「幸せなお酒」

今月の日経新聞の「私の履歴書」のコーナーは、
日本の現在のコンビニの産みの親でもある、鈴木敏文氏です。

セブンイレブンを立ち上げる際の苦労は並大抵の
ことではありませんでした。

今日の回には、山崎パンを説得する話しが書かれています。

コンビニエンスストアという年中無休の営業形態は今でこそ
当たり前で、オールナイト営業さえ当然の形態になって
いますが、操業当時の１９７０年台は常識はずれの営業
スタイルでした。

商品の共有も当然のことながら年末年始は製パン会社が
休みですので、パンの仕入れができません。

山崎パンにお願いにいくと、正月まで社員を働かせるのかと
反対にクレームが出るしまつでした。

しかし、粘り強く説得してなんとか供給体制ができたとの
ことでした。

その説得の際、セブンイレブンのスタッフが頭においていたのが
おいしいパンを一年中お客様に食べていただきたいという
思いでした。


自分たちの都合で考えるのではない。


お客様の都合でかんがえる。

これこそ商売の基本です。

会社が大きくなればなるほど自社の都合を優先して
しまいがちになってしまいます。

お客様の喜ばれることは何か？

あらためて考えてみる必要があります。


でも長年会社勤めをしていると、頭は会社の体質に
染まってしまっています。

まだ染まっていない新入社員の意見を聞いてみたら
おもしろいかもしれません。

頭ごなしに否定せず、今日は新人の意見をじっくり
聞いてみるようにしましょう。

冷静に他人の意見を聞くことができる人こそ、リーダーの
資質のある人です。

あなたはできますか？