須賀線を乗り継いで桜木町へと向かったのだった。（話が逸れるが、南武線が今ほど本数が増えて便利でなく、横須賀線が武蔵小杉に停まるようになっていなかったら、横浜、特に桜木町なんか首に縄をつけて引っ張られても行くことはなかったと思う。）　 居酒屋に一人で入るのだから、なるべく気楽に構えているふりをして野毛小路を歩いていると、ちょうど店の階段の上り口でSさん夫妻とばったり。向こうも近頃、あこさんの唄うところどこでも出没する変な若造の顔をだんだん憶えてくれたようで、一緒に入店することになった。ところが店に入ったところで、あの名物店長があんた誰？といった不思議そうな表情で「予約とった？」と訊いてくる。フリで来て適当に飲み食いしていれば、演者が勝手にやってきて一席やってくれるのが ” 居酒屋流し ” だと思い込んでいた私との間に流れる気まずい空気。そこで私が咄嗟にとったとんでもない言動が…　 後ろで待たされていたS夫妻を指差して、「この人についてきました。友達ってことで何とかしてください。」　 後にも先にもS夫妻に対してあんな失礼な話はないもの。それでもその場は何とか収まり、席も与えられて、まさに目と鼻の先の距離であこさんの演奏を楽しむことができた。その後もSさんが注文したツマミを本人を差し置いて全部食べてしまったり何だり、S夫妻には果てしなく迷惑をかけ続けているのだが、いつも温かく「今日も早いねぇ、皆勤賞だ」と笑い飛ばしてくれて、本当に感謝に堪えない。　 ちなみにその後別のライヴ会場で『すきずき～』の元締め役のUさんとメアドを交わし、今では毎月下旬ごろに出欠確認のメールが来るようになっている。（つづく…本気か。）

  2015.01.12

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• 大河連載（ぇ）：遠峰あこさんと私（Wrote at 2014.12.31）

  【この記事は2014年12月31日に別メディアにて公開したものです】 2.遠峰あこさんを初めて観たのは、本当はいつどこで、なのか。　 今まで、私と遠峰あこさんとの最初の接点は、木村万里さんが主宰した今年4月の『風渦』であると公言し、先日のラジオ番組にあこさんが出演した際に、私のファンレターが採用された時もそう読まれたのだが、これは厳密には正確ではない。　 前述した3月の『キンニラ+あこシアター3』に、タイトル通り当然出演したのを、確かに観ている。ただそのときは、キン・シオタニ氏の軽妙な喋り口に夢中で、あと林家二楽師匠はラジオ番組に時々出演していてその存在だけは以前から知っていたので、生で本人の姿と鋏使いを観られたことに気を取られていたのだ。だから、なんか派手めな和装で着飾った女の人が、やったらトラディショナルなパフォーマンスをやっていたな、ぐらいの印象しかなく、なんなら名前すら速攻忘れてしまった感じだった。　 そして ” 運命の ” 風渦も、お目当ては同時出演のキン氏であり、あこさんのほうは、「そういえばこないだの舞台に一緒に出てたあのヒトかぁ、どんなんだったけ」と思いつつ再びシモキタの地に向かった。このときのプログラムが、キン氏がトリであこさんがその直前の出演だったことが、すべてを決定づけたのだ。　 その時のセットリストは覚えていない。ただ一曲だけ、ものすごく私の心をつかんだ唄があった。『ニッポン娘さん』だ。日本中の都道府県名が次々と出てきて、旅好きの琴線に触れた上に、「ポクポクこうま～」という部分の唄い方があまりにもひょうきんで可愛らしく、激しく印象に残った。渦の会場はいわゆる小劇場で、私は最前列に陣取っていたので、演者さんとの距離の近さは北沢タウンホールの比でなく、そこで初めて、あこさんが私と年代の近い（感じの）若い娘さんで、アコーディオンを巧みに操って唄う女流芸人であることを、正確に認識したのだ。　 もしこのステージプログラムで、キン氏のパフォーマンスのほうが先だったら、またそちらに熱をあげて、あこさんの唄は耳に入らず何の印象も残らなかったかもしれない。不思議な偶然が生み出した、新たな出会いだった。（本当に…つづく…のやら…）

