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テーマ:ミステリはお好き?(1494)
カテゴリ:ミステリ
あの日、あの新潟の大地震の夜、私たちは拉致され、ある小さな島に監禁された。誘拐者たちは「おまえたちに、あの罪を認めさせるため」に連れてきたのだという。復讐だった。今にも私たちを殺してしまいそうな怒りだった。その夜、ひとりが木の枝で刺されて死んだ。しかし、私たちの誰も気づかずに、彼女を殺せたはずがないのだ。犯人はどうやって「そこ」に入ったのか。そして次のひとりが死んだ…。誰が生き残ったのか、そして誰が殺したのか。作中作に秘められた「愛」がすべての鍵。 内容云々より、盗作疑惑で有名になっていたこの作品。 (経緯についてはこの辺が詳しいかと) とまあ盗作疑惑のせいで絶版になっていましたが、図書館であっさり借りることができたので読んでみることにしました。 メイントリックは・・似たようなトリックの小説を読んだことがあったんですよね。 「作中作?ということは多分そういうことなんだろうなあ・・」と思ってたら、やっぱりうっすら当たってたよ!みたいな。 ただ最後の最後に明かされる真相についてはまったく分からなかったですね~。本当に度肝を抜かれました。 あとがきにも書かれてありましたが、伏線を拾い出してみると確かに事件の真相を言い当てることは可能なんですよね~。 傑作といわれてもおかしくないのに、盗作疑惑のためにあまり世間に知られてないのはちょっともったいないな~と思ってしまいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/07/26 12:40:43 AM
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