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テーマ:JR九州(139)
カテゴリ:鉄道
2005年8月に撮った787系BM-107編成特急「有明」。
車体に「ありあけ」の赤いロゴをちりばめて「つばめ」と区別している。 そもそも、787系に「有明」編成が投入されたのは2000年のこと。 「つばめ」の9・7連車を7・6連に変更したことで大量に中間車が余った。 そのため、先頭車を新製or中間車の先頭化改造した上で使用し始めたのがこの「有明」編成だ。 この787系の投入にあたって783系は「有明」運用から撤退し、塗色変更とサハ783形100番台の先頭化改造されて「みどり」「ハウステンボス」として使用、従来から使用していた485系「みどり」「ハウステンボス」はカコに転属して現在に至っている。 そんなことをしてもう7年も経つとは・・・。 では、有明の話に戻って・・・ 787系「有明」編成は余剰車の継ぎ接ぎで作った編成なので、車番と編成番号がすべての編成で一致しているのはクロハ786のみとなる。 また、反対側の先頭車クハ787は0番台と100番台があり、前者が新製車、後者が先頭化改造車である。 クハが新製の編成番号はBM-101編成~BM-106編成で編成番号が各1~6である。 一方の100番台車はBM-107編成~BM-111編成で車番は改造される前のサハの番号をそのまま踏襲している。 新製車と改造車の見分け方は外見を見れば一目でわかる。 車体の中央にARIAKEロゴが入っているのがタネ車であるサハ787-100を改造した100番台、何も無くキレイに窓が並んでいるのが新製車の0番台である。 そんな787系だが、改造やリニューアルはされたものの廃車となった形式は無く、140両すべてが南福岡電車区に在籍している。 現在はJR東日本のE257系やJR西日本の683系に抜かれてしまったが、これらの系列が登場するまではJRグループの特急系列では最多だった。 現在は特急を中心に「リレーつばめ」「有明」「きらめき」「かいおう」に使用されている787系。 九州新幹線全線開業後の行方が気になるが、確実に言えるのはやはりカコや大分に在籍中の485系全17編成73両を何らかの形式で置き換えると言う事だろう。 最近のJRは国鉄形式の置き換えを進めているが、それはJR発足20年ということもあってのことだろう。 しかし、鉄ファンにとってはやはり歴史を物語る「カギ」みたいなもの。 時代が流れることは仕方がないが、やはり良いものはいい。廃車という選択肢だけでは無いのが今の世の中なのだ。 BM-107編成。写真のクハは先頭化改造車のクハ787-102だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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