  2015.01.12

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• 大河連載（ぉぃ）：遠峰あこさんと私（Wrote at 2014.12.31）

  【この記事は2014年12月31日に別メディアにて公開したものです】 1.『キンシオ』との出会い　 私が遠峰あこさんを知るきっかけを語るにあたっては、キン・シオタニ氏と彼の散歩番組『キンシオ』の存在抜きにはありえない。　　 我が家は東京新聞を購読していて、当然ラテ欄もあるわけだが、今年初めごろから不思議な記載に気が付くようになった。関東U局のコーナー、左端からtvk・チバテレ・テレ玉・とちぎテレビ・群馬テレビと並んでいて、毎週月曜日の夜11時には、全局足並みを合わせるように『キンシオ』という番組名が記されていたのだ（現在は局により曜日・時間とも異なる）。　 この頃の私のテレビ視聴習慣はBS・CS放送がほとんどで、地上波はロクな番組ねぇなーと思っていたところで、この不思議並びが大いに気になり、とりあえず一回だけ観てみたのだ。低予算の恋愛ドラマやお笑いバラエティーだったら速攻やめようと思いつつ。　 忘れもしない1月20日放送の『色んな色の旅・群馬県みどり市の巻』。お世辞にもイケメンとは言い難い、ニット帽をかぶった青年が、全く観光地でも何でもない、普通の街を独り喋りしながら自由に歩き回る。他の散歩番組にありがちな、事前リサーチや偶然を装った裏根回しが一切ないことは、観ていてすぐに分かった。　 私はこの番組と、キン・シオタニ氏が即座に好きになり、以来毎週『キンシオ』を欠かさず観るようになった。そして氏のホームページを隅々まで見て、自分のスタイルと共感できることの多いことを知り、さらに色々な情報を得るために、登録しただけで休眠状態だったTwitterとFacebookを復活させた。そして、自宅からも近い下北沢の北沢タウンホールで、キン氏が出演する舞台があることを知り、さっそく予約した。『キンニラ+あこシアター3』である。（つづく…のか？）

  2015.01.12

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  遠峰あこ、堂々の名古屋ワンマンライヴ！大須の観音様もホレボレ？（Wrote at 2014.9.23）

