「1Q84」BOOK1,BOOK2,BOOK3 村上 春樹
「1Q84」BOOK1,BOOK2,BOOK3 村上 春樹を読んだ。1Q84 BOOK1 (4月-6月)1Q84 BOOK2 (7月-9月)1Q84 BOOK3 (10月-12月)本当は文庫化するまで待って、それまでの間に村上春樹のまだ読んでいない主立った作品を読んでからと思っていたのだけれど、あまりにテレビなんかで大騒ぎするもんだから、我慢できなくなって買ってしまった。単行本でもそれぞれがそれなりに厚みがあって、毎日カバンに入れておくにはけっこう邪魔になるし、文字数も多い作品なのでちょっと手こずった。正直、テレビで騒ぐほど夢中になれたかと言うと、・・・かな。確かにおもしろいにはおもしろいのだけれど、「そんなに?」って感じになる。売り方がうまかったんやろうなぁ・・・最初にBOOK1とBOOK2を売っておいて、ちょっと間を開けてBOOK3を売ったところも絶妙だったのかも。BOOK1だけが先行していたら、みんながみんなBOOK2には行き着かなかったかもしれないし、BOOK3まで全部一気だと、量の多さに引いてしまったりする人もいたんじゃないかな?1Q84の舞台となるまさに1984年。俺が社会人になった年。当時の時代性を思い出しながら読み進めたけれど、この時代を知らない人たちにはどう感じられるのやろうね。まるでBOOK4が出るんじゃないかと思わせる終わり方。とは言っても作品の中でも1984年は終わってしまったので、続きは無さそうなんだけど・・・