ひとりごとワンダホー

新米FBI捜査官・名無し（仮名）の激闘の記録、最終回。

※妄想劇場です。

【Round final：ハピバスデー俺】

名無し「さあ！私を祝ってみろ!!」
Ｌ「なんですか。10日ぶりにやっとＬコミュニケーターを立ち上げたと思ったら」
ワタリ「Ｌ、名無しさんからこれを」（バースデーケーキ）
Ｌ「ああ、誕生日でしたか。フェリス・コンpもぐもぐ」
名無し「なんだぁー！そのテキトーな態度はー！つーか、なんで僕の誕生日なのにＬだけがバースデーケーキ食ってんのさ。しかもホール丸ごと」
Ｌ「通信機越しなんだからしかたないじゃないですか。おいしいですよ。もぐもぐ」
名無し「ちくしょうちくしょう。約束のプリンも結局くれなかったし、今朝もＬコミュ立ち上げてすぐに『名無しさん、今日は…』とか言い出すからなんか特別会話でも始まるのかと期待したのに全然関係なかったし。とんだいけず野郎だぜ。プンプン」
Ｌ「蠍座なだけあって根に持つ性格ですね。とんだ言いがかりですもぐもぐ」
名無し「言いがかりじゃねえ！人がプリンのために何周したと思ってんだ」
Ｌ「名無しさん。あなたにはFBI捜査官…いえ、人間として大切なものが欠けています」
名無し「な、なんだと？」
Ｌ「想像力です。私は確かに約束どおりあなたにプリンを贈った。しかし、それはシナリオでは語られることがなかった。私の言いたいことがわかりますか？」
名無し「ま、まさか…。脳内補完しろと!?」
Ｌ「賢いですね」
名無し「うわーん！褒められたー!!（泣）」
ワタリ「まあまあ、気落ちなさらずに。名無しさんのためのバースデーケーキも、今日中にお届けするよう手配いたしましたので」
名無し「ありがとうワタリさん…。いや、幻の菓子職人」
Ｌ「もちろんそのケーキも脳内補完していただきます」
名無し「鬼ーっ！くっそう、こうなったら脳内補完で、お口にアーンで食べさせてやる！」
Ｌ「通信機越しに？」
名無し「……。むなしい…」


終わり。


Ｌ「生まれた日などさほど特別ではありません。私には、あなたとお話しする時間こそが何より特別なのです」


終わり。