  【この記事は2014年9月23日に別メディアにて公開したものです】 　 ほぼ1年ぶりになるという遠峰あこさんの中部地方遠征、しかも今回、名古屋は大須観音前のライヴハウスOYS（オイス）で満を持しての独演会ということで、なかなか関東方面まで聴きに行けない名古屋圏のファンの期待が膨らんだ宵の口でした。　 －正直に白状しますと、私はその日の日中、他所で遊び過ぎて大遅刻してしまいました。　 名古屋駅に着いたのが既に開演時間の7時直前だったという体たらく。日が落ちて寒いのに大汗かきながら大須へ向かい、恐る恐るOYSの扉を開けると、既にあこさんの面白おかしいMCで大盛り上がりしているところでした。隅っこでひっそりしていようと思ったのですが、よりによって空いている席が最前列のど真ん中で、ただでさえアウェーなのにあこさんまでが「アリーナ席空いてますよ～お待ちしていました～」なんてマイクを通して可笑しそうに言うもんだからバツの悪いのなんのって、もう。遅刻しても、入口の看板とポスターの写真を撮ることは怠らない。   せっかくのお楽しみ中にとんだ水入りをやらかしたものですが、それで座がシラけないのが名古屋人の凄いところで、気を取り直して『ボクかっぱ巻き』を紹介するとたちまち客席全体がワッと沸き、「ィヨッ！」「アッコッチャン！」と声援があちこちから飛び交います。その勢いたるや東京方面でのライヴとは明らかに違ったノリで、みんなものすごく前のめりになっているのが分かります。コーダの「かっぱ巻き～うぉうぉう～」の全員大合唱も圧巻。このあと、第一幕シメの『最上川舟唄』の曲紹介で例の ” 小林旭似の師匠 ” の話になってドッとウケた感じも、パワーがみなぎっていました。　 （ちなみに遅刻して聴けなかったのは『ホーハイ節』『夢見る機械の娘』『ニッポン娘さん』の3曲。Thanks to Mr.O.）　 仲入り後。あこさんステージに上がった途端、「あ、忘れ物」といそいそと楽屋へリターン。頭にかんざし、足に鈴もちゃんとついていたし何忘れることのある、と怪訝に思っていると、おもむろに持ち出したのが何と ” 手裏剣 ” 。前日はお隣三重県は伊賀上野で昼夜連続ライヴをこなしてきて、そのお土産だそうで、私がいない間もそちら方面の話題が中心だったようです。　 第二幕口開けは景気よく『すっぽんぽん節』で盛り上げて、続けてしっとりと『やあさかりんりん』を唄いあげます。そして、そして！「次は、イタリアオペラです」でキター！！『私の名城線』。これを聴かずして名古屋は去れない。この一曲のために往復夜行バスであこさんを追っかけたといっても過言ではないほど、期待しておりましたよ。それだけに遅刻した間にやっちまったんじゃあなかろうかとヒヤヒヤものでしたが…　 唄は2004年10月に環状線になってから間もなく10周年となる名古屋市営地下鉄名城線の栄駅から ” 発車 " し、時計回りに、久屋大通・市役所・名城公園…と進行してゆきます。グルッと一回りして栄に戻ってきて、さてどうしよう？と思ったら、何と路線を乗り換えて大須観音に向かい、そしてここOYSが " 終点 " という、これまた関東の路線シリーズではありえない粋なアレンジで大喝采、あこさんもドヤ顔で「ジャンジャカジャン」と締めました。聴いた、確かに聴いたぞ。これで残るは大阪環状線と静岡鉄道だけだ！　 続いてはこれも名古屋以外では唄いようのない珍曲『名古屋名物』。名古屋弁ばかりをごったに混ぜ込んだような不思議な歌詞で進行してゆきましたが、ちゃんと意味のある内容だそうで、観客としてみえていた作家さんによる ” 標準語訳 ” の朗読というオマケもつきました。　 そして、もう今にもはちきれんばかりに沸いていた会場のボルテージを最高潮に揚げたのが『ちょうだい節』。「ちょうだいな、ちょうだいな」の連発の挙句、ほぼやけっぱちな「ダァー！」の爆弾投下に観客総員嬉しそうにヤラれておりました。ハッと正気に返ったような『両国』で少し熱冷ましをして、トリはやはり『東京節ーOYSヴァージョン』で再び華々しく盛り上げて、見事に終演となりました。　 ところが、あこさんが楽屋にハケた後も拍手が鳴りやまない。やがてそれはアンコールの手拍子に変わり、「アンコール、アンコール」のかけ声が飛び交います。そして！これも関東圏でのステージでは考えられない、まさかのアンコールタイム実現。『野毛山節』で盛大にグランドフィナーレを飾ったのでした。　  ナゴヤの夜に躍るアコーディオン　 朝方にも少し書きましたが、とにかく名古屋圏のお客さんは関東地方に比べると断然アツい。むしろ関東人のほうが大人しいとさえ思えるほど、場を盛り上げることに長けている感じがしました。とにかく積極的に舞台とかかわりたがる。「あ」と問えばすぐに「うん」と応える。そして演客一体になってショウを楽しくしようという意気込みに満ち満ちている。そんな素敵な熱気に包まれて、大須の夜は更けてゆきました。

  2015.01.12

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  遠峰あこ、チャリティー寄席で神奈川愛あふれる熱唱！（Wrote at 2014.9.13）

