|
カテゴリ:カテゴリ未分類
殺伐とした単語を無造作に乱発する子供達・・・ への危惧を書いた昨日。 しかし、それは子供に留まらない。 大人であってもそうした無思慮は珍しくない。 他者を貶めるだけの暴言は間違いなく「奪う言葉」だと思う。 それが誰から何を奪うのかについて今日は考えてみた。 <シーン1> 泣きながら女性が男性の胸に飛び込む。 拳で彼の胸板を叩きながらの台詞は「バカ」を3回。 この時の台詞の抑揚 1)バーカ・バカ・バカ 2)バカ・バーカ・バカ 3)バカ・バカ・バカー 1)だとトーットットッと鶏を追ってるみたい。 2)はimportantの発音かΩの記号みたいでひょうきんだ。 3)これしかこのまま熱い抱擁には繋がりそうもない。 ブログなんかの書き込みに見る誹謗中傷も含まれるのだろうけど、 そうした心の声も物理的な声も、最も強く響くのは 罵倒された相手にではなく発音、発声している当人だ。 他人には空気を振動させたアコースティックな音しか伝わらないが、 本人には頭蓋骨内の骨伝導がそれに加わるのだから。 (だから記憶したいなら音読がお奨めだという話でもある。) <シーン2> 古典落語の「小言念仏」「小言幸兵衛」なんぞでは役不足。 強いて言うなら「幸兵衛」+「化け物使い」の主人公がうちの親父。 彼はいついかなる瞬間も怒鳴りたくて怒鳴りたくて、 怒る題材を探す目は獲物を狙う猛獣のそれだ。 そしてどんな些細なことも見つからない場合は自ら怒りの種を 創作するクリエイターでもある・・・ そんな彼が今日も息をする様に怒っている・・・・・・。 語彙の乏しい「彼」が他人を面罵、罵倒する単語を 繰り返し繰り返し、怒気を込めて発声しているよ。 そうして膨大な「奪う言葉」を骨伝導付きで聴いている姿は 怒りの自己暗示をかけているのに等しい。 すると本来、叱責に相当する事象があったとしても 不必要なまでの暴言レベルに達してしまう。 周囲の心は離れるばかりだし、怒られている方にも学びはなく、 何より当人の人品を卑しめる一方だ。 ここで思い出して欲しいのが<シーン1> 3)バカ・バカ・バカー・・・と最後にピークを持ってこないと バカの連呼も収まりが悪いのだ。 こうしてうちの親父は日々、怒りまくってはその度に 一応の決着を自ら欲するあまり、最後の「バカー!」のピークを目指す。 つまり、自分で怒って、その怒りが自分を過剰に興奮させて、 収拾がつくまで怒鳴りまくるのだ。 一人相撲もいいところで本当にバカみたいである。 「みたい」がいらないみたいでもある。 学校裏サイトなんぞで卑怯に他人を攻撃している奴も それと同じなのである。 だからうちの親父もそうした卑怯なガキ共も絶対に幸福にはなれない! なぜなら真っ先に本人が本人を日々、不幸のどん底へ 突き落とす作業を飽きもせず繰り返しているからだ。 飢えた子供達に囲まれて御馳走をひとりで食べて美味しいですか? 喜びも感動も共有できる相手がいて何倍にも増幅されるのに。 ![]() ![]() ![]() 英語教育も「翻訳トラの穴っ!」 http://tora-noana.main.jp ☆今こそ熱い学びの時間。 インドア、ネットで英語学習はいかがですか? レベルに応じたオリジナル教材で お待ちしています☆★☆ 「翻訳トラの穴っ!携帯版サイト」 http://k1.fc2.com/cgi-bin/hp.cgi/tora-noana/ 受験生、活路を開け!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|