1109953 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

演 奏 会 の 旅

演 奏 会 の 旅

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

元帥閣下

元帥閣下

Favorite Blog

Comments

元帥閣下@ Re[2]:2013 柳町中学校吹奏楽部演奏会 第3部(10/16) ぅ〃*さん 演奏会お疲れ様でした! 10月1…
ぅ〃*@ Re:2013 柳町中学校吹奏楽部演奏会 第3部(10/16) 2014.10.12(ホクト文化ホ-ル.中…
ぅ〃*@ Re[1]:2013 柳町中学校吹奏楽部演奏会 第3部(10/16) わざわざお返事ありがとうございましたっ!…
元帥閣下@ Re:2013 柳町中学校吹奏楽部演奏会 第3部(10/16) ぅ〃*さん、詳細なレポートありがとうござ…
ぅ〃*@ Re:2013 柳町中学校吹奏楽部演奏会 第3部(10/16) はじめましてっ…でいぃのかな〃 柳町中学…
August 20, 2022
XML
テーマ:オーボエ(14)
カテゴリ:吹奏楽
開催日:2022.8.20(土) 13:30開演(171名収容)晴れ
場所 :飯山市文化交流館なちゅら 小ホール

オーボエ(藤井貴宏氏)&ピアノ(原田愛氏)のDUOへ行ってきました。ぺんぎん

プログラム
前半
1.オーボエソナタ ニ長調 op.166 / C.サン=サーンス
  1.アンダンティーノ
  2.アレグレット
  3.モルト・アレグロ
2.動物の謝肉祭より「白鳥」/ C.サン=サーンス
3.シシリエンヌ op.78 / G.フォーレ
4.リーダークライス op.39より / R.シューマン
  ・間奏曲
  ・月夜
5.三つの小品 / M.ヘッド
  1.ガヴォット
  2.エレジーダンス
  3.プレスト

後半
6.アダージョとアレグロ 変イ長調 op.70 / R.シューマン
7.ガブリエルのオーボエ / E.モリコーネ
8.交響曲第9番 新世界より第2楽章(家路) /  A.L.ドヴォルザーク
9.夢のあとに / G.フォーレ
10.ベッリーニへのオマージョ / A.パスクッリ

アンコール
11.「アヴェ・ヴェルム・コルプス」ニ長調、K.618 / W.A.モーツァルト

レポート
オーボエソナタ ニ長調
藤井氏よりコンサート開催にあたってのご挨拶、オーボエの構造についての説明と相方のピアニスト原田氏の紹介の後に演奏に入りました。そして1曲目から本格的なオーボエソナタということで、聴き手側も大いに気合が入りました。このあたり、大曲感はあるけれど、まずオーボエの音色をじっくり知ってもらいたいという主旨であえてソナタを演奏したとのことで、大いに感じ入るところがありました。歩く人

動物の謝肉祭より「白鳥」
サン=サーンスの生存中はふさげすぎているという理由で出版されることがなかった動物の謝肉祭の中で、唯一出版されていたのが第13曲の白鳥ですが、元祖はフルート?チェロ?で争われているそうで、その争いをよそに今日はオーボエでの美しい調べを楽しませていただきました。先日のヴァイオリンとハープのデュオコンサートで、じつは瀕死の白鳥が力尽きて湖へと沈んで行く様を描いたものであるということを知ってからなんとなく曲の感じ方が変わった訳ですが、改めて音楽は言葉以上に物語を表現できるものだなと感じた次第です。ひよこ

シシリエンヌ
デュオコンサートでは、本当によく演奏されている楽曲と思いますが、オーボエの哀愁のある音色で奏でられるとまた深みがいっそう増す印象がありました。また不思議なもので、何度聴いてもまた聴いてみたい・・そんな魅力があるのかもしれません。ワイングラス

リーダークライス
クラシックの音楽史について作曲家を列挙しながら解説がありました。リーダークライスはドイツの作曲家シューマンが作った歌の曲ですが、愛を語る作曲家と言われるシューマンの魅力がとてもよく表現されていて、フレーズの1つ1つがとても心に染み入るひとときになりました。マイク