  【この記事は2014年9月13日に別メディアにて公開したものです】　 藤沢市の湘南台文化センターで開かれた『希望寄席』。28年間27回目という、息の長い地域落語会で、桂雀々師匠を目玉に、遠峰あこさんも色物として一席唄を披露しました。　 出番は瀧川鯉◯・立川春吾・三遊亭兼好の三方が一席ずつ披露した後の仲入り明けでした。まずは同じ神奈川のよしみで『崎陽軒シウマイ旅情』を元気に披露します。これが県民感情くすぐったようで大ウケとなり、客席と舞台上がすぐ一体になりました。　 続いて『ボクかっぱ巻き』で子供たちの心もつかみ、再びご当地ソング？の『私の相鉄線』でさらに喝采を浴びます。湘南台駅は相鉄線・横浜市営地下鉄・小田急線が連絡する大ターミナルで、あこさんは「『私の小田急線』は箱根のほうへ行っちゃうので、この次もし呼んでもらえたら『小田急江ノ島線』もできるようにします。」と ” 公約 ” していましたが、さてどうなりますか？　 去っていった夏を惜しむように『両国』をうなり、最後に『東京節（希望寄席ショートバージョン）』で締めくくった今回の舞台、大きなホールは終始手拍子の渦に包まれ、初出演の地域寄席のゲストとしてはかなり反応が良かったように感じました。　 トリの桂雀々師匠は『ん廻し』を披露。前座や二ツ目さんの勉強会で何度か耳にしましたが、上方ならではのテンポのいい早口で聴くのもまた、味わい深いものがありました。　この『希望寄席』は藤沢市の社会福祉法人が主催しているため、観客には保護者にエスコートされた白杖の人や車椅子の人が目立ったのが印象的でした。　 この湘南台文化センター市民シアターの造りは少しユニークで、舞台と観客席の間に半円形の広いスペースがあり、普段はおそらく大きなミュージカル演劇などで演者が立ち回るのであろうその場所が車椅子スペースとなっていて、究極のバリアフリーになっていたのにはさすが！と思いました。　ロビーでの物販が市内各地の作業所で作られているパンやお菓子などというのも、福祉イベントらしい光景でした。

  2015.01.12

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  遠峰あこ、『くにまるジャパン』生出演！（Wrote at 2014.8.7）

  【この記事は2014年8月7日に別メディアにて公開したものです】　遠峰あこさんが、文化放送『くにまるジャパン』の『おもしろ人間国宝』コーナーに生出演されました！　いつものステージや流しの場とは少し勝手の違うスタジオトークに若干緊張気味？で、いつものゆったり訥々とした語り口・声色とはひと味違う雰囲気のあこさん。　それでも「早速ですが1曲お願いします」との野村邦丸さんのリクエストに応じ、『東京節～くにまるジャパンヴァージョン』を軽快に披露しました。　”唄うアコーディオン弾き”の世界に足を踏み入れた経緯などを話した後、放送時間を気にしてか『ボクかっぱ巻き』を1番だけ唄って一旦シメかけたのですが、邦丸さんが作詞者のモロ師岡さんのファンであることもあって大いにノッてきて、結局フルコーラス唄い切り、フィナーレ部分は邦丸さんと加納アナも加わっての「かっぱ巻き～うぉうぉう～」の大合唱となりました。　邦丸さんから「ぜひ ”みんなのうた” を狙いたいですね！」とエールをもらい、最後に即興で『くにまるジャパン+JOQRジングル』を唄って、スタジオ内大喝采で無事放送終了。今後の出演情報の告知もできて、素晴らしい広報になったのではないかと思います。（※注：文中の曲名は筆者の判断で命名したもので、正式名称ではありません）↓詳しい放送の模様＆写真はコチラ！―――――――――― "唄うアコーディオン弾き"が登場『おもしろ人間国宝』では、"唄うアコーディオン弾き"の遠峰あこさんにご出演いただきました。  横浜生まれ横浜育ちの遠峰あこさんは、日本古来の民謡の現代風アレンジや、今の時代を唄う新しい民謡を作り、アコーディオンで弾き語っていらっしゃいます。また、大道芸の他、祭り・ライブハウス・高齢者福祉施設・落語会・居酒屋など、さまざまな場所でライブを開催されています。 そんな遠峰あこさんですが、かつては仲間と一緒に「テクノ・パンク」のバンドを組んでおり、当時は民謡とはまったく縁がなかったそうです。ところが、ある時、音楽活動と同じく仕事でもコンピューターを多用していたことから、音楽に対してテンションが下がってしまったそうです。　そして、そんな時に思い出したのが、高校時代に横浜の「野毛山大道芸」で聴いた民謡「野毛山節」で、それから民謡教室に通うようになると、一気にハマッていったそうです。 今回は、作詞・モロ師岡さん、作曲・遠峰あこさんによるオリジナル曲、「ボクかっぱ巻き」などを生で披露していただきました。  【遠峰あこさん　出演ライブ情報】●８月８日（金）：内幸町で開催されます林家二楽師匠の「二楽劇場」に出演●８月１４日（木）：横浜寿町・職安広場にてライブを開催●８月２６日（火）：立川こはるさんと「新宿レフカダ」にてライブを開催

