開催日:2016.6.18(土)13:30開演
場所 :長野県松本文化会館大ホール(2,000名収容)
松本地域を代表する学校の1つである松本深志高校吹奏楽部の定期演奏会に行ってきました。
プログラム
第1部
1.松本深志高校吹奏楽部のためのファンファーレ
2.キャンディード序曲
3.マーチ・スカイブルードリーム
4.トゥーランドット
-第35回記念OBOG特別ステージ-
5.序曲「春の猟犬」
6.ディスコ・キッド
第2部
-オリジナル音楽劇-
「Dance it!」
第3部
-ステージドリル-
7.アンダー ザ シー
8.ディズニー・ファンティリュージョン!
-世界旅行特集-
9.「アラジン」セレクション
10.シング シング シング
11.サンバ・デ・ジャネイロ
12.オー シャンゼリゼ
13.ミッションインポッシブルのテーマ
14.ライオンキング
アンコール
15.さくらんぼ
レポート
松本深志高校吹奏楽部のためのファンファーレ
オリンピックのファンファーレを思わせるカッコイイ曲です。作曲は「K点を越えて」でおなじみの高橋伸哉氏ということで清涼感あふれる曲想がとても印象的でした。
キャンディード序曲
先週に引き続いて耳にするということで、曲に慣れた感じで楽しむことができました。全体的に整った感じの素晴らしい演奏でしたが、特に弱奏部のハーモニーがキラキラとしていてステキな感じがしました。
マーチ・スカイブルードリーム
この曲を聴くのは何度めか?!という感じになってきましたが、聴いていて心地よい曲は何度聴いても飽きないものだなと思いました。
トゥーランドット
今回は後藤洋氏編曲版での演奏になりました。トゥーランドットというと誰も寝てはならぬのくだりが最も有名なところで、編曲にあたってはそのフレーズをいかに上手に使いまわすかという感もありますが、それ以外の幕も躍動感があってなかなかに聴き応えありというところでした。ましてコンクールの自由曲ともなればクオリティーも高くて久しぶりにトゥーランドットで感動した次第です。
序曲「春の猟犬」
OBOGの特別ステージの1曲ですが、つい一ヶ月前にも上田市吹の定演で聴いたこともあり、相変わらず演奏機会が多いなという感がありましたが、それだけに名曲ということかもしれません。
ディスコ・キッド
よく演奏されるが、なかなかに難易度の高い曲という感があります。
-オリジナル音楽劇-「Dance it!」
家の貧しさから劇団に入ることを諦めていた少年。しかし、オーナーとの出会いで少年は劇団に入ることに。そして3年後、初めて主役となった公演を前に事件が起きる...。というストーリーの音楽劇ですが、スリルあり、ドロドロあり、の朝ドラ顔負けの良く練られたシナリオが素晴らしかったです。そして劇中でストーリーに合わせる形で「ポップス描画曲メイン・ストリートで」「私のお気に入り」「Top of the World」「ボイジャー」の4曲が演奏されました。
アンダー ザ シー&ディズニー・ファンティリュージョン!
ステージドリルではおなじみの2曲ですが、連続での演奏となりました。いずれもステージドリルなので暗譜での演奏となりますが、けして易しくない2曲だけにこれはすごいと思わざるを得ないところでした。
「アラジン」セレクション
世界旅行特集の1曲目。アジア音楽からのエントリーとなりました。アラジンといえばアラビア。冒頭の怪しげな調べはまさにアラビア的。でもホールニューワールドはちょっとアラビアっぽくなくてアメリカ的な洗練された音楽という印象を受けたのは私だけでしょうか・・・。
シング シング シング
早いテンポでの演奏となりました。シングシングシングといえばクラリネットのソロがカッコイイ訳ですが、そのあたりも楽しませて頂きました。
サンバ・デ・ジャネイロ
曲名ではピンとこないかもしれませんが、曲を聴くとあの曲か!ということで、ご機嫌のブラジルサウンド曲です。
オー シャンゼリゼ
フランス的な香りのする曲。演奏にあたってはこの編曲が岩井氏なのでなかなか容赦のない内容になっているものの、そこはさすがのFPWEの演奏という感じがありました。
ミッションインポッシブルのテーマ
プログラムに無かったサプライズ曲となりました。こういった遊び心がなかなかよいインパクトになったかなというところです。
ライオンキング
アフリカ音楽からのエントリーということですが、解説によればアフリカの世界観が力強い金管の音色を中心に奏でられとあり、なるほどたしかにそういった感がありました。
さくらんぼ
えらく懐かしい曲という印象がありました。大塚愛の全盛期の曲ということで、キュートだった大塚愛のイメージが湧いてきた次第です。
まとめ
いままで松本の高校の定期演奏会はいくつか拝見させて頂きましたが、松本深志については今回が初鑑賞となりました。内容的には、クラシック、OBOG、音楽劇、ステージドリル、ポップスと全ての要素を盛り込んだとても質の高いステージで、略称であるFPWEという合言葉も新たに認識することができました。