旅はつれづれ　世は情け

最近、朝、目をさますと、
隣で娘が人知れず、寝返りにチャレンジしています。

顔を真っ赤にして反り返り、足を上げて、
ううーーんとうなりながら寝返ろうとするのだけど、
下になった方の手が上手に抜けず、なかなか上手くできない。

しまいには泣き出して、指をしゃぶりながら寝てしまうのですが、
次の朝にはまた１人で、顔を真っ赤にして練習しています。

こういうのを見ていると、
人間はそもそも、
可能性に挑戦し続けるようにプログラムされているんだなと
思わずにはおれません。

生まれて3ヶ月で、
まだ、ほめてもらう意味もわからないだろうに、
一生懸命チャレンジしています。
誰と競争するわけでもなく、
ただただ、１人で練習しています。

しかも、赤ちゃんはさぼらないし、あきらめない。

本能、といえばそれまでなんだろうけど、
人間のあるべき姿を教えられているような気持ちになります。