  2015.01.12

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• 遠峰あこの『すきずきのんどこライヴ』に行ってきました！（Wrote at 2014.7.31）

  【この記事は2014年7月31日に別メディアにて公開したものです】  　 月イチ最終水曜日のお楽しみ『すきずきのんどこライヴ』。今回はちゃんと遠峰組としてUさんを通じて予約しておいたので、7時前にスムーズに入店。相次いでS夫妻とOさんもやってきました。　 7時半ごろやってきた遠峰あこさんのコスチュームは、あずき色の浴衣に髪留めだけの、あっさりした装い。よく見ると浴衣はあこさんの影姿をあしらったオリジナル手ぬぐいの模様と同じ柄でした。腰には林家二楽さんのハサミ柄手ぬぐい。　 『野毛山節』を口開けに、「暑いからゆったりやろう」という声が飛ぶのもなんのその、軽快に次々と十八番、久しぶりの曲などをノリノリで演奏してゆきます。演奏中もお久しぶりの常連さんなどがやってきて、どんどん賑やかになってきます。店長もノリノリで、注文を取ったり空いた皿を片づけたり、予約の電話に出たり大忙しの合間に、あこさんの唄に合の手を入れ、さらにだいぶ遅れて入店したHGさんお得意のお皿コンチキチのリズムも加わって、お店全体であこさんを盛り立てていました。　 常連さんから次々出されるマニアックなリクエストにも負けずに応え、いや時々久しぶりすぎて1番しか唄えない曲もあったりのハプニングもあったり何だりで、店長に促されて椅子に座ってしばしの休憩をとるまで実に3時間立ちっぱなし唄いっぱなし、喋りっぱなしでも涼しい顔のあこさん。橘蓮二さんの本の言葉を借りれば、本当に”タフな歌姫”だと思います。　 今日はライヴの始まる頃こそ混み合っていましたが、以前に比べてお客の回転が若干早く、たまに訪れるフリの一人客もスムーズに迎え入れられている感じでした。そういう運のいい人も、あこさんの唄を聴いて興味を持ってくれればいいなと思いました。

  2015.01.12

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• 『ぴっかり600の会』に遠峰あこゲスト出演！（Wrote at 2014.7.20）

  【この記事は2014年7月20日に別メディアにて公開したものです】 　保土ヶ谷公会堂で行われた『ぴっかり600の会』にゲスト出演した遠峰あこさん。　自宅から自転車で3分という”超地元”だけあって、いつにも増してノリノリの様子で、『崎陽軒シウマイ旅情』を口開けに、どの曲もアップテンポ気味で本当に楽しそうに歌っていました。あんまり調子良過ぎて歌詞を間違えちゃって初めから歌いなおしたのもご愛嬌。『私の相鉄線』も湘南台から逆戻りする展開が意外で貴重な一曲でした。　そしてぴっかり☆姐さんがトリの噺に続いて、何やらモジモジしながら「…あこ先生とちょっとトークしていいですか？」。出ました、『生かっぽれ玉すだれ』！！　玉すだれ単体は以前観たことがあったのですが、あこさんとの共演シーンは初めて。見事に息の合った歌と踊りのコンビネーションは大喝采でした。　会がハネた後は、『足立の花火』を観るために都心を突き抜けて北千住へ向かいました。打ち上げ前からかなりの雨降りになったのには参りましたが、ニュースにもなった場所取り争いとは無縁の場所から、次々揚がる花火をまったりと鑑賞できました。もちろん頭の中ではフィナーレに歌われた『両国』を反芻しながら。

