三人寄れば文殊の知恵

2009/12/28(月)14:54

城崎 温泉寺ーその三

「城崎温泉の由来と入湯の心得」 往昔城崎温泉に入湯の諸人は先ず温泉寺道智上人の霊前に 参拝して湯杓を授かりこの湯杓は道智上人のお手であり、 また本尊十一面観音、薬師如来の尊きお手にて湯浴みすると 心得、南無道智上人、南無観世音菩薩、南無薬師如来と いく返となく唱えて頭より全身に湯を浴びるようにと 住職がさとして授与したという。 ~~~~温泉寺ホームページより~~~~ 往古は温泉が娯楽施設ではなく湯治場であったことを考えれば、 まず、病気平癒のために霊気の高い温泉寺本堂に お参りするのは当然です。 以前も書きましたが、「気」の集積地へお参りすれば それだけでエネルギーを受け病気が治る可能性があります。 さらに城崎温泉を開いたの高僧の手をお借りするという プラシーボ効果(暗示の効果)により、病気の平癒は 促進されます。 温泉自体の薬効もあり、三重の効果により難病患者も たちまち治癒した奇跡が頻繁にあったに違いありません。 ちなみに、お風呂に毎日入るのが普通になり 衛生状態が良くなったのは最近のこと。 昔は重い皮膚病が多く、お風呂に入り清潔にするだけで 結構治ったようです。 ここまで書いて来て重要なことに気づきました。 実は私は事情により、山門から本堂までロープウエイで 往復してしまいました。 これが、大失敗(;一_一) >まず、霊気の高い温泉寺本堂にお参りするのは当然です。 >以前も書きましたが、「気」の集積地へお参りすれば >それだけでエネルギーを受けます。 山門から本堂、さらに奥の院への参道こそが霊気の高い 温泉寺の本質部分。 しかし、私はスルーしてます(;一_一) 実はこの温泉寺は人が常駐する山岳寺院には珍しく、 未だに車の進入を拒んでいます。 ロープウエイがあるとはいえ、やはり現代では車が入らないことは かなり不便。 訪問した際も、本堂の周りには20センチ程度の 積雪がありました。O師の子供のころは、 積雪のため山を降りられ無いこともあったようです。 私が訪問した時、O師は応接室が暑いくらいまで暖房を していただきましたが、隣で執務されていたご住職の部屋には 火の気はありませんでした。 山の中腹まで、灯油を運ぶのはかなり大変。 遠来の客に対するO師の心遣いでありましたが、 その時全く気付かなかったのは不覚でした。(;一_一) 普通なら、下にある薬師堂の付近に住まいを設けることを考える のではないかと思われますが、それでも、ご住職があえて不便な 状態でこの寺院を守られているのには、訳があるに違いありません。 城崎温泉に行かれる際は、まず、この温泉寺本堂にお参りし、 湯杓をお授けしていただきます。 そのうえで、入湯作法に従い、入湯しましょう。 「城崎温泉 古式入湯作法」 道智上人の霊前に参拝し、懇ろに祈祷をしたお手代わりの湯杓と 入湯作法を授かった後に外湯に向かう事。 先ず、湯壺に至って偈を唱う 沐浴身體(もくよくしんたい)  當願衆生(とうがんしゅじょう) 内外清浄(ないげしょうじょう) 身心無垢(しんじんむく) 次、 温泉開祖道智上人・本尊十一面観世音菩薩・温泉守 護薬師如来に感謝をして真言を唱う 南無道智上人。  南無観世音菩薩。  南無薬師如来。 各三遍 次、 先ず湯杓を漱ぎ、次に湯杓の湯を頂く、口を漱ぎ、  頭より全身に湯を浴びる 次、 心静かに入湯し心身の安祥を祈るべし。 尚、入湯中に湯杓を湯壺に浸けたりせず丁重に扱う事 入湯を了って後、道智上人の霊前に湯杓を再び奉納し、 感謝の誠を申し上げる事 ~~~~温泉寺ホームページより~~~~ お湯につかった後は、再び温泉寺に参拝して、 湯杓を奉納しましょう。 温泉寺に滞在したのは1時間余りでしたが、O師とご住職には いろいろとお気遣いいただきました。 帰りに、ご住職がわざわざ見送ってくださったのには 恐縮いたしました。 人気ブログランキングに参加しています。 クリックよろしくお願いします。        ↓     

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