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トルコ風

トルコ風

彼との再会

彼は新幹線に乗って私が待つ街までやってきた。
25kg以上あるバックパックに連日の雨・・・。
体調を崩しているようで私の前に現れた彼はゲッソリしていた。

1人で来るのかと思っていたら同じワークキャンプのイタリア人のおじさんと来た。
イタリアおじさんは、彼の気持ちを全て知っている人であった。

イタリアおじさんは、他の日本人の家に宿泊し次の日帰国した。
彼は、よく分からないけれど私の家にホームステイすることになった。

ボランティアメンバーの間での当たり前のルールに
海外から来たボランティアを家にホームステイさせてあげるのは常識であった。
私もそうしてもらったし、私もそうしなければならなかった。

そして、私はそうしたかった。(笑)

だから、家族にも当たり前に彼をホームステイさせないといけないからと説明した。
よく分からないが、その時父が一番楽しみに彼を待っていた。(笑)
そして、一番最初に彼に心を開いたのも、彼に一番恐怖を感じたのも父であった。


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