  2015.01.11

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• 『遠峰あこ　ぷれみあむナイト2』に行ってきました！（Wrote at 2014.7.13）

  【この記事は2014年7月13日に別メディアにて公開したものです】  『遠峰あこ　ぷれみあむナイト2』inあさくさ劇亭。　 いかにも演劇の街に根差したような名前の劇場で、最寄り駅は銀座線田原町駅だけれど、国際通りから横丁に入ってずいぶん歩いた東本願寺の裏手の住宅街に、ひっそりとのれんを下げていました。　 余裕を持って開場1時間も前に着いたのですが、ほぼ同時に、西荻窪のみ亭ライヴでお会いした常連のおじ様と久しぶりに遭遇し、さすがツワ者ファンは違うと感心します。その後も三々四五とお客が並びだしたところに、「あとでね」と関係ない風をさっと吹かせ過ぎる帽子の影。KMさんだ。先日の寒空はだかさんのライヴにも居らしたらしいし、キン・シオタニの浅草発見伝では、隣の空席にいつの間にか納まっていた。まるでくノ一みたいな人だ。　 席は50人分きっちり詰め込みます、という感じのライヴハウス仕様。でもステージは広くて照明設備もしっかりしていて演者さんには使いやすそうです。　 客席後方から、おなじみの鈴の音が聞こえてきて、あこさん登場！白いドレスに花かんむり、いつもと違うEXCELSIORの大きな黒いアコーディオン姿で、パンフレットとのあまりの差に聴衆をあっと驚かせます。なんでも主催者の意向で、題名通り”プレミアム”な雰囲気を出すために、和服・おちゃらけソング禁止令が出たのだそうで、ご本人もちょっと戸惑ったような緊張感を漂わせていました。　 『やあさかりんりん』『ホーハイ節』というおなじみの唄で口開けしましたが、続いて『エミル』『ブラザー軒』『朝の空夜の海』など、あこさん自身もあまり演らないという珍しい曲で聴衆を感嘆させます。PAもエフェクトがかかっていたりして、何から何まで異例ずくめで進行してゆきます。　 10分の仲入り後、今度は濃紺のロングドレス姿で現れたあこさん。広くあいた肩口と背中がセクスィー。『自画像』『ほうかい節』『諦念プシガンガ』と、これも初めて耳にする曲が次々飛び出し、あこさんファン初心者はレパートリーの多さに改めて感心しました。　 最後は場所も季節もぴったりの『両国』で締め、アンコールに客席から「崎陽軒！」の声が飛び、最後の最後は客席も大沸きで大団円。いつもとはひと味違った貴重なステージは、あこさんの新しい可能性を存分に引き出しているように感じました。　 会場には演芸者を撮らせたら右に出る者のない、橘蓮二さんもいらしていて、渾身作の『この芸人に会いたい』と、この日の来場者限定のあこさん生写真にサインしていただきました。舞台袖から演者さんを捉える目は鋭いスナイパーですが、とても物静かで、あくまでも黒子に徹しています、という印象のお方でした。　 終演後、やっぱり隠密剣士のように最後列の隅っこでひっそりしていたKMさんと合流し、「あづまの純レバ丼が食べたい」とおっしゃるのに他5名ほどとともにおつきあい。浅草発見伝の時は二日連続で定休日に当たって涙をのんだが、今日は土曜日で時間もちょうどいいところ。店はカウンター席のみで混み合っているようでしたが、店の大将が整理してくれて、ほとんど待たずに並びの席に無事着けました。噂の純レバ丼、見た目は下世話だけれど、レバーのうま味がご飯によく絡んでとても美味しかったです。　 うちらはもっと飲むから、私はつくばエクスプレスで…と、お仲間は三々五々散ってゆき、またKMさんと二人で銀座線車中の人となり、先日聴いた落語の話など交わしながら帰途につきました

