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テーマ:管弦楽(51)
カテゴリ:吹奏楽
開催日:2023.5.4(木) 14:00開演
![]() 場所 :松本市音楽文化ホール・メインホール(693名収容) 松本モーツァルト・オーケストラ ベートーヴェン・シンフォニーシリーズ-第5回-に行ってきました。 ![]() プログラム 前半 《モーツァルト》 ディヴェルティメント 第15番 変ロ長調 KV287(271b.271H) 『ロードロン・セレナード 第2番』 第1楽章 Allegro 第2楽章 Tema con Variazioni.Anfante grazioso 第3楽章 Menurtto 第4楽章 Adagio 第5楽章 Menurtto 第6楽章 Andante-Allegro molto ヴァイオリン独奏 牛山孝介 後半 《ベートーヴェン》 交響曲 第4番 変ロ長調 作品60 第1楽章 Adagio-Allegro vivace 第2楽章 Adagio 第3楽章 Allegro molto e vivace - Trio Un poco meno allegro 第4楽章 Allegro ma non troppo アンコールあり レポート ディヴェルティメント 第15番 変ロ長調 KV287 演奏後に指揮の横島勝人氏からのコメントがあり、数あるモーツァルトのディヴェルティメントの中で最長の46分という尺を持つこともあって、なかなか演奏する機会もないとのお話がありました。確かに、46分もあれば通常の公演の尺の1ステージ分をほぼこの1曲で占めてしまうことにもなり、プログラム的にも構成に入りにくいのかもと思いました。そしてなんといっても46分もの間ソリストはずっとその緊張に耐えなくてはならない・・・という過酷なこともなかなか演奏されない理由の一つなのかもしれず、そんな貴重な演奏の機会を捉えて拝聴することができたことがとても幸運に感じられました。 ![]() 交響曲 第4番 変ロ長調 作品60 横島氏より第4番が作られたのは、ベートーヴェンが恋人もでき、気持ち的にとても幸せな時期であったとの紹介がありましたが、そんな気持ちを反映してか第4番はとても甘い雰囲気のある交響曲で、色で示すとすれば「ピンク」の楽曲と感じました。パンフレットには、第4番は第3番『英雄』と第5番『運命』に挟まれて目立たない曲とのことでしたが、第4番は副題に『恋心』とでもつけられれば良かったのかなというところです。そして私的にはちょうどひと月ほど前に第3番を聴く機会があったのですが、じつはあまり琴線に触れるものが無く、曲想が自分の好みには合わないのかな?と感じていたのですが、この第4番は全ての楽章で聴いていて心が和むところがあり、お気に入りの交響曲の1つになった次第です。 ![]() まとめ 松本モーツァルトオーケストラは、2007年秋にモーツァルトの交響曲全52曲を10年かけて演奏しようという大きな目的のために結成された団体とのことですが、その目的を2018年に果たした後は、ベートーヴェンの交響曲全9曲を演奏するシリーズを開始して、現在までに1番2番3番をコンプリートし本日は4番の演奏。そして楽団の名前通りにモーツァルトの楽曲も合わせて取り上げるという二本立てのプログラムで年2回の公演を行っているとのことで、とても魅力的な団体であると感じました。 ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 4, 2023 10:01:06 PM
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