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2004年05月25日
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カテゴリ:腹立ち日記
坂を遥か降りて行ったところに公園が三つあります。
近くではないけれど、ここに行くと友達が居るということで
行きはよいよい帰りはツライ、このコースをほぼ毎日歩いております。息子は近頃乗れるようになったコマなし自転車で。

「鎖公園」と勝手に名づけた公園へ行くと
息子が年中の時に年長だったお姉ちゃんが同じ小学校の友達とかくれんぼをして遊んでいました。
なぜ、鎖公園かというと
高さ3mくらいのコンクリートのでこぼこ山に
それに登るために鎖が何本も垂れ下がっているからです。
鎖は危なくないように先は山のふもとにくっついています。
登りきった後はとても急な滑り台になっています。私はこの山に登ったことはありますが滑ったことはありません。こわくて。

同じ幼稚園だったお姉ちゃん、
名は「かほちゃん」といいます。
このかほちゃんがかくれんぼのおにで
山のてっぺんに登って友達を探していました。すると
サッカボールがノーバウンドでかほちゃんの後頭部を直撃!!
かほちゃんが「いた、いた」と頭を押さえているうちに
一緒にかくれんぼをしていた友達はみんな、あっさりと「もう帰るわ」と行ってしまいました。

かほちゃんのお母さんは下の妹を連れて一緒に来ていましたが
何も言わず、というか、いつもかほちゃんが受ける屈辱(!)を
黙って見守っているかのようでした。

私がボールをぶつけたガキの近くに行き、睨みつけていると
野球のボールでキャッチボールを始めていた三人はあわてて立ち去って行きました。

かほちゃん一家と別れ、次の公園に移動してからも私の腹立ちはおさまらず、もう一つの公園にさっきの三人を探しに行くことにしました。
すると・・・・いた!公園のテーブルにお行儀悪く座るさっきの三人が!息子を「広い方で自転車に乗っとき」と撒いた後、
私はヤツラに近づき、「・・・さっき、かほちゃんにボール蹴ったん、誰や?」とドスをきかせた声で訊ねました。
すると、そのうちの一人が手を挙げ「僕です」。
私はそいつに向かって「お前、何考えてんねん。蹴ったボール当ったら“痛い”分からんのか?それより、あっこから落ちたらどないすんねん?落ちたら“痛い”で済めへんぞ。死ぬねんぞ!」
その子はうんうん頷いていました。
「わかったか!?」「・・・(泣きながら頷く)」
「わかったら来い!」「でも、あいつが『蹴れ』ゆうたんです」
「(あいつのほうを見て)お前も来い!」
そして蹴ったガキと「蹴れ」ゆうたガキと見ていただけのガキを、かほちゃんの家に連れて行くことにしました。謝らせるためです。

歩いているうちに主犯格の泣きじゃくるガキ(6年生らしい)がだんだんかわいそうになり
「おばちゃんも一緒に行ってやるから。」(連れて行くくせに)
「あんたの親には言わんようにしたるから」(恩に着せている)

そしてかほちゃんの家に到着すると
ものすごく長閑な雰囲気の中、「あら~tosh.さん?どうしたの~?」とかほの母が登場し、いきさつを説明すると
「え?かほ、ボール当ったん?どこ?」
「ほんま~。ごていねいにどうも。」と来たもんだ。知らんかったんかいな。
ガキどもが神妙な面持ちで並んで、かほちゃんに「ボールぶつけてすみませんでした」と頭を下げると
「いや~ありがとうね」って。かほちゃんはちょっと困って「いや、そんな」って。

私は三人組+弟に「遅くなったから気を付けて帰りや!!」と声を掛け、三人組は「どうも有難うございました」と去っていきました。
何だか私、馬鹿みたいでした。
辺りは薄暗くなっていました。







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最終更新日  2004年05月26日 10時21分58秒
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