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版元として、読者の方のご意見には、素直に耳を傾けている。お手紙や電話を頂戴して、直接ご要望を承ることも多々あり、その場合には、わたくしの方もできるだけ率直にお応えしている。
最近気にしているのが、ネット書店さん等のレビューだ。楽天さんアマゾンさんの二つが大きなものだが、個人のブログでも、検索でヒットする場合には、拝読している。 なかには、もろ同業者の嫌がらせだろうと思われるモノもあるようだが、それはそれで仕方がないと諦めている。むしろ気にしてくれてありがとうございますという気持ちだ。 後発の企業は、既存の概念にとらわれていては生き残れない。存在理由そのものが、経営方針にもつながる。大手版元さんと同じことをしていては、存続が危うい。 企画にしろ営業にしろ、弊社独自のものを常に生み出していかなくては、スタートラインにも立てない。そんな取るに足りない端数のような存在であることを、日々実感している。 テキストに現役人気講師の音声講義を無料で付けて販売する。という企画を推し進めている。しばらくの間は、弊社で発刊するほとんどの書籍がこの形態のものになるが、それ以上の発展系も視野に入りだした。 読者のご意見からである。 何度も申し上げているようだが、弊社は、出版社である。教室や通信教育で、収益を上げているのではない。読者の方に1冊の本を買っていただくことで、社員全員が何とか食べている。 つまり、読者の方の購買意欲を喚起する付加価値は、いかなるものであろうと可能ということだ。それが、教室でも通信教育でもかまわない。 その原価を、本の売価に転嫁することなくご提供できれば、こんないい話はないだろうと思う。もちろん、著者にご理解とご協力いただかなくては実現は難しいし、システムとして確立しなければ、弊社のような小版元では賄いきれないかもしれない。 ただ、理想や目標としては常に掲げておきたい。牛歩のような歩みではあろうが、一歩ずつ進んでいこう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.03.02 10:31:02
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