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テーマ:健康のエネルギーバランス(84)
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ちょっと日記を空けちゃいました。
陰陽シリーズはまだ続いています(笑) 今日は「一物全体」ということについての陰陽。 食養とかマクロビオティックの世界では よく「一物全体」と言う言葉が使われます。 これは食材とされて食べさせてもらっているものは、 全て命ある形を丸ごといただくという考え方です。 よく例えで出されるのは種ものですね。 お米で言えば精米していない玄米の状態。 玄米は水分を与えて適当な温度に保ってあげれば 発芽して苗になって行きます。 胚芽や糠がありますからね。 当然ですが、これらを精白した白米は発芽はしません。 「生きているものは何かの命をいただいて自分の命を永らえている」という事からす ると 「命」をいただくには、やはり全体を食べないといけないというのはここから来るわけ ですね。 「生きる力」があるかどうかという事ですものね。 ネギだって白いところだけがネギじゃない、 青いところもひげ根も全部あって始めてネギなんですよね。 スーパーに行くと鮮度を保つためとかいろんな意味があるんでしょうが 根菜類だったら葉っぱは切り捨ててあったり ヒゲ根もとってあったり 調理が楽だからという事で皮を剥いてあったりもう切ってあったり・・・ といろんなことがしてありますよね。 こういうことがあるために 最近の家庭では若い層を中心に、包丁が置いて無い家庭もあるそうですね。 おいおい・・・(苦笑) なんか嘘のような話ですが。 ☆☆☆ ちょっとだけ余談です。 聞いた話ですから皆さんも知っておられるかもしれませんが 小学校の図工の時間に[魚の絵を描きましょう」という題材でみんなに絵を描いてもらったら 魚の切り身のパックを描いたりする 子がいるそうですね(笑) 紙おむつの宣伝ではおしっこの代わりに青い水を使ったものがありましたが お母さんの健康相談で、 「うちの子はおしっこが青じゃなくって黄色なんです!」 って、むかし真剣に相談されることがあったそうですが(笑) いつも目の前に見えているものが勝手に脳に刷り込まれていくと とんでもないことになりますね。 冗談のようなほんとの話が多いと 子供のためにはなるべくいろんな全体像を見せてあげないと いけないなぁと思ってしまいますよね。 余談終わり ☆☆☆ とにかく、全体があってはじめて命のエネルギーがあるんだよということでしたよ ね。 前にも陰と陽というのはバランスが取れていて はじめて万物は調和が取れているんだよという話をしていましたが それは、ある生命活動をするものであれば 単体でも複数でも同じことがいえるのですね。 人間なら1人の人間の中で一つの陰陽がある。 人間の身体は一つの小宇宙だといわれる所以でもありますよね。 そして人間社会の中でも陰の人もいる、陽の人もいる。 そしてそれは比べる人、社会、環境によって陰にもなるし陽にもなる。 本来上に上るものほど陰性で、下にどっしりしたものほど陽性ですから 頭は陰性で涼しく、冷静になっているはずのものなんですね。 ところがこの頭が陽性でカッカしているのが続いていると 陰陽が逆転していますから ある意味「氣」が狂っている状態になるわけですよね(笑) 臓器だって、陰の臓器もあれば陽の臓器もあります。 (これもいつかお話したいですね) 動物だったら同じように考えられるし 植物だって同じなんです! 例えば大根にしましょうか? 大根はよく食べているところは白い根っこの部分ですよね。 以前の話で、地面に向かって そして地球の中心に向かってまっすぐ伸びるものほど陽性は強いので これはどちらかというと陽性ですよね。 それでは葉っぱはどうかと言うと、 若い頃は天に向かってまっすぐに伸びて生きます。 これは陰性ですね。 根っこの方が陽性で、葉っぱの方が陰性。 これがバランスよくできているから ある意味プラスマイナスゼロということでしょうかね。 面白いのは、ちょっとこれも脱線っぽいんですが 大根って、大きくなって雪がよく降る頃になると 今まで天に向かっていた葉っぱが 地面に張り付くように放射状に広がって伏せてくるんですよね。 地表で地面に這うように伸びるものって陽性でしたよね! そして、若い頃よりは葉っぱも硬くなってきますよね。 これも陽性でしたよね。 寒い(陰性)大気には陽性になって対応しているんですよね。 なんかこんなのを発見すると意地らしい感じがしちゃいますよね。 「お~、よしよし」って感じです(笑) そしてひげ根なんかは白い食べる部分よりはもっと陽性ですよね。 どちらかというと地面際のあたりというのは この大根にしてみれば中庸ということになります。 すると、大根の白い部分は長さがありますが 一番地面の奥深くの先細りした部分(陽性がち)と 地表に近い部分(陰性がち)とでは 味が違っても当たり前ということになるんですね。 先細りした陽性がちの方が辛味は強くて 地表に近い陰性がちのほうは甘みが強いですよね。 地表に近い方は色も緑がかっていますから色の陰陽でも違うんですね。 葉っぱも然りですね。 上としたでは色も形も違いますし、当然味も食感も違ってきます。 お手当てとして食材を使うときにはこういった陰陽を考慮して ある部分だけを使うようなことがありますが 食事としてそこそこ健康な方であれば この陰陽全体のバランスを考えた方がいいので 全体が満遍なく混ざるように調理するようにした方が良いでしょうね。 いろいろと余計なお節介かもしれませんが、 ここでこんなのを読んでくださる方たちはきっとマニアックな方が多いと思うので (笑) 大目に見て楽しんで読んでくださいね。 今日言いたかったことは、包丁を使うことで食材丸ごとから向かえると 陰陽を知っていると細かなバランスを知ることが出来るという 面白さがあるんですということでした。 こんなこと考えてニヤニヤしながら まな板に向かっているのも周りから見たら不気味でしょうが(笑) いろんな気付き、発見があるって楽しいですよね! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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