三つの小品
英国のエルガーやホルストなど並ぶヘッドの楽曲ですが、藤井氏より本日初披露。そして初めて聴いた人にもわかりやすいすてきなメロディーというお話がありました。3楽章に分かれており、それぞれ表現されているテーマが違っていて、とても上品でステキな小品という印象がありました。モータースポーツ

アダージョとアレグロ 変イ長調
後半の1曲目は、再びシューマンの作品となりましたが、藤井氏よりアダージョとアレグロとは? 音楽のテンポ感について考察がありました。アダージョはゆったりしたとても心地よい音楽。そしてアレグロは、アップテンポの疾走感のある音楽と感じました。構成とすればアダージョとアレグロがしっかり区別されている訳ではなく、気付けばいつのまにかアレグロになったりアダージョになったりと、そういった色彩感の変化が面白い曲でもありました。マラソン

ガブリエルのオーボエ
映画ザ・ミッションで有名なモリコーネの名曲ですが、藤井氏よりこの曲をプログラムに入れることになって、まわりの反響が予想外に大きくて驚いたというお話がありました。映画の内容とすれば、言葉の通じない原住民に音楽で対話を試みて心を通わせた・・・。そんな感じだったかと思いますが、贅沢にも藤井氏のオーボエの生演奏でその世界観が表現され、それをリアルに聴くことができた幸せをかみしめたひととになりました。さくら

交響曲第9番 新世界より第2楽章(家路)
ここからはイングリッシュホルンに持ち変えての演奏になりました。それに先だってイングリッシュホルンの起源について解説があり、300年の歴史を持つ古い楽器であり、それゆえ曲もたくさんあるとのことでした。そしてここで事前に配布されたプログラムには記載されていないサプライズとして新世界より第2楽章の演奏になりましたが、この曲はなんといっても前奏の音の並びが神だろう!という論議が、藤井氏と原田氏で交わされる一幕がありました。実際に曲を聴いてみて私も神だろうと思いましたが、改めてクラシック音楽が現代でも繰り返し演奏されている理由の1つにこういう要素(完成された芸術性)があるのではないかと感じました。四つ葉

夢のあとに
フォーレのおなじみの楽曲の1つですが、こんなに悲しみ・絶望感を見事に表現した楽曲があるとは!というのが聴く度に感じるところです。また今回は、イングリッシュホルンという哀愁のある音色で奏でられたことで、その想いが増幅された感がありました。仕事かばん

ベッリーニへのオマージョ
コンサートの締めくくりは、とても上手なオーボエ奏者にして作曲家のパスクッリが失明という不幸に見舞われ、その後難しい曲をたくさん書いた中の1曲であるこちらの楽曲となりました。いわゆる奏者が書いた曲というものは難しくても練習を重ねて行けばその楽器に馴染むよう書かれている傾向があるそうで、この曲もそういった傾向があるのだろうかと想いつつ聴かせていただきました。パレット

アヴェ・ヴェルム・コルプス
藤井氏よりここまで演奏家にとって至高の存在であるモーツァルトの楽曲を取り上げていなかったので最後に演奏しますとのお話でアンコールとなりました。藤井氏は昨年ヴァイオリンとオーボエで奏でるモーツァルトの世界Vol.2というツアー公演も行っており、そのこだわりを随所に感じるところがありました。王冠

まとめ
今回コンサートが行われた飯山市文化交流館なちゅら 小ホールは私自身コンサートで訪れるのは2回目だったのですが、藤井氏より「壁に飯山特産の和紙が使われており、とてもすてきな響きがする全国的に見ても珍しいホールです。」ということで、見た目も黒い繊維がアクセントのようにあしらわれておりとてもお洒落と感じました。響きとすれば、ステージ上の演奏者はとても自分の音がよく聴こえてやりやすいような感じがあるのかもしれません。また今回、ステージバックの窓のブラインドが上げられて外が見えるようになっており、全面ガラス張りという訳にはいかないものの、とても開放感もあって良いと感じました。きらきら





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  August 27, 2022 12:03:17 AM



© Rakuten Group, Inc.