大相撲の行方
八百長が明らかになった大相撲に激震が走っている。当事者たちも今度こそ存亡の危機だということに気づいているようだ。大相撲協会はこの際、解散して新たに出直すことが必要だが、公益法人として認められなくてはその経営はおぼつかない。 野球やJリーグのような大観衆を集められるスポーツとは違い、土俵は小さく国技館を満員にしても1万人。しかも入場料はサッカーの何倍もするので、ほとんどの人はテレビ観戦するしかない。 確かに実際に行ってみると雰囲気は独特なものだが土俵上の力士が豆粒のようにしか見えない。今後はプロレスやボクシングのような興行ものを参考にして、もう一度ビジネスモデルを考え直すべきだ。そうでないとタニマチに依存するような古い体質が直りそうもない。