カテゴリ:ピアノ、そして音楽について
知人(ピアノ教師)から聞いた話。
その知人、今年の正月のピアノ弾き初めはカプースチンのプレリュード集だったそうだ。去年の12月から練習していたのだ。 先日、音大時代の恩師のレッスンにその曲を持っていったところ、恩師から「もっと楽しそうに弾きなさいよ」と言われてしまったのだとか。 知人曰く、カプースチン、全音の4つ星の曲集で、字面ならぬ譜面は易しげに見えるのだが、作曲者本人がクラシック以外の演奏活動をしていたため、随所にジャズっぽいリズムがあったり、ジャズで言うところのアドリブのような箇所があったり、おまけに作曲者本人が手が大きいので、和音も掴みきれないようなのがあって、仕方なくそれをくずして弾くとリズムが遅れるし・・・で、難しい!と思うのだとか。 「クラシックだけで育った私にはホント難しいのよ~、リズムが~~」と嘆くので、「じゃあ、ジャズピアノの先生だったら、ノリやすいのかしらん・・・?」と聞くと、「ジャズのヒトは逆にあのアドリブっぽい箇所、楽譜見ながら弾くのが苦痛なんじゃない?」とのことだった。 私もちょっと楽譜見てみようかな、と思っていたのだが、リズムのノリが難しいことと、手の大きさのことを考えて、触手を伸ばすのはよすことにした。知人はがんばれば10度届く手の持ち主なのに、その彼女がひ~こら言っているような箇所があるのでは、9度がやっとの私ではテンポを落とすしか弾きようがないのでは・・・でも、テンポ落としたら曲を台無しにしてしまうだろうし・・・ というわけで、カプースチンとはこのさき縁がないだろうなあ、と思う私なのである・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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