  2015.01.11

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• 三遊亭圓楽独演会in越谷の色物に遠峰あこさん出演！（Wrote at 2014.7.5）、

  　【この記事は2014年7月5日に別メディアにて公開したものです】 　 越谷サンシティホールの『三遊亭圓楽　独演会』行ってきました。お目当てはもちろん色物出演の遠峰あこさん。　 前座の口開けは二代目三遊亭楽大。どこかで聞いた名だと思ったら、今をときめく深夜DJ伊集院光が修行時代に名乗っていたのを「出世名だから」と圓楽師匠から頂いたそうな。しかし伊集院は修行半ばで逃げ出してからあんだけ売れるようになったので、落語家の名跡としては出世できない？！演目は『粗忽の釘』。二つ目の勉強会でずいぶん聴いた話でした。　 そしてマイクが2本据え付けられて、あこさん登場！空色の浴衣に白い花かんざしの涼しげな姿。「いつも横浜で9割ヨッパライ、あと1割は泥酔者という中で歌っているので、皆さんもヨッパライの体でお楽しみください」と笑わせてくれます。   まずは『崎陽軒シウマイ旅情』でお客さんを大いに惹きつけ、『春はうれしや』と続けます。『両国』でも鯔背な早口に大喝采。そして『東京節』であっという間に終わり。あともう1曲聴きたい！と名残惜しい気がしました。　 メインの、笑点の腹黒紫師匠は、相変わらず桂歌丸師匠の闘病生活を気遣っているのやら逝きそこないと思っているのやらを枕話に、『長命』『ねずみ』を熱演。そこは圓楽師匠、きっちり笑わせてくれました。　 あこさんの歌はこのところ小さなライブハウスでかぶりつきで聴いていたので、大きな市民ホールで、しかも後ろから2番目の列というのは久しぶり。ステージがとてもとても遠く見えました。　 しっかし世田谷から新越谷って遠い！たまたま行きも帰りも多摩急行に乗れたので、乗り換え1回で済んだのはラッキーだったけれど、横浜からだとさぞ大変だったでしょう！

  2015.01.11

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• 遠峰あこさんの『すきずきのんどこライヴ』に初参戦！（Wrote at 2014.6.26）

  【この記事は2014年6月26日に別メディアにて公開したものです】　　　 遠峰あこさんが流しの拠点にしている、横浜野毛町の『居酒屋すきずき』に行ってみました。野毛小路の奥のビル2階。ちょうど階段の上りしなにSさん夫妻と出会いました。先日の円盤ライヴでもOさんに声をかけられて、あこファンのお仲間と店の前でばったり会うことが多くなってきた気がします。　 入店時にちょっとひと悶着。私は特に予約を入れないで訪ねたので、店長さんに不思議な顔をされてしまいました。Sさんが自分の知り合いとしてとりなしてくださって、無事入店を許されてホッとしました。なんでも、店内の席数が限られているので、遠峰あこファンのおじ様たちの間に地下ネットワークが存在して、その都度出欠確認をしてお店に来店人数を伝えているのだそうな。実際、満席になってからやってきたフリのお客さんは断られていたから、私もSさんと一緒でなければ危ないところでした。　 さておいしい肴で一献していると、あこさんが淡い桃色の浴衣姿で登場！さっそく『野毛山節』で店長さんも含め大喝采。その後も『かっぱ巻き』『ホーハイ節』などのイチオシ曲を交えつつ、初めて聴いた曲も次々と演奏してくれました。その間にも遅れてきた親衛隊の皆さんが続々到着し、さらに賑やかになります。　 いままであちこちで聴いてきたショウでは、店中チャージを払ったあこさんファンのみで固めて演奏中は基本謹聴（手拍子をしたり、盛り上がってはいる）なのだけれど、ここでは他の一般のお客さんも同席して、ファンの皆さんも適当に手拍子したり、喋り合ったりゆったりした雰囲気で、あこさんも一箇所にとどまらず、奥の席を回って愛想をふりまいたりして、だいぶザワついた中での演奏だったのが大きな違いでした。これが本来の『流し』に近い姿なのだと感じました。　 2時間以上、色んなリクエストに応えながら歌いっぱなしで、みんなで電灯の笠を傾けてスポットライトのようにして写真を撮ったり、過日のパリ凱旋報告会に来られなかった人に土産話をしたり、全然疲れを見せないあこさん。いつか崎陽軒のCMでメジャーデビューも夢でない？！あるいは先にパリで盛り上がって逆輸入されたりして…　 終電近くまで喋って笑って手拍子して、充実の夜が更けてゆきました。

