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三人寄れば文殊の知恵

三人寄れば文殊の知恵

バイク乗りは・・・

バイク乗りは・・・

以前に125ccのスクーターで遠出した話を書きました。

往復130キロ程度の走行ですが、巷のうわさでは
「頭の線が切れている」という指摘があります。

バイク乗りに中には、そんなイメージの方も少なくありません。

バイク乗りの間にはかつて「600マイルブレンド」
という話がありました。

たった一杯のコーヒーを飲むために、
横浜ー神戸間をバイクで日帰りで往復する。

想像するだけで只者ではない!

と思われそうですがかつては、
もっと凄いツアーが実在しました。

「三文さんツーリング行きませんか?」

「どこです」

「博多なんですよ。博多メンタイコツアー」

「ほ~、メンタイコは食べませんが、面白そうですね」

「面白いですよ、日帰りですからね」

「ひ・ひ・日帰り?」

「ええ」

「横浜から博多まで?」

「ええ」

「1000キロはあるでしょう」

「ええ」

「休憩時間を考慮すると160キロぐらいで巡行して、
20時間ぐらいかかるでしょう」

「ええ、朝3時に出て戻るの夜中の零時なんですよ。
行きません?」

「遠慮しときます」

今日もバイクの話です。
スピード狂以外の方には反社会的な表現があります。
興味の無い方はスルーしてください。

20年ほど昔の話ですが、新大宮バイパスをノンストップで
駆け抜けた神風AE86の噂がありました。

当時の新大宮バイパスは片道3車線を平均速度80キロぐらいで、
原付から大型トラックまでが、ルール無しの混走をしていました。
少しでも車間を空けると突っ込まれる。恐ろしい道路でしたが・・・

それをノンストップで駆け抜けるとは・・・

と思っていましたが・・・

私は川崎から東京の北区までナナハンでノンストップで
走ったことがあります。

川崎ー北区間は最低でも信号500個はあるのでは?

AE86が神風なら、私は対抗して「仏風」?(笑)

実はやむを得ない事情がありました。

なんとクラッチレバーが折れてしまったため、
停まると二度と発進出来ない(汗)

すなわち、川崎ー北区間をクラッチを使わずシフトしながら
ノンストップで駆け抜けた!

本当の話ですが、あまり信じてもらえません!

ところで、「キリン」という漫画をご存知でしょうか?

バイク雑誌に連載されていた漫画ながら、バイク乗りの圧倒的な
支持を得て青年漫画雑誌に昇格するという奇跡を成し遂げた漫画。

カタナ(GSX1100S)に乗る主人公がポルシェと
公道でバトル(競争)する。

私はカタナは乗ったことがありませんが、カタナより進化している
ニンジャには乗ったことがあります

しかし、そのニンジャでさえ時速200キロを超えると、振動で
スピードメーターが見えなくなるくらいです。

カタナでポルシェに対抗するなど・・・非現実的。

しかし、ひょっとしたら、可能かも知れない?
そんな思いを持っていた人が結構いるはずです。

それゆえ「キリン」はバイク乗りのバイブルと
呼ばれるのかもしれません。

一方で、何でポルシェがライバル?

この答えは、とんでもなく飛ばすやつがいたからです。

当時、都内の一般公道で何度か時速140キロ超で
走るポルシェを発見!

高速道路でとんでもない速度で追い抜いていったポルシェは
200キロ超で巡行していました。

一般公道で、140キロ超、高速道路で200キロ超の
世界の住人はポルシェと大型バイクしかいませんでした。

それゆえポルシェと大型バイクがバトルするのは必然?でした。

今から考えると、若気の至りの私はともかく、
ポルシェなんか結構それなりの人が乗っていたような
気もするんですが・・・

ポルシェに乗る人って頭の線が切れているんですかね?

ここまで書いてきたら、カワサキZZR1100の話を
書かないわけにはいかなくなりました。

再び20年ほど前、当時バイク雑誌でバイクショップが
大型バイクを改造車して、最高速を争っていました。
ヤマハFZR1000、スズキGSX1100Rなどを改造しても
最高速は260km~270km程度、一番安いモデルでも
250万円ぐらいするバイクのフェラーリと呼ばれた
ビモータのトップモデルですら、280kmにようやく届くか?
という状態でした。

最高速が伸びない原因はタイヤ!
車はハガキ4枚の面積で車体を支えているとも言いますが、
バイクは切って4枚ぐらい!

そこに150馬力ものパワーがかかれば、支えるのは困難。

その時代にレースで有名なヨシムラがボンネビルというモデルで
296kmを叩き出し、度肝を抜きました。

しかし、1990年に市販されたカワサキZZR1100は
常識を超えていました。
今まで改造に明け暮れていたバイクショップを尻目に
改造などしないノーマル状態で290kmを記録!

私は一般道路を160キロで走行中、
接近しつつあるバイクをミラーで発見!

ミラーの影がだんだん大きくなって抜かれたときは
信じがたいものを見た気がしましたが、そのバイクが
カワサキZZR1100でした。

現在のカワサキのフラッグシップはその精神を受け継ぐ
カワサキZZR1400。
最高出力203馬力、時速300キロでリミッターが利く
スーパーマシンです。

怖いけど乗ってみたい気がします!


最終更新日 2009年02月04日


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