  2015.01.11

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• 遠峰あこ熱唱再び！よさこいin府中（Wrote at 2014.8.30）

  【この記事は2014年8月30日に別メディアにて公開したものです】  ※当日の画像はこちらから（別ウィンドウで開きます）  　 府中の街に遠峰あこさんのよさこい節が響く！   表参道原宿からバトンを引き継ぐように、東京都府中市でよさこい祭りが開かれました。   遠峰あこさん率いる『笑in若林』の出番はまずは、京王線東府中駅前の『平和通り会場』からスタートです。府中の森公園から甲州街道に至る約100ｍをゆっくり練り歩いてゆきます。今日もあこさん、演者さんともに原宿の時と同じ装いで、あこさんはやはり中型トラックの荷台にしつらえた高いやぐらの上から、しっかり手すりを握りつつ笑顔で2コーラスほど唄ってくれました。 　 次の会場はお隣の府中駅前ということで、演舞を終えて一息入れたチームの面々は東府中駅に向かい、電車で移動です。ぼんやり電車に揺られていて、途中の駅からいきなり華やかな衣装の一団が乗り込んでくるところを想像するのは、なかなかに微笑ましいものがあります。 　 府中駅の西側には『けやき並木通り』があり、源頼義・義家父子や徳川家康までゆかりのある『馬場大門の欅並木』として、国の天然記念物に指定されているそうです。　 その夏葉のうっそうと繁った大通りが『けやき並木通り会場』となっていて、こちらでは京王線の高架下を通って約250ｍほどの長いスパンでのパフォーマンスを楽しむことができます。『笑in若林』の出番は15:30ごろ。慣れないコンデジでどんどん遠ざかっていくあこさんの表情を追ったり、演者さんの一糸乱れぬ美しい踊りや、旗手の勇ましい姿を収めたりと慌ただしく駆け回っていると、おやAKさんが立派な一眼レフを手にニコニコしているのに出くわしました。ずっと前から私の姿を認め何度も声をかけてくれていたそうで、全く気付かず申し訳なし！   けやき並木通りが甲州街道旧道とぶつかった先に、景行天皇４１年（１１１）、武蔵国の護り神として大国魂神を祀ったという大國魂神社の立派な鎮守の森が広がります。その参道の途中に『大國魂神社ステージ』が設けられ、『並木通り商店会わいわい祭り』の屋台村も並びます。観客や参拝客に混じって演者さんたちもカキ氷なんかを食べて疲れを癒したり、焼きそばを焼く匂いが漂ってきたり、久しぶりに見る縁日の光景です。   晩夏とはいっても、ずいぶん日も傾きかけた16:40に、『笑in若林』の最後のステージが始まりました。代々木公園の時と違って舞台に奥行きがないので、旗手は舞台前を大きな旗を振りかざしながら行き来します。あこさんも最後の力をふりしぼり、元気いっぱい声を張り上げ唄います。フィナーレも見事にキマり、立派にパフォーマンスを務め上げたあこさんと演者さんたちが舞台を去るのを見届けてから、私も次の目的、春風亭ぴっかり☆の落語会のため六本木へと急いだのでした。

  2015.01.10

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